相続放棄予定です。軽自動車の売却について。

公開日: 相談日:2021年01月29日
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先週父が他界しました。
20年ほど前に母と離婚しており賃貸アパートでひとり暮らしをしていました。

お金にルーズな父だったので借金などがある可能性があり相続放棄を考えています。
相続人は私と弟、次の相続人の父の妹、全員が同じ方針でいます。

父は軽自動車を所有していました。査定額約20万円です。
車は駐車場を借りて停めています。
葬儀代で約30万円を私が葬儀社に支払っています。

そこで質問なのですが、父の軽自動車を売却し葬儀費用にあてるというのは可能でしょうか?
それによって相続放棄できなくなってしまわないか悩み相談させていただきました。
また、現在車は駐車場をかりてとめてあり、放置せず済む方法を模索しています。

992561さんの相談

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    民法921条1号本文によれば、「相続人が相続財産の全部又は一部を処分したとき」は単純承認事由とされています。相続放棄ができなくなるということです。

    これを制限的に解釈する裁判例はいくつかあるのですが、今回のケースも少なくとも形式的には「相続人が相続財産の・・・一部を処分した」にあたりそうですので、やはり慎重になった方がよいところだと思います。

    また、軽自動車を売却するということになると、手続的にどうなのかという問題もあります。登録車(白ナンバー、緑ナンバー)と比べれば名義変更手続が簡単なため、もしかしたら死者の名前で売却できてしまうのかも知れませんが、普通に考えれば、相続人○○が△△さんに売却したという流れになるところだと思われます。となるとますます、単純承認が認められやすく(相続放棄が認められにくく)なってしまいそうです。

    相続財産管理人という制度がありますので、その申立てをご検討ください。

    以上ご参考になれば幸いです。

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    岡田 晃朝 弁護士

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    > そこで質問なのですが、父の軽自動車を売却し葬儀費用にあてるというのは可能でしょうか?

    相続放棄されるのでしたら不可能です。
    遺産は処分できません。あくまで管理できるだけです。そして次の相続人に引き渡すことになります。
    (相続の放棄をした者による管理)
    第九百四十条 相続の放棄をした者は、その放棄によって相続人となった者が相続財産の管理を始めることができるまで、自己の財産におけるのと同一の注意をもって、その財産の管理を継続しなければならない。


    相続するものがいなくなれば、債権者として相続財産管理人を選任して、その人に処分してもらうことになります。もっとも価値が30万円だと、相続財産管理人の予納費用などを考えれば、ギリギリかもしれません。

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    鈴木 克巳 弁護士

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    ◆ 駐車場の賃貸人には大変申し訳ない話となりますが、相続放棄をするのであれば、放置するしかありません。
    ◆ 売却は絶対NGです。相続を承認したことになります。放棄と100%矛盾する行為です。
    ◆ 廃棄だったら・・・どうかというところです。
      廃棄も形式的には処分行為なのですが、お金が出るだけで利益がもたらされる訳ではありません。
      貴殿らがお金を払って廃棄処分する、これなら、後々債権者から文句は言われないかと思います。
      価値のある車をお金を払って廃棄するというのは、もったいない話ですが。
    ◆ もちろん、法的に一番正しい選択は、相続財産管理人の選任申立をするということです。
      しかし、これには、お金が必要です。
      最低でも予納金として50万円位かかるのが通常です。
      他にも財産があって、30万円の価値ある車があって、50万円を超える遺産があるということですと、この方法を検討されるべきですが、価値のある遺産が30万円しかないとなると、選任自体なされない可能性が高いです。
    ◆ 放置か廃棄か、貴殿らにとって、一番安心なのは「放置」ですが、駐車場の賃貸人は困りますよね。
      でも、賃貸人は、所有者がいない車が放置されたということで行政に相談して何とかして貰うしかないのではないかと思います。
      貴殿らとしては、「相続放棄したので、どうすることもできません。ご免なさい。」と駐車場の賃貸人に謝罪し、あとは、賃貸人の判断でどうにかしてもらうことにすべきでしょう。

この投稿は、2021年01月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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