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遺産分割協議

遺産分割協議証明書の書式・書き方

遺産分割協議証明書は遺産分割協議書とは異なり、遺産分割協議の内容を証明するものです。協議書の場合は1枚の書類に相続人全員の署名捺印が必要ですが、協議証明書は1枚の書類に相続人1名の署名捺印さえあれば有効となります。協議証明書のほうが実務的に便利な場面がありますので、活用方法を確認しましょう。

目次

  1. 遺産分割協議証明書とは
  2. 遺産分割協議証明書の書き方

遺産分割協議証明書とは

遺産分割協議証明書は遺産分割協議書と効力は同じですが、協議証明書を作成するほうがより簡略的です。両者は「◯月◯日にこの内容で遺産分割協議を行ったことを証明する」と記載した書類に、相続人が署名捺印をする点では共通します。

協議書の場合は1枚の書類に相続人全員の署名捺印が必要ですが、協議証明書の場合はそれぞれの相続人が1枚の書類に各1名が署名捺印したものを、相続人全員分集めれば有効となります。

そのため、協議証明書のほうが実務的に便利な場面があります。

遠方に住んでいる相続人が多い場合は協議証明書が有効

遺産分割協議書は必ず作成しなければならない書類ではありません。ただし、不動産の名義変更(相続登記)を法務局で行う場合や、預金の名義変更時に必要となる場合があります。

遠方に住んでいる相続人が多い場合などで、相続人が一堂に会することが難しければ、郵送で協議書に署名捺印してもらうしかありません。このような場合で、たとえば相続人が5名いたとき、以下のどちらの方法でも対応可能です。

  • 遺産分割協議書1部に、相続人5名が署名捺印したものを提出
  • 遺産分割協議証明書を5部作成し、各相続人5名が個別に署名捺印したものを集めて提出

この場合、協議書1部を郵送で送り合うよりも、5部の協議証明書を個別に送ったほうがスムーズに回収でき、より早く書類を揃えられます。遺産分割協議を速やかに完了するために、協議証明書の利用も検討しましょう。

遺産分割協議証明書の書き方

協議証明書は、協議書の簡略化版です。決まった書式はなく、手書きの必要もありません。以下の書式サンプルを参考にしてください。

遺産分割協議証明書の書式サンプル


遺産分割協議証明書
被相続人 見本太郎(平成◯年◯月◯日死亡)
生年月日 昭和◯年◯月◯日
本籍地  ◯県◯市◯区◯丁目◯番◯号
最後の住所 ◯県◯市◯区◯丁目◯番◯号


上記被相続人、見本太郎の死亡により開始した相続について、上記の者の相続人全員は、◯年◯月◯日に被相続人の遺産について協議を行った結果、以下のとおり遺産分割の協議が成立したことを証明する。

1.次の不動産は見本一郎が相続する。
所在 ◯県◯市◯区◯丁目
地番 ◯番◯
地目 宅地
地積 ◯◯㎡

2.相続人全員は、本証明書に記載していない全ての遺産について、見本花子が取得することに同意した。



平成◯年◯月◯日

住所 ◯県◯市◯区◯丁目◯番◯号
生年月日 昭和◯年◯月◯日
相続人 見本一郎 実印

以下のサイトも参考にしてください。

遺産分割協議書や遺産分割協議証明書の書き方に不安がある場合は、行政書士、司法書士、弁護士などの専門家に相談してみましょう。

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