会社を退職する場合、免許取得費用は必ず返済しないといけないのか?

今勤めている運送会社の退職を考えています。
その会社には今年の4月に入社しました。
業務が大型トラックに乗っての配送のため、普通免許しか持っていない私は会社から免許取得費用を全額(約50万円ほど)出してもらい中型、大型、牽引免許を取得しました。
その内半分はこちらが負担しないといけないため毎月の給与から2万円ずつ返済しています。
辞めたいと考えたのは上下関係の縛りがきつく自分の業務が終わっても先輩が帰るまではなかなか帰れないためです。
ただ、入社1年以内の退職をする場合は取得費用を全額一括返済をしなければならないとの旨が記された書類に著名をしたため躊躇しています。
今辞めら場合、取得費用は必ず返済しないといけないのでしょうか?
返済する場合分割への変更は可能でしょうか?

2019年08月15日 01時26分

みんなの回答

原田 和幸
原田 和幸 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都1
ありがとう
> 今辞めら場合、取得費用は必ず返済しないといけないのでしょうか?

必ずということではありませんが、サインをしている以上は、覚悟されたほうがよいかもしれません。

> 返済する場合分割への変更は可能でしょうか?

そこは会社側と交渉されてみてください。

2019年08月15日 04時32分

青山 知史
青山 知史 弁護士
労働問題に注力する弁護士
ありがとう
免許の取得費用について、貸付けとされているのか否か等によって違いが生じてきます。

雇用契約では、原則として労働者に対して賠償を予定した条項を設けることは禁止されており(労働基準法16条)、こうした規定を設けたとしても無効となります。
そのため、今回の免許取得費用の半額がそもそも会社で負担することになっているものの、早期退職者に対しては会社に賠償をさせるという意図で設けられたものであれば、その部分の効力は無効であると主張できる可能性が考えられます。

一方で、会社が労働者に対して金銭を貸し付けている場合、その返済を求めることは許容されています。そのため、免許取得費用に関しても、本来は全額貸付けとなっているところ、1年以上の勤務をした者に対しては、その半額の返済義務を免除するというものであれば、あくまで賠償ではないとして、その規定に基づく返済義務が生じる可能性は考えられます。

このように、免許取得費用の半額について、貸付けであったのか否かにより、返済を免れられる可能性は考えられます。
具体的には、署名された契約書等の記載や、当時の取り決めによって判断をしていく必要がありますので、より正確な見立てをお知りになりたい場合には、契約書をご持参の上、弁護士等に一度ご相談をされても良いかと思慮いたします。

なお、仮に貸付けであるとしても、ご相談者様が任意に支払わない場合には、訴訟等で判決を経た上での差押えをしなければなりませんが、それに要する時間や費用も大きいため、まずは任意での支払いを求めてくると思われます。そのため、返済の方法については、どうしても全額での支払いが難しい場合、交渉の余地はあるかとも思われます。

2019年08月15日 05時46分

相談者
質問にお答えいただきありがとうございます。
返済しなければならない可能性が大きいことがわかりました。
ただ、署名した契約書の控えをもらっていないため貸付なのかどうなのかがわかりません。
普通、貸付の場合は控えなどはあるものじゃないのでしょうか?

2019年08月15日 10時06分

青山 知史
青山 知史 弁護士
労働問題に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
通常、契約書はそれぞれの分を作成することが多いですが、契約の種類にもよるものの、あくまで契約書は契約の内容を裏付ける資料であり、契約自体は口頭でも成立しますので、1通であることをもって効力を否定することは難しいかと思われます。

もっとも、上述のように、貸付けではなく損害賠償の予定であれば、支払いを免れられる可能性もあり、その意味で、契約書の記載は重要な要素にもなりますので、相手方からの請求に対しては、まずは根拠資料を提示するように求め、その契約書の写し等を交付させ、その上で、内容を踏まえて対処を検討する方法もあろうかと思慮いたします。

2019年08月15日 10時27分

この投稿は、2019年08月15日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

関連度の高い法律ガイド

就業規則や契約期間に従わないと退職できないのか|会社が退職届を受け取らない場合の対処法も解説

たとえば、就業規則に「退職は3か月前までに申し出ること」というルールがある場合、少しでも早く退職したくても、ルールに従う必要があるのでしょうか...

