遺産相続と養子縁組の関係

公開日: 相談日:2021年07月20日
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【相談の背景】
私の母方叔母A=実母(6年前に死去)の実妹=が8年前に逝去した折、本人の遺産相続を巡り、相続人の間で諍いが生じました。内容は、被相続人Aの実弟BがAの遺産を独り占めするために、他の複数の相続人Cに対し相続放棄の手続きを密かに行い、裁判所からの確認書がCに届けられ、その目論見が露見。
この件はCたちの訴えにより家裁にて和解による決着が着きましたが、その後、Bは、相続人Cの当事者の一人である結婚歴が無く独身の存命中の母のもう一人の実妹Eの遺産を、またも独り占めするため、EをBの母とする養子縁組をしていたことが分かり、調査の結果、その後EはまもなくBにより施設に入所させられており、その実態が判明しました。

【質問1】
①Eがその施設に入所以来5年に至る今日までBは一度も訪問しておらず、Bの要請で施設の独居室に閉じ込め十分な介護の要請も行っていないことが判明したので、BとEの養子縁組取り消しの申し立てができますか。

【質問2】
質問1の場合で、養子縁組取り消しの申し立てはEのどの続柄の者が権利を有しますか。又手続きはどこに申し立てるのでしょうか。

1047499さんの相談

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  • 弁護士ランキング
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    お話しの限りだと、養子縁組を取り消す方法としては、詐欺を理由とする取り消しが考えられます。しかし、そのためには、BがEと養子縁組するにあたり、詐欺を用いたといえる必要があるため、その立証ができなければ現実的ではないと思います。
    他に養子縁組を無くす方法としては、養子縁組の無効または離縁があります。前者は縁組の意思が無かったこと等を理由に養子縁組を無効化するものです。すなわち、BとEに養親子関係を作る意思が無かったのであれば、養子縁組は無効になります。後者は離縁届により養子縁組を解消するものです。ただし、この場合BEの届出が必要なので、Bが承服しない可能性があります。その場合は、家庭裁判所に対し離縁調停や離縁の訴えを提起することになります。
    離縁調停や離縁の訴えは、当事者のみ提起できます。養子縁組の無効等については第三者でも可能ですが、養子縁組の無効等について直接影響を受ける人でなければ難しいと思われます。

  • 相談者 1047499さん

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    ご丁寧な回答をいただき誠にありがとうございました。
    この際いまひとつお伺いしたいのですが、先生ご指摘の「養子縁組の無効等について直接影響を受ける人でなければ難しいと思われます。」の直接影響を受ける人には、例えばどのような方が該当するのでしょうか?本事案の場合Eは独身ですので、よろしくお願い申し上げます。

  • 弁護士ランキング
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    事案にもよると思いますが、例えば養子縁組が無効となることによって、自己の相続権の存否または割合が変化する者等が考えられます。この場合、BEの養子縁組が有効なら、Eの相続人は唯一の子であるBのみになります。しかし、養子縁組が無効なら、Eの相続人はEの親、親が既に死亡しているならEの兄弟姉妹になります。そのため、Eの相続人となり得る人であれば、直接影響を受ける者にあたる可能性があると思います。

この投稿は、2021年07月時点の情報です。
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