上司がみんなの前で怒鳴るのは、パワハラになりますか?

公開日: 相談日:2021年11月24日
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【相談の背景】
私は経理部(100名以上)に所属し、グループ会社の原価の更新状況、原価計算方法を勝手に変更していないか等監査する仕事をしています。部の方針の中でも原価の監査活動については上司自ら言及をしており、その中に監査報告書があることは、上司にも当然話しており、報連相もしております。本日別の部署の人との会議がありました。その会議は本日で3回目で、私と同僚は、2回目の会議内容に基づいて監査報告書の作成をしておりました。もちろん2回目の会議前にどんな会議をするかの報告も上司に行い、会議後の議事メモも展開しており、残っています。本日3回目の会議の中で同席した上司は、自分が覚えていないだけで皆の前で「監査報告書なんて知らない。勝手なことするな。」と、みんなの前で突然私を怒鳴り散らし、こちらの話も押さえつけ恫喝しました。私は冷静を保ちなが気持ちを抑え会議に挑みましたが、会議に出ていた同僚が、上司に裏切られた気持ちと、怖さで号泣してしまい、他部署も気を使い、上司の怒号は収まりましたが、午後からの仕事は号泣した同僚共々手につかず、心臓がドキドキしてしまい、かなり心乱されました。

【質問1】
この上司は、パワハラになるのでしょうか。

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    鈴木 祥平 弁護士

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    労働問題
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    パワーハラスメントとは

    ①職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であって、
    ②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
    ③労働者の就業環境が害されるものであり、
    ①から③までの3つの要素を全て満たすもの
    をいいます。

    客観的にみて、「業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導」については、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。

    「本日3回目の会議の中で同席した上司は、自分が覚えていないだけで皆の前で「監査報告書なんて知らない。勝手なことするな。」と、みんなの前で突然私を怒鳴り散らし、こちらの話も押さえつけ恫喝しました。」と言う部分については、具体的な事実関係によることになりますが、「業務上必要がないにもかかわらず、相当性を逸脱するような恫喝をした」と評価されるのであれば、パワーハラスメント(違法)と言う事になると思いますが、継続的に行われたものではなく、単発的なものであるということになれば、パワーハラスメントであるとしても、違法性がそれほど大きいものではないと評価されると思われます。パワーハラスメントというのは、「程度問題」であることから、難しい評価が伴います。

    「当/不当の問題」を超えて「適法/違法の問題」になるケースというのは、「社会的相当性(常識)の範囲を逸脱するようなケース」です。個別具体的な事案において、業務上の必要性や、手段の相当性を吟味する必要があります。

この投稿は、2021年11月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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