【相続】ノートに鉛筆で書かれた誤字脱字だらけの遺言書は有効?

亡くなった人の遺言書が見つかったが、ノートに鉛筆で書かれていて、誤字脱字が多いような場合、遺言書として有効なのでしょうか。

  • 遺言書が鉛筆書きで、誤字脱字が多くても有効?
  • 終活ノート(エンディングノート)は遺言書として有効?

こういった疑問について「みんなの法律相談」に寄せられた実際の相談事例と弁護士の回答を元に解説します。

目次

  1. 鉛筆書きで誤字脱字だらけの遺言書は有効?
  2. 終活ノート(エンディングノート)は遺言書として有効?
  3. まとめ

鉛筆書きで誤字脱字だらけの遺言書は有効?

alt 見つかった遺言書が鉛筆書きで、誤字脱字が多いような場合、遺言書として有効なのでしょうか。

遺言書の効力について

相談者の疑問 父の銀行の預金についてです。生前から700万円のうち500万円は私に、残りは弟にと言われてました。

勝手に下ろすようにも言われましたが私は後々弟ともめたくないので、弟に伝えるか書面にしてほしいとお願いしました。

葬儀の後に偶然父のノートを発見し、そこには手書きで遺言書と書かれており預金の配分についても記載されていましたが、病気のせいで誤字も多く日付も去年になってます。

①ノートに鉛筆書きで書かれている
②誤字が多いが訂正印なし
③ノートなので封はされてない

遺言書として認めてもらえますか?

黒岩 英一の写真 弁護士の回答黒岩 英一弁護士 日付と名前、押印はあるでしょうか。

鉛筆書きでも構いませんし、誤字が多くても趣旨が分かれば構いません。また、ノートでも有効です。

しかし、日付と名前、押印がないと法的には有効とはいえません。

ノートを持って、まずは弁護士に直接相談されることをお勧めします。

ノートに鉛筆で書かれていても、遺言書として有効なようです。誤字が多くても、趣旨が分かれば問題ないようです。ただし、日付と名前、押印がない場合は、無効になってしまうようです。

終活ノート(エンディングノート)は遺言書として有効?

alt 遺言書は、鉛筆でノートに書いたとしても、要件さえ満たしていれば有効なようです。では、いわゆる終活ノート(エンディングノート)に書かれている場合はどのように考えられるのでしょうか。

遺言書の書式はノートに書いたものでも有効ですか

相談者の疑問 遺言書ですが、終活ノートというものにでも日付、内容、署名があれば遺言書として有効でしょうか?

鈴木 克巳の写真 弁護士の回答鈴木 克巳弁護士 終活ノートのどこからどこまでが遺言書なのかが明確に分かる(他の部分と区別できる)のであれば、日付、内容、署名のほかに『捺印(押印)』があれば、有効とは言えます。

しかし、後で、何かと争われない(紛争惹起を回避する)ためにも、遺言書は、それ自体単独で作成された方がよろしいかと思います。

なお、私は、自筆遺言証書ですと、解釈に争いが出てきたり、登記手続ができない記載があったり等々、何かと問題が起きる可能性があるので、公正証書遺言をお勧めするところであります。

終活ノート(エンディングノート)についても、その中のどこからどこまでが遺言書なのか明確に区別することができ、日付や署名といった書き方の要件を満たしていれば、遺言書として有効と言えるようです。

まとめ

日付や押印など、遺言書の書き方の要件を満たしていれば、ノートに鉛筆で書かれた遺言書でも有効なようです。誤字脱字があっても、趣旨が分かれば問題ないようです。 終活ノート(エンディングノート)に書かれている場合でも、遺言書とそうでない部分とがはっきり区別でき、かつ日付と署名捺印などの要件を満たしていれば、遺言書として有効に扱われるでしょう。

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