休日を増やし、基本給を減らし、固定残業代を設定する場合

公開日: 相談日:2020年03月05日
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弊社は現在年間休日96日で1時間ごとに残業代が1000円支給されておりそれを是正するために、休日を108日に増やし、基本給+固定残業代3時間分で現在と同じ基本給に設定し、残業時間が3時間を超えた場合追加で残業代を支払うよう変更するようです。

質問ですが、上記の変更は不利益変更に当たるでしょうか?残業時間が3時間を超えた場合は1分ごとに1時間あたり(基本給÷所定の労働時間×1.25)を支給すればいいでしょうか?

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    お悩みのことと存じます。お困りのことと存じます。詳しい事情がわからないので、一般論としてご回答いたしますと、不利益変更にあたりえます。就業規則の不利益変更問題です。労働契約法10条本文に基づいて判断されます。周知性と合理性の要件の有無が問題となります。合理性は必要性、不利益性、相当性、その他の要素から判断されます。

    労働局に相談されるのが良いと思われます。どうしても不安であれば弁護士等に、ネットではなく直接相談されるのが良いと思われます。

    法的に正確に分析されたい場合には、労働法にかなり詳しく、上記に関連した法理等にも通じた弁護士等に相談し、証拠をもとにしながら具体的な話をなさった上で、今後の対応を検討するべきです。納得のいかないことは徹底的に解明しましょう! 良い解決になりますよう祈念しております。 法令遵守をお願いいたします。

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    > 上記の変更は不利益変更に当たるでしょうか?

    従前の基本給に3時間分の残業代が含まれることにする、すなわち基本給が固定残業代3時間分減るわけですよね。労働者にとって不利益であることは明白でしょう。
    一方で年間休日を増やすという話は、就業規則の不利益変更に合理性があるかの評価における考慮要素にはなりますが、それで不利益な事項が不利益でなくなるわけではありません。

    > 残業時間が3時間を超えた場合は1分ごとに1時間あたり(基本給÷所定の労働時間×1.25)を支給すればいいでしょうか?

    従前の基本給の一部について名前を固定残業代と変えたとしても、当然に残業に対する対価として支給されていると評価されるものではありません。
    残業に対する対価として支給されていると評価されなければ、残業代の支給として認められず、通常の労働時間の賃金に含まれるものとされます。
    したがって、その場合、基本給の一部が「固定残業代」名目で支給されることになったとしても、法律上は、「固定残業代」を含む通常の労働時間の賃金を基礎賃金として、その1.25倍の残業代を支給する義務があることになります。

この投稿は、2020年03月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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