業務委託契約の解除について

現在業務委託契約で美容師をしています。まもなく契約解除をしたいと考えています。
その際に

①現在指名してくださっているお客様へ、今のお店を辞める事と次の働き先のお店を伝えることは違法行為?でしょうか?
業務委託契約書には「乙は甲に生じた損害を賠償する義務を負う」と記載されていますが、もし指名のお客様が新しいお店に来店された場合はこれに該当するのでしょうか?

②辞める際に競業避止義務の文書がある誓約書へのサインを求められた場合はサインしなくても良いのでしょうか?

③自分の健康状態から今のお店を辞めたいのですが、人手が足りないからと止められています。
相手の合意がない場合は業務委託契約を解除できないのでしょうか?

よろしくお願いします。
b4_1c94さん
2018年08月20日 13時26分

みんなの回答

中園 達也
中園 達也 弁護士
労働問題に注力する弁護士
ありがとう
はじめまして、契約解除ということで大変な時期だと思います。
全貌はかなり複雑な相談かと思いますが、私が回答できる範囲でご回答いたします。

①業務委託契約書には「乙は甲に生じた損害を賠償する義務を負う」と記載されていますとのことですが、お客様が新しいお店に来店されたとしても、殊更にあなたが引き抜いたわけでないのであれば、損害賠償まではされないでしょう。

②競業避止義務については、サインを拒否しても問題ありません。

③相手方との合意がない場合でも、辞めることは可能です。但し、あなたが相手が不利な時期に辞めた場合は、それによって生じた損害を賠償するよう請求される可能性があります(民法651条)。
そのため、合意までする必要はないものの、
・1~2カ月ほど事前に退職時期を明示する
・当方としては譲歩していたが、相手方が一方的に辞めさせなかったことの証拠として話し合いの音声等を残しておく。
といった自衛手段は必要ではないかなと思います。

2018年08月20日 14時22分

岡田 晃朝
岡田 晃朝 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 兵庫県1
ありがとう
> ①現在指名してくださっているお客様へ、今のお店を辞める事と次の働き先のお店を伝えることは違法行為?でしょうか?

今、働きながら、積極的に広告することは問題でしょう。
協業避止規定の問題もありますし、現在の業務における職務専念義務の問題もありますので。

> ②辞める際に競業避止義務の文書がある誓約書へのサインを求められた場合はサインしなくても良いのでしょうか?
>

はい。

> ③自分の健康状態から今のお店を辞めたいのですが、人手が足りないからと止められています。
>
> 相手の合意がない場合は業務委託契約を解除できないのでしょうか?

いいえ、もっとも労働期間などの定めがあれば、その途中での解約は損害賠償の対象となるでしょう。

2018年08月20日 15時25分

b4_1c94 さん (質問者)
ご回答ありがとうございます。

>③相手方との合意がない場合でも、辞めることは可能です。但し、あなたが相手が不利な時期に辞めた場合は、それによって生じた損害を賠償するよう請求される可能性があります(民法651条)。
そのため、合意までする必要はないものの、
・1~2カ月ほど事前に退職時期を明示する

相手が不利な時期と言うのは人手不足と言うのも当てはまりますか?
また、自分の健康状態から働くのが厳しい場合でも当てはまりますか?

ちなみに退職希望日の1ヶ月半前に伝えました。

2018年08月20日 17時49分

b4_1c94 さん (質問者)
>今、働きながら、積極的に広告することは問題でしょう。
協業避止規定の問題もありますし、現在の業務における職務専念義務の問題もありますので。

競業避止義務に対してはサインなどしていないのですが、その場合も指名のお客様に次の働き先をお伝えするのは問題となってしまうのでしょうか?


>もっとも労働期間などの定めがあれば、その途中での解約は損害賠償の対象となるでしょう。

契約は一ヶ月更新で、「期間満了の一週間前に甲乙のいずれからも意義がないときは自動更新されるものとする」とあります。
契約解除を申し出たのは退職希望日の一ヶ月半前になります。
損害賠償の対象にはならないでしょうか?

