外資系企業を退職する際、誓約書へのサインと有給消化分の交換を求められて困っている
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海外に本社があり、日本の現地法人で営業部長職をしていました。
このたび転職する事となったのですが、機密保持契約書のサインを、
最終月の有給消化分の給与と引き換えに求められています。
内容は全てが納得行く事項ではありませんでしたが、
サインを拒否した上で、有給消化分を受け取る事は可能でしょうか?
①業務上の機密事項の漏洩禁止
(こちらは同意出来る)
②同業他社への1年間の接触禁止と、今後1年間に渡り、
本社から要望があった場合にレポートの提出などが記載されている
(レポート提出に対しての対価の記載がなく、次の業務への支障もあり同意は出来ない)
③今回の退職にあたっては、日本法人で退職金を設定していないため、
給与以外の報酬は一切貰っていない
(ボーナス支給は5月、当初取り決めの10月~3月業務分の報酬もなし)
④有給消化についても、一月分を有給として消化していたが、
その際には「必要に応じて出社して業務のサポートなど行う」と約束としてあり、
こちらについては当初の取り決め通りに業務も遂行している
⑤有給前に「必要時の業務サポート」と「機密保持契約のサイン」を条件に、
支払いを認めると言う旨のメールは代表とやり取りをしている
(ただし、その時点では機密保持契約書は未作成)
上記②の内容については同意出来ないのですが、誓約書の不履行の場合は、
個人に対して莫大な請求を行うとの記載もありました。
来週に先方の日本弁護士事務所でサインをする為の打合せがありますが、
どの様に対処すべきか、アドバイス頂ければ幸甚です。
宜しくお願い致します。