労働能力喪失期間について

只今、歯科医師とオトガイ神経麻痺に対する損害賠償で話し合いをしているのですが、損失利益に労働能力喪失期間が3年で計算されていましたが、この3年という期間は治療期間のことなのでしょうか?もし、今後も治療を続けることになればこの先の労働喪失期間分はどのような扱いになるのでしょうか?
ご回答よろしくお願いいたします。
2012年06月14日 11時54分

みんなの回答

池田 毅
池田 毅 弁護士
ありがとう
通常の用語法としては、逸失利益とは、後遺症がのこってしまった場合に問題となるものです。
治療を継続していても、それ以上あまりよくならない時点で、症状が固定されたと考え、それ以降の不具合部分が後遺症です。
後遺症の程度も軽いものから重いものまであるのですが、その後遺症によって労働能力が失われ、本来得られたであろう収入が軽減するであろうと考え(擬制して)て、その減少部分を計算したのが逸失利益です。
ですから、通常の考え方としては、症状が固定する前までは治療(従って治療費の請求ができる)ですし、症状固定後は、後遺症としての損害しか請求できないことになります。治療しても治らないのが後遺症なので治療は理論的には不必要となり請求できないのです。

なお、本来後遺症は、その障害が永続することを意味しますので、治るということは考えられないのですが、労働能力喪失という側面を考えたときは、特に痛みなどの神経症状については「慣れる」のである程度の期間で労働ができるようになるという考え方もあり、実務ではかなり主流の考え方です。

このご質問では、症状固定されているのかどうか判然としませんが、症状固定されているなら、治療と言うことは原則としてありませんし、それによって労働能力喪失期間が変わるものではありません。これは将来分を擬制して示談の時に合意するものですからです。

2012年06月14日 12時06分

相談者
早々のご回答ありがとうございました。
症状固定というのはいつからのことをいうのでしょうか?
慰謝料の内容が納得できないものであれば通院し続けるという話もしたのですが、そのようなことはできないのでしょうか?
後遺症診断書は歯科医に提出済みで等級は14等級です。慰謝料の金額もすべて出ていますが、金額等に納得ができず、これから話をしにいくところです。弁護士さんを頼らずに話し合いで解決をしたいと思っているのですが、私に知識がなにもないままでは相手の言いなりになってしまいすでしたのでこちらに相談をさせていただきました。交通事故での後遺症障害で20年分の補償をしてもらったという専業主婦の方の話を聞いたのですがこれは労働能力喪失の未来分を請求したということなのでしょうか?

2012年06月14日 13時14分

弁護士A
ありがとう
症状固定は、医師が、これ以上治療を続けても改善する見込みがない、という判断をして、治療を中止した時に、それを症状固定とします。
症状固定となった場合は、後遺症の等級を認定して、その等級で決まっている後遺症慰謝料を支払ってもらえます。
症状固定後の診療費は、支払ってもらえません。

2012年06月30日 04時23分

この投稿は、2012年06月14日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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