遺留分減殺請求権の放置

公開日: 相談日:2021年01月24日
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遺留分減殺請求について
父が亡くなり公正証書遺言により相続を執行しました。一ヶ月後兄より遺留分減殺請求権を行使されていますがその後すでに2ヶ月以上何も言って来ません。このまま何も言って来なければ請求自体が無効になりますか?
それとも期限があるのですか?
また相手が何も請求して来ない理由は何が考えられますか?
お願いします。

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    遺留分減殺請求権(法改正により令和元年7月1日以降に発生した相続の場合は、遺留分侵害額請求権となります。)は、相続の開始及び減殺すべき遺贈等があったことを知った時から1年又は相続の開始の時から10年を経過すると行使できなくなります(改正前民法1042条・改正後民法1048条)。これは、権利を行使するタイミングについての期間制限です。

    そのため、相続財産の経済的価値が明らかでないものの遺留分を侵害することが明らかなケース(例えば、不動産を含む全財産を特定の第三者に遺贈するケース)などの場合には、まずもって同請求権を行使する旨の意思表示(のみ)を先行させることがあります。そして、その後に、経済的価値を計算して額を示し交渉をするなどより具体的なアクションをとるということがあります。

    ですので、既に行使されている以上、原則として無効とはなりません。
    ただし、改正後の遺留分侵害額請求権は、金銭の支払いを請求する権利ですので、5年の消滅時効にかかる可能性はありますが、それはレアケースだと思われます。(これは、行使後何もアクションがない場合の期間制限です。)

    以上、ご参考まで。

この投稿は、2021年01月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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