相続放棄

2019年01月07日

【相続放棄の回答書】亡くなった人との交流状況や相続放棄する理由の書き方

相続放棄申述書を家庭裁判所に提出すると、回答書という書類が郵送されてきます。 ここでは、回答書に記載する際に、どのように書けばよいのか迷う項目について「みんなの法律相談」に寄せられた実際の相談事例と弁護士の回答を元に解説します。

目次

  1. 「亡くなった人」との交流状況の書き方
  2. 「相続の開始を知った日」の書き方
  3. 「相続放棄する理由」の書き方
  4. まとめ

「亡くなった人」との交流状況の書き方

alt 家庭裁判所から送られてくる回答書には、「亡くなった人との交流状況」についての記載欄があります。どのようなことを書けばよいのでしょうか。

相続放棄、回答書について


相談者の疑問
被相続人との生前の交流状況、債務を知った状況の部分はどのようなことを書いたらよいのでしょうか?

被相続人は父です。同居していました。プラスの遺産は全くなく、負債があるのですがどれくらいか不明です。


吉田 英樹弁護士
特に事実関係をそのまま書くことになるかと思います。

交流状況とは、同居していたのであれば、その旨、いつから同居していたのか、何人で同居していたのか、仕事の関係であまり顔を合わしていなかったのか、会話はよくしていたのか、関係性は良好であったのかなどを記載すればよいと思います。

債務を知った状況についても、実際の状況を説明すればよいですが、恐らく詳しくはわからないと思いますので、わかる範囲で記載すればよいです。

交流状況については、亡くなった人との同居の有無や同居人数、最近の交友関係や関係性などについてありのままを書けばよいそうです。債務を知った状況についても、事実をわかる範囲で記載すればよいでしょう。

「相続の開始を知った日」の書き方

alt 相続放棄の回答書類には、相続の開始を知った日について記載する欄があります。 先順位の相続人が相続放棄をしたことで相続人となった次順位の相続人が回答書を提出する場合、相続の開始を知った日とはいつの日付になるのでしょうか。

相続放棄回答書の記載について


相談者の疑問
第1相続人の相続放棄が受理されて、第2相続人の相続放棄に移りますが、第2相続人にも回答書に、相続開始を知った日のお尋ねがあります。

この日付は、申述書の実情欄の「相続の開始を知った日」と同日でないと問題がありますか?


安武 雄一郎弁護士
配偶者以外の法定相続人には順位がありますので、当然ながら先順位が相続放棄しなければ次順位は法定相続人になりません。

次順位の方の「相続の開始を知った日」とは、「先順位の法定相続人による相続放棄の申述が受理されたことを知った日」ということになります。

ですから、申述書の実情欄であろうが回答書であろうが、まさにこの日を書けばよいのです。

この日は、相続放棄が可能な期間3か月の起算点になりますから、裁判所が相続放棄の申述を認めるかどうかの判断を行ううえでは重要な日です。

次順位の相続人が相続放棄をして、相続権が自分に移ってきたという場合、相続放棄申述書の「相続の開始を知った日」の欄には、先順位の相続人の相続放棄申述書が受理されたことを知った日の日付を書くことになるようです。

「相続放棄する理由」の書き方

alt 相続放棄の回答書には、相続放棄をする理由について記載する項目があります。どのくらい具体的に書く必要があるのでしょうか。

相続放棄の回答書について(相続放棄の理由)


相談者の疑問
家族3人で父の相続放棄の手続きをしています。回答書が届きましたが、相続放棄をする具体的な理由の書き方についてお聞きしたいです。

こちらは被相続人の債務超過のため、と簡単な書き方でもよいのでしょうか?

それとも現在の生活では、父の負債の返済をする余裕がないためなど、それぞれの生活状況まで記入した方がよいのでしょうか?


大西 康嗣弁護士
裁判所が、回答書を要求する趣旨は、相続放棄を本心から申し立てたかどうかの確認です。

したがって、被相続人が債務超過のために、相続放棄しますといった簡単な記載で足ります。

相続放棄の理由については、細かな理由の説明までは不要で、「債務超過のため相続放棄をしたい」など、簡単に記載すればよいようです。

まとめ

相続放棄の回答書にはさまざまな記載項目がありますが、基本的には、事実をそのままわかる範囲で記載すればよいようです。 ただし、相続の開始を知った日については、相続放棄ができる3か月の期限の起算日になるため、正確に記載するようにしましょう。

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