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相続手続き : 相続手続きの基本とやるべきことの一覧

認知症の母を騙して終身保険に加入させ自分が受取人になっていた!

三年前に父の死後、姉が勝手に認知症の母(89歳)を契約者・被保険者として一括払い終身保険に加入していました。受取人は姉自身です。保険料は母が父から相続した遺産と母の預金で一括払いしたとのこと。

最近そのことが発覚して問い詰めたところ、父の遺産手続きの際に銀行の担当者より「母が亡くなった場合に終身保険の方が遺産の受け取りが簡単になる」と勧められて入ったとのこと!姉曰く「母が認知症で書類を書けないから、自分が下書きを書いてそれをなぞらせて、やっとこっと書いたとのこと!」「母は自分が何を書いているか認識は無く、書きたくないとぐずったけど無理やり書かせた」、「そのため、受取人に兄弟の名前を書ききれなくって、自分の名前だけしかかけなかった!母が亡くなったら保険金は分けるつもりだから」と言ってる。

上記の内容を証拠として録音したのですが、こんなことをする姉を許せません!
これは犯罪ではないのでしょうか?何か法的手段に訴えることはできないのでしょうか?

よろしく御指南お願いします。
理屈上は,義務無きことを行わせた強要あるいはお母様を道具として利用した文書偽造と言えなくはないのでしょうが,実際のところ刑事事件として立件してもらうのは難しいかもしれません。
お母様が意思無能力状態であることの医師の診断を得て,成年後見の申立を行い,また,保険会社に対して取消しを求める,という方法をとるべきでしょう。
上記の内容を証拠として録音したのですが、こんなことをする姉を許せません!
これは犯罪ではないのでしょうか?何か法的手段に訴えることはできないのでしょうか?

→ 当該契約は無効です。弁護士に依頼して無効確認を提起することが考えられます。
成年後見制度も利用しましょう。
(1)保険契約の有効性について
 保険契約を有効に締結するためには、意思能力が必要となります。
 ところで、あなたの過去のご質問を拝見したところ、保険契約当時、お母さんはアルツハイマー型認知症で要介護度2であったとのことですが、要介護度2の場合、一般的には、まだある程度の判断能力が残っていることが多いと考えられます。
 他方で、「自分が下書きを書いてそれをなぞらせて、やっとこっと書いた」、「母は自分が何を書いているか認識は無く、書きたくないとぐずったけど無理やり書かせた」などのお姉さんの発言は、契約を無効と判断する方向に働く証拠です。
 実際に裁判になった場合は、裁判所は、様々な証拠を総合的に考慮して判断するため、裁判所がどのような判断を下すかは、必ずしも現時点では明らかではありません。

(2)今後の対処について
 まずは、間に合うのであれば、お母さんが生きているうちに、保険契約を解除してもらうことをお勧めします。
 なぜなら、実際に相続が発生すると、あなたがどのような主張をするにしても、あなたの側で訴訟を提起した上で、お母さんに意思能力がなかったことを立証する必要があり、そのことは非常に労力を有するからです。
 なお、刑事告訴をするのは、お勧めしません。
 よく、相続に関する争いについて、刑事事件にすれば有利になるのではないかと考える方もいらっしゃいますが、決してそうではありません。
 なぜなら、刑事と民事は別物だからです。
 たとえ形式的には犯罪に該当する場合であったとしても、警察は家庭内のことは余り立ち入りません。
 刑事ではなく民事に全力を注ぐことをお勧めします。

(3)成年後見制度について
 お母さんの財産管理を現在誰がしているかは不明ですが、現在もお姉さんが管理している場合は、お母さんの財産を勝手に費消している可能性があります。
 その場合は、今後このような事態を防ぐため、裁判所に成年後見人の選任を申立て、裁判所が選任した後見人(具体的には第三者の弁護士さん)にお母さんの財産を管理してもらうことが有力な選択肢となります。
 ご検討ください。

b4_PpZeさん
2017年01月10日 10時42分

みんなの回答

横山 清亮
横山 清亮 弁護士
遺産相続に注力する弁護士
弁護士が同意1
ありがとう

2017年01月10日 11時06分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都4 遺産相続に注力する弁護士
ありがとう

2017年01月10日 14時52分

加藤 尚憲
加藤 尚憲 弁護士
遺産相続に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう

2017年01月10日 23時49分

この投稿は、2017年01月10日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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