雇い止めにサインしてしまったが、後日理由書に記載されていたことに異議あり

公開日: 相談日:2019年08月28日
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1年以上契約社員として働いてきましたが、先日1ヶ月毎の契約かつ次回更新なしと変更されてしまいました。(そのときは理由は教えてもらえませんでした。)
その後、雇い止め理由書を10日以上経った今日もらいましたが、そこには
①当日欠勤・遅刻が多いこと
②業務上のミスが多く上長の再三の注意に関わらず改善されなかったこと
と記載がありました。
まず①については、昨年夏から母が重い病気で長期入院、短期入院、通院を繰り返し、付き添いや医師の説明等で、当日の遅刻や早退、欠勤もあり得るということを、母の病気が判明し入院する前から会社側の了承を事前に得ていました。また私個人のことでやむなく当日欠勤する場合も風邪やストレス性の腹痛など事前に予測できないものでした。精神科に長年かかっており、そのため障害年金を受け取っていることも説明済みです。
実際の頻度ですが、母が退院し体調が安定してからここ3ヶ月は遅刻欠勤していませんし、それ以前も月に1度か2度ほどです。
しかも病院に行ったら診療明細の写真をメールで添付、自宅療養なら時間が写っているニュース画像を2時間おきに3回撮って送信しなければならず、有給が残っていればたとえ病欠でもそこから消化されてしまっていました。また当日欠勤について注意を受けたことは一度もありません。
②についてもミスをしたらいわゆる始末書および改善点を提示しましたし、また改善に努めてきました。同じミスを何度もしたことはありませんし、上長から再三に渡る注意など受けたこともありません。

さらにいえば会社から更新があったであろうときに渡される労働条件通知書もなく、(これは他の契約社員ももらっていないとのこと)最初の契約で就業規則についての通知なども受けた記憶もない上、契約書の控えももらっていません。(これは会社の義務ではないそうですが)
私自身、告知された際、1ヶ月契約更新なしの契約書にうっかりサインしてしまいましたが、なぜか今日理由書とともに、そのときサインした契約書の原本を渡されました。(そのコピーは会社が持っています。)

相談としましては以上の理由で雇い止めは可能なのでしょうか?
また雇い止めの契約を撤回してもらうには労基?組合?弁護士?どこで解決してもらうのがいいのでしょうか?

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回答タイムライン

  • 今村 幸次郎 弁護士

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    労働問題
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    1 有期労働契約の更新拒絶(いわゆる雇い止め)は、労働者が契約更新に対して合理的な期待を有している場合であって、その雇い止めに、客観的に合理的な理由や社会通念上の相当性がない場合には無効とされます(労働者が契約更新を申し込めば、使用者はこれを承諾したものとみなされます。労働契約法19条)。
    2 したがって、この雇い止めを争うには、まず、あなたに、契約更新に対する合理的期待があるといえなければなりません。そして、その場合、「次回は更新しない」ということが記載されている契約書にサインしたことが問題となります。このような「次回は更新しない」という条項は、不更新条項と呼ばれていますが、これが有効とされれば、そもそも、契約更新への期待はないとされてしまいます。しかし、このような「不更新条項」は、次回不更新とすることの理由が適切に説明され、労働者が納得していたなどの事情がない場合には、そのまま、その効力が認められないこともあります。
    3 契約更新に対して合理的な期待があると言える場合、次に、会社が言っているような理由が、客観的に合理的な理由となるか、つまり、そのようなことが事実として存在するか、その程度、態様等はどうかなどが問題となります。
    4 あなたのケースは、「不更新条項」の効力、雇い止め理由の有無・成否のいずれについても、具体的な事実関係に基づく微妙な判断となりそうです。労働組合による団体交渉も解決の道ですが、一度、弁護士に相談してみるといいかと思います。

この投稿は、2019年08月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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