服務規程に関する事

正社員として勤務して、まる7年になります。先日、今年度から、服務規定書を配布し、毎年契約をするとの通告を、会社側から受けました。
その規定の中に「同業他社への転職を2年間禁止する」という条項が入っています。
入社当初には、服務規定書の存在すらなく、口頭で勤務時間に関する事と、公休に関する事の説明を受けたのみで、それ以外の規定の説明は一切なく、転職に関しての規制もされていませんでした。実際、過去の転職者は、ほぼ全員同業界内の転職です。
また、有給休暇等の労働者の権利に関しても、きちんとした規定を設けておらず、労働者側から要請してやっと整備したくらい、何の取り決めも無い会社でした。

そんな会社が、いきなり細かい服務規定を作り、あまつさえ、事前説明もなく退職後に関わる条項まで盛り込んだ書類に署名するよう言ってきた為、「この条項がある以上は、署名、捺印は出来ない」と拒んだところ、「法的な問題は一切無い。」の一点張りで、話は平行線を辿るばかりです。

私は、年齢的な事も有り、今更別業界の職種に就けるとは思えません。家族がいますので、2年間フリーターする訳にもいきません。入社時にその説明を受けていれば、今の会社には入りませんでした。

この服務規定書に従えない場合、退職するしかないのでしょうか。今すぐに辞めたい訳ではないので、悩んでいます。
どなたか、アドバイスを頂戴できないでしょうか。
宜しくお願い致します。
2013年02月22日 21時13分

みんなの回答

北山 祐記
北山 祐記 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 北海道8
ありがとう
条項は労働者の仕事を選択する権利を著しく侵害し無効ですから、気にすることはないです。同業他社に転職して、賠償請求されてもあなたは負けません。
ただ、お得意先を引き抜きまくるようなこと、顧客リストを持ち出すようなことをすると別ですから、気をつけましょう。
結論としては、サインしても問題ないです。

2013年02月22日 21時19分

好川 久治
好川 久治 弁護士
労働問題に注力する弁護士
弁護士が同意1
ありがとう
署名しないからと言って退職しなければならないわけではありません。会社は必要があれば就業規則で服務規定を定めればよいわけですから、従業員から署名を求める必然性はありません。まして、署名しないからと言って解雇することはできません。

2013年02月22日 21時32分

鐘ケ江 啓司
鐘ケ江 啓司 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 福岡県1 労働問題に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
結論としては,同意をする必要はないし,同意しなかったことを理由に解雇したとしても解雇は無効と判断される可能性が高いです。そして,同意をしなければ競業禁止規定の効力はあなたには及ばない可能性が高いと考えます。

まず,「服務規程書を配布し,毎年契約をする」というのは,就業規則の変更に合わせて服務規程に従う旨の同意書を取るということだと思いますが,同意しなかったとして解雇される理由にはなりませんし,同意を取られてしまえば、同意さえしていなければ無効と主張できた競業避止規定が有効になりかねません。

次に,同意をしなかったとして,このような規定変更の有効性ですが,競業禁止規定は①競業制限の目的(会社の機密を守る必要がある等),②労働者の地位(機密に触れるような地位にあったか等),③競業制限の期間・範囲が妥当か,④代償の有無,といった点により有効性が判断されます。具体例としては,代償措置がなく,2年間の同業他社(隣接県まで含む)への就職を禁じた誓約書について,競業避止義務を認めた裁判例も存在します(東京地裁平成14年8月30日ダイオーズサービシーズ事件)。もしかすると,会社が問題ないといっているのはこの裁判例が根拠になっているのかもしれません。

しかし,これはあくまで労働者が誓約書を書いていた事例です。元々競業避止義務の負担を負っていない労働者が(なお,営業秘密の不正利用は不正競争防止法で禁止されていますが,競業自体は禁止されていません),新たに競業避止義務を負わされるという場合は話が違ってきます。就業規則の不利益変更にあたり,不利益を正当化するような合理性があるようにも投稿では見えませんので,有効とするのは難しいと思います。

もっとも,就業規則の不利益変更の問題は実際の条項と労働実態などを見ないと有効性が判断できないものです。
会社と揉めているということであれば,労働者で団結して不同意を貫くか,近くの弁護士へのご相談をお勧めします。

2013年02月22日 21時49分

この投稿は、2013年02月22日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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