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公開日:

同業者への転職について

2016年11月25日
現在、転職を考えています。
同業者への転職を考えていますが、前職で契約時に「同業者への転職を禁止する」という形で結びました。
退職時、同じような内容での誓約書などは書いていません。また、就業規則にも表記はありません。
この場合、同業者へ転職した場合に賠償責任等の問題は発生するでしょうか。
こちらの質問で何件は同じ質問を拝見しましたが、契約時に交わしたという表記はありませんでしたので質問させていただきました。
尚、
①退職金はもらっていない(退職時、特に金銭面等で優遇されてはいない)
②転職先は、前職の以前に勤めていた会社であり、技術的にも知識的にも前職の会社より上である。
③前職の会社より情報などは持ち出していない
④退職理由は、お互いの同意での契約終了という形である

以上が退職時の状況と転職先の状況です。
宜しくお願いします。
相談者(504220)の相談

みんなの回答

鈴木 祥平
鈴木 祥平 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都3 労働問題に注力する弁護士
弁護士が同意1
ありがとう
競業避止義務の問題であろうかと思います。競業避止義務については、当然に発生するわけではなく、契約上で合意をした場合や退職時に誓約書を書いた場合などに発生する義務です。ただ、必ずしも合意をしたからといって同業者等に転職をしていけないわけではありません。というのは、そのような合意は、退職者の職業選択の自由を著しく制約するような内容であるため公序良俗違反として無効として評価されることがあるからです。

実際の裁判例などを分析してみると、以下の要素を考慮して有効・無効を判断しております。① 終業印の地位や担当していた職務の内容、
② 競業禁止とされる職種・地域・期間、
③ 代償措置の有無・内容(退職金の増額などの経済的な補填など)、
④ 競業禁止とする必要性

この要素から判断をするに、あなたの場合については、競業避止義務を負わせる合意については無効であると考えられることから、競業避止義務違反であるとして前職の会社が法的な措置を講じることはできないというべきでしょう。 

2016年11月25日 18時18分

この投稿は、2016年11月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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