相続放棄と相続時精算課税制度

公開日: 相談日:2021年07月29日
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【相談の背景】
農地がたくさんあり、それを相続すると多くの固定資産税を払い続けなければならないため、相続放棄を考えています。しかし、今住んでいる家の土地は親名義なので、それを相続時精算課税制度を使って生前贈与した場合、控除額の2500万を超えた部分は20%の相続税がかかると考えてよいのでしょうか?

【質問1】
控除額の2500万を超えた部分は20%の相続税がかかると考えてよいのでしょうか?

1049934さんの相談

回答タイムライン

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    (1) 贈与税額の計算
     相続時精算課税の適用を受ける贈与財産については、その選択をした年以後、相続時精算課税に係る贈与者以外の者からの贈与財産と区分して、1年間に贈与を受けた財産の価額の合計額を基に贈与税額を計算します。
     その贈与税の額は、贈与財産の価額の合計額から、複数年にわたり利用できる特別控除額(限度額:2,500万円。ただし、前年以前において、既にこの特別控除額を控除している場合は、残額が限度額となります。)を控除した後の金額に、一律20%の税率を乗じて算出します。

    ・相続税ではなく、贈与税ですね。

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    (2) 相続税額の計算
     相続時精算課税を選択した者に係る相続税額は、相続時精算課税に係る贈与者が亡くなった時に、それまでに贈与を受けた相続時精算課税の適用を受ける贈与財産の価額と相続や遺贈により取得した財産の価額とを合計した金額を基に計算した相続税額から、既に納めた相続時精算課税に係る贈与税相当額を控除して算出します。
     その際、相続税額から控除しきれない相続時精算課税に係る贈与税相当額については、相続税の申告をすることにより還付を受けることができます。
     なお、相続財産と合算する贈与財産の価額は、贈与時の価額とされています。

  • 相談者 1049934さん

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    親が高齢なので、毎年110万円の贈与を繰り返すことには抵抗があります。
    農地の相続放棄のために相続時精算課税制度を使いことには問題はありませんか?また、毎年110万円の贈与を繰り返している途中に親が亡くなった場合、住んでいる宅地を取得するには相続(農地を含め)するしかありませんか?

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    相続時精算課税を使っていても、相続放棄は可能です。ただし、一度相続時精算課税を使うと、使う年以降の贈与にも相続時精算課税が適用されるため、110万円の控除はありません。
    仮に相続時精算課税を使わずに毎年110万円ずつ贈与していき、途中で相続が発生した場合には、贈与されていない財産は相続または遺贈されないと取得できません。もっとも、相続した人から売買や贈与により財産を取得することはできます。

この投稿は、2021年07月時点の情報です。
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