2018年08月20日 18時02分

中園 達也
中園 達也 弁護士
労働問題に注力する弁護士
ありがとう
>相手が不利な時期と言うのは人手不足と言うのも当てはまりますか?
>また、自分の健康状態から働くのが厳しい場合でも当てはまりますか?

法律上、どのような場合が、ということまで決まっているものではなく、
あとは具体的な事案に応じてということになるため、私の個人的な見解や先入観でお返事をすると誤った回答をする可能性があります。
そのため、恐縮ですが回答は以下程度に留めさせてください。

たとえば、個人商店で従業員が少数しかいないのに、敢えて人手不足に併せて急に退職するというような故意的な場合には、当てはまる可能性はあるかと思います。
といった風に詳細な場面設定が必要になるため、そこから先はお近くの弁護士等にご相談されるのが良いかと思います。

2018年08月21日 10時53分

この投稿は、2018年08月20日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

関連度の高い法律ガイド

【弁護士Q&A】退職した後元の会社の顧客や従業員を引き抜くことのリスク

退職して独立する場合、独立後に元の会社の顧客や従業員とのコネクションを活用したいと考える人もいるでしょうが、場合によっては元の会社との間でト...

この相談に近い法律相談

  • 競業避止義務について

    事業譲渡契約書の条文に下記の内容が記載されています。以下についてご教示ください。 条文 譲渡会社甲は譲受会社乙に対して会社法21条に定める事業譲渡者としての競業避止義務を 負うものとする。 上記のように甲乙2者間のみ記載されていますが、この内容は甲のグループ会社にも適用(義務を負う) されますでしょ...

  • 競業避止義務契約について

    在職中に、従業員に対して「競業避止義務契約」を締結をお願いすることについて。 当方、エステサロンを経営しておりますが、 現在働いてくれている従業員に対して、競業避止義務契約をお願いすることは可能でしょうか。 その際、以下4点気になっております。 1、雇用中の従業員、またこれから雇用する従業員に対して、  その...

  • 競業避止義務契約について

    こんにちは。 私は予備校講師をしております。 現在、働いている予備校の経営状況が芳しくないため、競合会社への転職を考えております。 しかし、競業避止義務契約を書面で結んでしまっているため、2年間は競合会社に 転職できないのでは思っています。 わたくは会社で幹部等ではないです。 この契約は有効となりますでしょうか。

  • 競業避止義務について

    競業避止義務について質問です。 私は今、個人事業主として某会社で委託業務として働いています。しかし、今月8月末に契約が切れる可能性があり、今働いている会社からは、委託の契約が切れるなら、そのまま社員にならないかと言われています。 私はせっかくなので、入社したいのですが、契約時に ・1年間同業では働いてはいけない。...

  • 競業避止義務

    退職後に競業避止義務を負わせる旨の誓約書(一定期間、今までの顧客には一切の営業活動を行わない)を会社が社員に書かせた場合、退職後に、その元社員に対して、お客様からの依頼により受注した場合でも、債務不履行となるのでしょうか?営業活動とは能動的に働きかけるものだとすれば、問題ないと言う事になるのでしょうか?だとすれば...

法律相談を検索する

弁護士に依頼することを検討中の方はこちら

複数の弁護士にまとめて見積り依頼
費用対処方針比べて選ぶことができます。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

労働問題に注力する弁護士

よく見られているキーワード一覧

最近検索されたキーワード

法律相談を検索する

新しく相談する無料

競業避止義務の法律ガイド

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に相談しようと思ったら…

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

労働のニュース

  1. しゃぶしゃぶ鍋事件、被害男性「熱い鍋より、...
  2. 私学教員の部活指導など、「明確な指示」なく...
  3. タイムカード打刻「15分単位」で切り捨て…薬...
  4. ベネッセ個人情報流出、東京地裁が請求棄却「...
  5. 過労死遺族、官邸前に座り込み…高プロに反対...
  6. メディア業界のセクハラ、半数が同業者から ...
  7. 日本郵政、正社員の手当廃止で論議…梅田弁護...

活躍中の弁護士ランキング

労働問題の分野

ピックアップ弁護士

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。