相続放棄する場合の、葬式費用

公開日: 相談日:2022年06月04日
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【相談の背景】
身内の相続放棄を考えている。相続放棄の場合でも故人の銀行口座から使用していい事柄を知りたい

【質問1】
相続放棄を行う場合でも、下記費用は故人の銀行預金から使用して大丈夫ですか?
・葬式代 
・死亡証明書取得代
・住職へとお布施(代々お願いしているお寺があり、相場より高め)
・戒名、墓、位牌代

【質問2】
お葬式に関わるもので、この費用を故人の銀行残高から使うと、相続放棄として認められなくなるものはありますか?

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    簡素な葬式費用の場合は、被相続人の預金から拠出しても相続放棄の妨げにはならないという裁判例はあります。
    どこまでなら大丈夫という明確な基準はありませんが、葬儀費用はともかく、お布施や戒名代などになってくると許容される可能性は低くなっていくと思われます。
    基本的には、葬式費用であったとしても、被相続人の預金から出金すると相続財産の処分として相続放棄が認められなくなるくおそれがあるので、相続放棄するのであれば、故人の預金には手を付けない方がいいでしょう。

  • 鈴木 克巳 弁護士

    注力分野
    遺産相続
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    【質問1】相続放棄を行う場合でも、下記費用は故人の銀行預金から使用して大丈夫ですか?
    ・葬式代 ・死亡証明書取得代 ・住職へとお布施(代々お願いしているお寺があり、相場より高め) ・戒名、墓、位牌代
    ◆ そもそも、「故人の銀行預金からお金をおろす」という行為自体が「単純承認行為」に該当します。
    ◆ 確かに、葬儀費用に個人の財産を充てても相続放棄が許容される判例はありますし、実務的にも助けてくれる場合はあります。
      しかし、それは、相続人自体が葬儀費用を出すだけの資力がない(例えば生活保護受給者やご自身が病気を抱えているような方など)、葬儀が簡易なもので葬儀費用も安いというような「この人を助けてあげないと気の毒だな」と裁判所が判断できるような場合です。
    ◆ 住職へのお布施は、そもそも、喪主が出すべきもので、戒名や墓、位牌代も、祭祀を承継する人が負担すべきものとも言えます。
    ◆ 葬儀費用の一部を故人の財産から出したとしても、助かる可能性はあるかとは思いますが、ご記載のすべての費用を故人の相続財産から出してしまうと、まず、相続放棄は認められないと思っておかれた方が無難でしょう。
    ◆ 冒頭で述べたように、そもそも、銀行預金をおろす行為自体が、相続を承認している行為ですから、私は、ご記載のようなことをなされるのは差し控えるべきだと思います。

    【質問2】お葬式に関わるもので、この費用を故人の銀行残高から使うと、相続放棄として認められなくなるものはありますか?
    ◆ すべて危険です。
      葬儀費用の一部だけなら助かる可能性はありますが、相当のリスクがあることは否めません。
      私は、故人の銀行預金をおろすこと自体からして、おやめになられることをお勧めいたします。

この投稿は、2022年06月時点の情報です。
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