認知症の母の所有の土地・家屋の相続放棄について

いつもお世話になっております。ありがとうございます。
相続放棄についての質問です。

田舎の実家の父親が亡くなり、1人住まいとなった母親が土地家屋を相続しているとします。その母が認知症になり老人ホームに入って、息子の私が後見人になったとします。私は将来も実家にもどることはありません。
質問1 この場合、母親が亡くなれば、私は実家を相続放棄することはできますか?相続放棄のその他の様々な条件はクリアしているとします。

質問2 このような場合、そもそも認知症の母が土地家屋を所有したままでいいのですか?もしダメで後見人の私が相続しなければならないとすると、私が相続放棄するタイミングがなくなってしまうようにも思うのですが、どうでしょうか?

質問3 どこかで読んだような気がしますが、後見人がついた場合、この場合、母親からの生前贈与はできないとか?いうことはありますか?もしそうなら、それを回避するにはどうしたらいいですか?

よろしくお願いいたします。
2019年03月17日 15時09分

みんなの回答

岡村 茂樹
岡村 茂樹 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 埼玉県1 遺産相続に注力する弁護士
ありがとう
> 田舎の実家の父親が亡くなり、1人住まいとなった母親が土地家屋を相続しているとします。その母が認知症になり老人ホームに入って、息子の私が後見人になったとします。私は将来も実家にもどることはありません。
> 質問1 この場合、母親が亡くなれば、私は実家を相続放棄することはできますか?相続放棄のその他の様々な条件はクリアしているとします。
1.母親の後見人であっても,母親の相続人ですので,放棄できるでしょう。

2019年03月17日 15時22分

岡村 茂樹
岡村 茂樹 弁護士
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ありがとう
被後見人の母親が死亡すれば,後見は終了です。

2019年03月17日 15時22分

鈴木 克巳
鈴木 克巳 弁護士
遺産相続に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
質問1について
◆ 可能です。なお、放棄の対象は“実家”のみならず“お母様の遺産全て”となります。

質問2について
◆ 認知症のお母様がご実家に戻る予定は全くなく、この先老人ホームで一生過ごされるのであれば(認知症改善の余地はなく老人ホームでの生活の方がお母様にとっては好ましいとのことであれば)、お母様がご健在のうちに、お母様のために(老人ホーム等は費用がかかるでしょうから、その費用に充てるために、また、お母様のその他の生活費の足しにするために)、後見人としての職務の一環としてご実家を売却するという方法論もあり得るでしょう。もちろん、家庭裁判所の許可、少なくとも後見監督人や家庭裁判所に相談し、後見監督人、家庭裁判所の了承を得た上での処分となりますが。
◆ お母様がお亡くなりになった時点で、後見人としての基本的職務は終了します。貴殿以外の相続人に財産状況報告書等を提出するなどの死後事務が残っていますが、これと貴殿が相続人の立場から相続放棄をすることとは何ら矛盾しません。したがって、お母様がお亡くなりになった後であれば、3か月以内に相続放棄は可能です。

質問3について
◆ “回避“は無理でしょう。
◆ 例えば極めてレア中のレアケースとして、被後見人が裕福で十二分の金融資産を持っていて、認知症になる以前は、障害者である子供を経済的に養っていたというような場合で、かつ被後見人において不動産は住む予定は全くないというような場合、後見人になった人が、被後見人がもし認知症にならなければそうしたであろうという被後見人の合理的意思を推測して、その障害者である子供が生きていくための資金として、不動産を売却して、売却代金を障害者の子供のために使っていくというようなことはあります。
◆ 貴殿の場合は、お母様の後見人として貴殿に生前贈与をするということですから、明らかに利益相反行為とみなされますので、それは無理と言わざるを得ません。
◆ なお、前述したように、お母様がご健在の間に、お母様の利益のために不動産を売却する必要性があるというような場合はあるかもしれません。

2019年03月17日 17時05分

この投稿は、2019年03月17日時点の情報です。
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