口頭による契約の有効性とその成立条件について

公開日: 相談日:2017年07月23日
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口頭による契約の有効性とその成立条件について、以下の2点につきご質問いたします。

雇用者と被雇用者の間には、雇用契約書が存在しています。
しかしながら、被雇用者に何らかの不満を抱いた雇用者側は、雇用契約書に定められた雇用条件を切り下げる措置をとりました。

雇用者側は「契約内容の変更について、口頭による説明を行い合意を得ている」と主張しているのに対し、被雇用者側は「全く知らない。聞いていない」と主張しています。
しかし、雇用者側は「口頭による合意がある」ことを主張して変更後(としている)の契約のみを履行し、契約書に記載された当初の契約を履行する意思はありません。
被雇用者側は、「そんな話は聞いたことがない」として、契約書が存在する当初の契約を引き続き履行することを主張しています。

変更前の契約内容については、契約書が存在しておりその内容を確認することができるのですが、変更後の契約については雇用者側の「口頭による合意がある」との主張のみであり、双方の合意を示す契約書等の客観的な証拠は一切存在しません。

1.この場合、「雇用者及び被雇用者の両方の合意が確認できない以上、変更後の契約は無効であり、雇用者は当初の契約(契約書に記載された内容)を履行する義務がある」と考えますが、この理解は正しいでしょうか。

2.他方、「口頭による契約」についても、それ自体は有効なものであると考えております。
「口頭のみによる契約」が成立する条件につきまして、改めてお教えいただきたく思います。

以上、よろしくお願いいたします。

570468さんの相談

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  • 波多野 進 弁護士

    注力分野
    労働問題
    弁護士が同意
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    1 正しいと考えます。労働者にとって不利益な合意の認定は慎重になされるべきで合意の立証ができない以上は合意はないものとして扱われるはずです。
    2 口頭でも行為は成立し得ますが、抽象的には労働者が明示的に合意していたことを示す書面以外でも証拠が必要だと思います(個別具体性があるので、具体的に述べるのは難しいところです)。

  • 相談者 570468さん

    タッチして回答を見る

    波多野先生

    ご回答ありがとうございました。
    慣習的に労働条件の合意が口約束のみでなされていることが多い業界に関わっておりまして、改めて確認させていただきたいと思い、ご質問させていただきました。
    非常に得心のいく内容でした。

この投稿は、2017年07月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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