再転相続と相続放棄した場合

祖父Aの死亡後1か月で、父BがAの相続の承認・放棄をせずに死亡しました。孫の私Cは、父Bに負債があったため、父の死亡後3か月の熟慮期間内に父Bの相続を放棄しました。そのため、祖父Aの相続の承認も放棄もできないことになりました。なお、父Bには、私以外に相続人はいません。また、祖父Aの両親は死亡しており、Aには妹Dが一人います。この場合、Aの妹DがAの相続人になるのでしょうか?
一説で、私Cが相続放棄しても、それによってBが持っていたAの相続分(第一の相続)がなくなるわけではなく、Aの相続分は依然としてBに帰属しいると考えられる。だから、Aの妹は相続人になれないのではという意見があると聞きました。Aの妹DはAの相続人になれるのか、なれないのか、お教えをください。
2018年04月21日 10時20分

みんなの回答

相談者
祖父Aの直系卑属、直系尊属には相続人はいないということになり、Aの妹が法定相続人になるというのが自然な考え方だと思うのですが、いかがでしょうか?

2018年04月21日 10時48分

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ありがとう
Bは熟慮期間内にAの相続について相続放棄をしたわけではありませんので,BがAの相続を単純承認したことになると思います(民法921条1項2号)。

ですので,ご相談者様がBの相続について相続放棄をしても,Bについて相続人不存在の状態になるだけで,Aの財産はBが相続した状態で,相続財産法人が成立するものと思います。

利害関係人が相続財産管理人を選任すれば,管理人は,Bの固有財産と,BがAから相続した財産を管理することになると思います。

Bが相続放棄をしていないのに,DがAの相続人になることはないと思います。

2018年04月21日 13時31分

相談者
早速のご返事、ありがとうございます。Aの死亡の1か月後にBは死亡しています。相続放棄の熟慮期間は3か月ですね。そうすると、相続放棄の熟慮期間内に死亡したわけですから、その後、相続放棄した可能性もあるわけで、だからこそ再転相続というものがあるのではないでしょうか。相続後、3か月たてば単純相続をしたことになりますが、1か月後の死亡で相続放棄をしていなかったから単純相続をしたとはいえないのではないでしょうか?

2018年04月21日 14時34分

相談者
Aの相続につきその法定代理人Bが承認または放棄をしないで熟慮期間3か月以内に死亡した場合に、Cは再転相続人となり、Bは被再転相続人になるのではないでしょうか。現実にBがAの相続人になったとき、末期の癌で承認も放棄もできる状態ではありませんでした。

2018年04月21日 14時46分

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ありがとう
ご相談者様は,Aの相続を放棄したわけではない(Aについての相続放棄受理申述を家庭裁判所に行っていない)事案だと思いますので,やはりDがAの相続人になることはないと思います。

Bについて相続財産管理人が選任されれば,相続財産管理人が,Aの相続について相続放棄をできる可能性はあると思います。

2018年04月21日 14時57分

相談者
再転相続の法律解説では、「再転相続とは、熟慮期間内に、本来の相続人が相続(①相続)を承認または放棄する前に死亡した際に、本来の相続人(被再転相続人)の相続人(再転相続人)が自分の相続の権利(被再転相続人の相続②)とともに、①相続を承認または放棄する権利を引き継ぐことをいいます」「相続をする、しないを決定する熟慮期間内に意思の決定をしないまま相続人が死亡した場合その法定相続人がその相続に関する権利を引き継ぐこと」とあります。相続放棄していなかったから再転相続が成立しないというのは、いかがなものでしょうか?

2018年04月21日 15時22分

相談者
法律書には、「CがBの相続を放棄した場合、その後、Aの相続について承認と放棄のいずれもなし得ないことについては学説上異論はない」とあります。つまり、Aの相続放棄をしなくてもBの相続放棄をすれば、CはAの相続については承認も放棄もできない、つまり、無関係になるということではないでしょうか?

2018年04月21日 15時35分

相談者
この弁護士ドットコムの法律相談の「再転相続人の相続放棄とその後の相続」という相談では、同じような事例で、Aの兄弟が相続人になると回答されているのですが。

2018年04月21日 15時42分

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ありがとう
> Aの相続放棄をしなくてもBの相続放棄をすれば、CはAの相続については承認も放棄もできない

→それはそうだと思います。

ですので,現状,Bは,Aの相続放棄をしていない状態となっています。

BがAについて相続放棄の申述をしない限り,DがAの相続人になることはありません。
DがAの相続人になるのは,相続放棄によって,BがAの相続人でなかったとみなされる(民法939条)からですので。

BがAの相続開始後1か月で亡くなり,熟慮期間が2か月残っていることを考えると,
Bの相続財産管理人が選任されてから2か月以内は,Aの相続について相続放棄をすることができるのではないかと思います。

従って,Bについて相続財産管理人が選任され,相続財産管理人がAの相続について相続放棄申述を家庭裁判所に行った場合には,DがAの相続人になる,と思います。

2018年04月21日 16時04分

相談者
法律解説によれば、再転相続における子Cの選択肢として、「祖父A、父Bともに相続放棄する」というパターンがあり、これを選んだ場合に限り、父Bの相続放棄手続きをすれば、自動的に祖父Aの相続も放棄したことになるため、あらためて、Aの相続放棄手続きをっする必要はありません」という記述がありますが。

2018年04月21日 22時52分

この投稿は、2018年04月21日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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