準委任契約において、顧客が作成した業務マニュアル通りに作業を遂行することは偽装請負に該当するかどうか

公開日: 相談日:2021年06月30日
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  • 1回答

【相談の背景】
【背景】現在、顧客との間で準委任契約を結び、当社から技術スタッフを数名、顧客先のオフィスに24時間365日常駐させた上で、日々、顧客から委託された業務を粛々とこなしております。当社のスタッフがやるべき全ての業務には、「作業マニュアル(業務指示書)」が存在し、そこに記載された内容の通り、定常の業務を遂行します。
【懸念事項】作業マニュアルは、基本全て、顧客側の案件担当者が作成しており、内容には「作業実施日時」、「作業場所」、「作業担当者」、「実施する作業の概要およびその詳細」、「作業実施後における確認すべきポイント」等が詳細に、事細かく記載されております。つまり、当社技術スタッフが実施している業務は、作業マニュアルを介しているとは言え、実態としては顧客からの直接指揮命令に従って業務を遂行しているようにも思える為、ひょっとする、偽装請負に抵触するのではないかと懸念を抱いております。なお、作業マニュアルは当社主導で作成している訳ではありませんので、作業内容の中身について、正確なところは当社スタッフ一同、誰一人として理解しておらず、あくまで、作業マニュアル通りに、粛々と操作するだけの業務となっております。

【質問1】
上司に「これは偽装請負ではないか?」と相談したところ、「顧客が作成した作業マニュアルを、当社が受入・承認している為、偽装請負には当たらない。」との回答がありました。これは法的に見て正しいのでしょうか。

1040743さんの相談

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  • 辻 真也 弁護士

    注力分野
    労働問題
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    >「顧客が作成した作業マニュアルを、当社が受入・承認している為、偽装請負には当たらない。」との回答
    >法的に見て正しいのでしょうか。

    →具体的事情によりますが、正しくない可能性が高いでしょう。

    偽装請負(実質的な労働者派遣)かそうでないかの判断基準は、
    ・「指揮命令」をしているのが、貴社か顧客か
    という点にありますが、業務の履行に際し貴社の裁量がほぼないからです。

    なお、24時間常駐とのことですが、個々人の1日の業務時間(出勤/退勤)を顧客側が管理しているといった事情があると、より偽装請負と判断されやすいでしょう。

    ご参考になれば幸いです。

この投稿は、2021年06月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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