この場合、相続放棄を伸長する権利はどうなりますか。

公開日: 相談日:2021年07月28日
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【相談の背景】
父母ともに亡くなり、私と姉の二人が法定相続人で遺産整理中なのですが、不動産を法定相続の持分として姉が先行して私に黙ってそれぞれ二分の一ずつ名義変更をしていたことが発覚しました。私は負の遺産がある可能性も考えて家庭裁判所に手続きし、現在相続放棄する権利を伸長しています。

【質問1】
姉が勝手にした不動産の名義変更は適法になる場合もありえますか。また、適法であっても私の相続放棄を伸長する権利を取り戻すにはどうしたら良いでしょうか。

1049612さんの相談

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    山本 桂史 弁護士

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    共同相続の場合、相続人の一人が「保存行為」として相続人全員のために相続を原因とする登記を申請することができます。この場合、他の相続人の分に関しても登記は適法です。このような手続きができるのは、相続は被相続人が亡くなったと同時にいったんは自動的に発生するので、登記簿上、相続後の状態を反映する必要があるからです。
    この場合、他の相続人は相続を承認したとみなされるわけではないので、独自に相続放棄の手続を家庭裁判所にとることができます(熟慮期間の延長の手続も可能と思われます。)。
    相続放棄の申述が受理された後、登記をお姉さん一人の名義に直す手続を司法書士に依頼すれば、登記から相談者様の名義をなくすことが可能です。

  • 相談者 1049612さん

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    話には続きがありまして、更に姉は自分の名義変更分を第三者に譲渡しており、最新の名義は第三者と私になっています。その第三者から私に持分を譲渡するように迫られています。この場合でも同様に熟慮期間中であることに何も影響はありませんか。

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    山本 桂史 弁護士

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    熟慮期間内であれば、第三者と共有名義になっていても相続放棄の申述を家庭裁判所で行うことは可能です。
    なお念のため補足しますと、相続分の譲渡の手続は、家庭裁判所で行う相続放棄の申述とは異なります。
    相続分の譲渡は、相続を承認したうえで、自分の相続分を他人に譲渡することです。この場合、被相続人に負債があった場合、負債は引き継ぐことになります。
    家庭裁判所でする相続放棄は、はじめから相続人にならなかったことにする手続です。この場合、被相続人の財産も負債もいっさい引き継ぐことはありません。
    相続分の譲渡をした場合、相続を承認したものとみなされ、家庭裁判所で相続放棄を申述することはできなくなります。

  • 相談者 1049612さん

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    これで最後なのですが、更に続きがあります。生前姉は親と縁を切り、雲隠れしていたのですが、親が亡くなった途端に私に遺産の調査と整理、遺産分割協議書の作成まで全部押し付けて来ました。渋々引き受けましたが、被相続人の銀行口座から何が引き落とされるかを明確にしクレジットカード会社への死亡連絡等をするために一旦全ての現金を引き出しそのまま保管し、後は自分のポケットマネーから父の債務(未払い分、固定資産税)の穴埋めと死亡後の不動産の最低限の維持管理費の支払いも私がしているのですが、これら全てを姉と精算してからでないと相続放棄できないのでしょうか。姉は負債のあるリスクを全く考慮せず、また被害妄想癖もあり、出来るだけ私から現金のみを取ろうと弁護士を立てて来てて、私も恐れを感じるようになり、嘘はついてませんが、事実も言いにくくなり、膠着状態になった結果、勝手に不動産の登記を進めたようです。ちなみに不動産は空き家で家財道具もそのままで、コロナ禍の状況に加え、私の住所からは遠方で交通費もかなり掛かるので困っています。伸長後の熟慮期間は未だ5か月くらいありますが、誰にも伝えていません。アドバイス等頂ければ幸いです。

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    山本 桂史 弁護士

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    相続放棄自体は特にお姉さんと清算しなければできない手続ではありません。
    管理している物品などがあれば、相続放棄後にお姉さんに引き渡すことになるでしょう。
    支出した費用については、相続放棄者の費用償還請求権(民法940条2項・650条1項)を根拠に清算を求めることは一応考えられますが、実際にどこまで可能かは事案によると思われます。

    なおお姉さんが弁護士を立てているということですが、そうだとすると一般の方では対応に限界がありますので、お近くの弁護士に相談の上、対応を依頼されることをお勧めします。

この投稿は、2021年07月時点の情報です。
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