即時抗告の申立てにおいて、移送先を簡裁から地裁に変更したい

遺産相続に関する争いにて親族(原告)より簡裁に提訴された者(被告)です。

親族(原告)が弁護士を介して提訴した簡易裁判所は遠距離にある事から、私の居住地を管轄する簡裁への移送を申し立てましたが却下された為、即時抗告する予定です。
通常であれば、引き続き簡裁への移送申し立てになりますが、後述の事情により、移送先を簡裁から地裁に変更したいと考えております。

そこで、教えて頂きたいのですが、移送先を簡裁から地裁に変更した内容にて、即時抗告の申し立ては可能でしょうか?

(1)可能な場合は、「抗告の趣旨」に「本件訴訟を???地方裁判所に移送する」との内容に書換え、「抗告の理由」に抗告の理由と移送先を変更した理由を書けば良いのでしょうか?

(2)不可の場合は、どのようにすれば宜しいのでしょうか?即時抗告はせず、再度、地裁への移送申し立てを行えば宜しいのでしょうか?


実は、当該遺産に関する争いは、既に家事調停に成立しており、既に終わった事と安堵していたところ、蒸し返す内容で提訴してきました。親族(原告)が特別受益者であった為、未分割遺産の相続人から除外する調停を私(被告)が申し立てた事から、随分と揉めましたが、私(被告)から様々な書証を提出し、親族(原告)の主張が矛盾だらけだった事から、担当判事から追求され、最終的に親族(原告)が観念した形で調停が成立しました。

調停時の争いを蒸し返すのであれば、簡裁には適さない事件と考え、移送先を私の居住地を管轄する地裁に変更し、徹底的に争いたいと考えています。

以上、何卒宜しくお願い申し上げます。
2014年01月10日 05時41分

みんなの回答

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ありがとう
抗告審で,移送を求める裁判所を,被告の住所地の簡裁から,被告の住所地の地裁に変更したいということですね。

相手方の審級の利益や,手続を遅滞させるおそれの有無が問題になり得ますが,それほど大きな変更ではないことから,認められる可能性はあるのではないか,と思います。

実務的には,抗告の趣旨を,
「1 主位的抗告の趣旨
  本件訴訟を●●●●地方裁判所に移送する,との決定を求める。
 2 予備的抗告の趣旨
  本件訴訟を●●●●簡易裁判所に移送する,との決定を求める。」
として,「抗告の理由」のところで,事情を説明し,●●●●地裁への移送を求める理由を記載した上,仮に地裁への移送を抗告審で求めることが認められない場合には,●●●●簡裁への移送を求める,と書いてはどうかと思います。

それで,●●●●地裁への移送が認められれば良いですし,●●●●簡裁への移送が認められた場合には,その後に改めて,簡裁から地裁への裁量移送(民事訴訟法18条)を申し立ててはどうか,と思います。簡裁から地裁への裁量移送は,事案複雑,難しい法律解釈問題を含むなどにより,簡裁よりも地裁での審理が相当と認められるときに行われます。

なお,いずれにしても,本来は弁護士に依頼した方が良い事案だろうとは思います。

2014年01月10日 09時06分

相談者
懇切丁寧なご教示、誠にありがとうございます。
私の希望は、

第1 私(被告)の居住地を管轄する地方裁判所
第2 私(被告)の居住地を管轄する簡易裁判所
第3 親族(原告)の居住地を管轄する地方裁判所

です。


その場合


1 主位的抗告の趣旨
  本件訴訟をA地方裁判所に移送する,との決定を求める。
 
2 予備的抗告の趣旨
  本件訴訟をA簡易裁判所に移送する,との決定を求める。

3 予備的抗告の趣旨
  本件訴訟をB地方裁判所に移送する,との決定を求める。

となるのでしょうか?

2014年01月10日 09時20分

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ベストアンサー
ありがとう
第3希望については,今回の即時抗告が棄却された場合に,改めて,事案複雑等を理由に,原告の居住地を管轄する簡裁から同地裁への裁量移送(民事訴訟法18条)を求めれば良いと思います。

2014年01月10日 09時28分

相談者
分かりました。
心より感謝申し上げます。

2014年01月10日 09時38分

この投稿は、2014年01月10日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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