遺産の管理者には、遺産目録の作成や遺産分割をする義務も、法的根拠もないのですか?

父が亡くなり、後妻が遺産を実質的に管理しています。遺産分割のために、子らが後妻に協力して、まず、遺産の目録を早急に作成することを遺産分割協議で決めました。

ところが最近になって、後妻が遺産目録の作成や遺産分割を行う義務も法的根拠もないと、弁護士の方から言われたと言って後妻は遺産の目録を作ろうとしないといいだしました。当然遺産の分割も手つかずです。

後妻は、実質的な遺産の管理者ですので、後妻が遺産目録を作ることに協力しないと、私たちで調査するにも限りがありますが、一部は調査できました。しかし、それ以外は義務も、法的根拠もないとの一点張りで、遺産目録の作成も行わず、もちろんこちらで調べた部分も遺産も共有財産なので、分割のための手続には後妻の協力がいりますから、それを逆手にとって、一切協力しようとしません。

今まではそうは思っていませんでしたが、後妻に遺産の管理を任せておくことが出来ないと、後妻以外の相続人全員が思っているのですが、調停を行うにしても、そのように、遺産目録を作成する義務も、遺産分割を行う義務も法的根拠も後妻にはないと言われるとどうしていいかわかりません。
本当にそのような義務も、法的根拠もないのでしょうか?
2010年05月04日 18時34分

みんなの回答

弁護士A
ベストアンサー
ありがとう
たしかに、遺産共有の状態の遺産を実質的に管理する相続人の義務として、「遺産目録の作成」を明示する法律はありません。

家事審判法では、 遺産共有の状態の遺産を実質的に管理する相続人に遺産の管理を委ねていたのでは、遺産が散逸するおそれがある場合などに備えて、遺産分割審判前の保全処分についての定めをおいています (家事審判法15条の3)。

ご相談の件では、できる限りの財産調査を行い、併行して早期に遺産分割審判を申立て、「後妻に遺産の管理を委ねていたのでは遺産を横領されるおそれがある」などの具体的な事情を主張して、財産の管理人の選任を申し立てることが考えられます。

遺産分割調停や審判に至っても後妻側が財産目録を開示しない場合には、財産の管理人の選任の申立が認められるのではないかと思います。

2010年05月04日 19時51分

弁護士A
ありがとう
前にいくつか質問をしておられるようですね。

以前の質問に対する弁護士の回答にも、事情があって弁護士に依頼していないとのことだけれども、弁護士に依頼するか、依頼しないまでも具体的事情を明らかにして弁護士に相談することを強くすすめるという趣旨のものがありました。

私も、即刻、匿名掲示板ではない方法で弁護士に依頼するか、依頼しないまでも相談することを強くお勧めします。

そうしないと、後妻さんに相続財産を費消(横領)されてしまう危険があり、後から取り返そうとしても、無いものは払えないということになりかねませんよ。

2010年05月05日 00時46分

相談者
弁護士A殿
そうですね、このような場所を利用させていただくには、弁護士の方を利用できない事情を明確にしておいた方がいいと思います。

事情は、弁護士の方に依頼する、金銭的余裕が全くないのです。
相談には何度かお伺いしています。しかし、相談する内容も多岐にわたり、それにもお金がかかります。
全くお金を掛けずは無理でしょうが、自分たちの限られた経済から最大限相談に費用をかけていますが、このような場所を利用させていただかないと、あまりにも複雑な相続という争いに対応すら出来ません。
確かに言われるとおり、相当な不利かもしれませんが、私たちに出来ることはこれが精一杯です。方法をこれ以上知りません。
何かいい方法があればと思い、色々と相談していますが、顧問契約なども検討していますが、訴訟を委任できるほど余裕がありません。
従って、あらゆる努力をして、インターネット法律相談なども利用して、やっていくしかありません。
これが事情です。依頼せずに本人訴訟をやっていくしか今のところ経済的余裕がありません。
何か良い方法が有れば教えてください。よろしくお願い致します。

2010年05月05日 18時00分

弁護士A
ありがとう
資力が乏しいのであれば、日本司法支援センター(「法テラス」)の民事法律扶助を利用されてはいかがでしょうか。

2010年05月05日 20時39分

この投稿は、2010年05月04日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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