退職時に研修費用や留学費用を返すよう求められたら支払う必要はあるのか

会社によっては、就業規則で「研修を実施した後、半年以内に退職する場合は、研修費用を全額返還すること」といったルールを設けているところがありま...

上司が退職届を受け取ってくれないときに退職する方法を詳しく解説

「会社を辞めたいのに退職を認めてくれない」「上司が退職届を受け取ってくれない」。このような場合、退職を諦める人もいるでしょう。しかし、会社が...

【弁護士Q&A】試用期間中でも退職できる?出社せずに退職するには

「面接時に聞いていた労働条件と実際の条件が違う」。このような場合、入社してすぐの試用期間中であっても、退職することができるのでしょうか。出社...

【弁護士Q&A】退職するとき引継ぎせず退職まで有給消化するこのとリスク

退職するとき、後任者に対する業務の引継ぎが必要になることがあります。退職日まで有給消化して過ごしたい場合、引継ぎをせずに退職することはできる...

この相談に近い法律相談

  • 退職時、会社に免許取得費用を全額返金するよう言われた場合。

    あるバス会社に大型二種免許養成制度を使い、入社しました。 取得費用はおよそ50万円。 実際に働くと面接担当者(取締役)から聞いた年収には程遠く70〜100万円程、少ない額であり生活苦に陥り困っています。 私としては騙された思いが強く、いっときも早く退社したいのですが、会社の掲げる 「3年以内に退職する場合は(自己...

  • 会社命令の免許取得で支払い義務があるのか?

    約2年くらい勤務している職場の話なのですが、会社の命令で仕事上必要だからと免許を2つ取得しました。 営業の為、あまり使わない免許です。免許を取得するにあたり、本社から「金銭貸借契約書」を書かされ、書かないと免許の支払いをしないと文面で言われたので、仕方なく書きました。 「金銭貸借契約書」には資格取得費用、退職し...

  • 免許資格取得金の返却義務

    入社した時に三年以内に会社を退職した場合、資格取得に関する費用を退職時に返金します。という書類にサインしました、会社命令で免許を取得し現在二年目で今月末に退職します。会社は給料から天引きすると言っておりますが私は同意してないので給料から天引きするのはやめてくれと伝えました。実際に免許を取得しましたが二年間、この...

  • 退職時の資格取得費用の返却について

    昨年7月に業務で必要な資格取得を会社より打診され、断る事も出来たのですが希望して取得しました。 その際に口頭ですが「取得後、資格の有効期限期間である2年間の間に退職する場合には資格取得に会社が支払った講習代40万を会社に返却する」という縛りをつけることを直属の部長より言われました。 無事資格試験に合格し上記の縛...

  • 早期退職のトラック修理代について

    運送会社で働いて2ヶ月近くになります。 働いてすぐに家族の病気が悪化して、運送会社で働くのは無理があると思い退職を希望しました。 そうしたら、研修期間に起こしたトラックの修理代を請求されました。 退職希望を出す前は、今後を見込んで免除と聞いていました。 すぐに辞めたいのなら修理代を払いなさいとのこと。 これは支...

法律相談を検索する

弁護士に依頼することを検討中の方はこちら

複数の弁護士にまとめて見積り依頼
費用対処方針比べて選ぶことができます。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

労働問題に注力する弁護士

よく見られているキーワード一覧

最近検索されたキーワード

法律相談を検索する

新しく相談する無料

退職の法律ガイド

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に相談しようと思ったら…

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

労働のニュース

  1. 農業アイドル自殺「遺族側が会見やネットで事...
  2. 教員に「変形労働時間制」、反対署名が3万超...
  3. アシックス「パタハラ」裁判、会社側は争う姿...
  4. 「女性活躍」でメディア注目の塗装会社、ハラ...
  5. 本当は働いたのに「残業なし」で出勤簿提出 ...
  6. パンプス強制にNO「#KuToo」署名提出…女性の...
  7. 就活セクハラ「被害者が声を上げられる場所を...

活躍中の弁護士ランキング

労働問題の分野

ピックアップ弁護士

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。