弁護士ドットコム - 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

遺言執行者 : 遺言執行者とは?権限や義務、選任方法

遺言執行者の報酬付与審判にて確定した報酬金額に、「日当」「費用(実費)」は含まれますか?

お世話になります。
以前、こちらの相談よりお世話になった者です。

【遺産総額とは?遺言執行手数料が高くて払えません。】
 →https://www.bengo4.com/c_4/c_1524/b_446333/
【遺言執行者の報酬付与審判をしたにも関わらず、その金額より高い金額を請求されました。】
 →https://www.bengo4.com/c_4/c_1049/c_1528/b_517509/

●昨年3月に祖母が亡くなり、ほどなくして遺言書(公正証書)が見つかりました。
●近所の行政書士が遺言執行者として指定されており、報酬で折り合いがつかなかったため、家庭裁判所にて執行者の解任審判を申し立てたところ「相手方からの報酬付与審判で決めてはどうか」とのアドバイスを家庭裁判所の方から受けたため、解任審判の申し立てを取り下げ、報酬付与審判を別途行いました。
●審判の結果、報酬は43万円にて確定。
●後日請求書が送られ、審判にて確定した金額を無視した金額が請求されました。今月中旬に、たくさんの先生方よりアドバイスをいただきまして、相続財産のうち遺言執行にかかる報酬金額を返還をするよう内容証明郵便にて送付。
●神奈川県行政書士会に本件を連絡、必要書類をFAXしたところ、調査するとのことで現在折り返し待ち。

現在までの経緯は上記の通りです。
その後、5日ほどで遺言執行者である行政書士事務所より、下記内容の書面が送付されました。
(内容証明郵便ではありません)

~返送された書類の内容~
・先日送付した請求書(報酬付与審判にて確定した43万円より高い金額を請求)に、
 一部誤りがあったため、訂正して再度送付した次第である。
・先日送付した請求書では、「調査費・交通費」「日当」が反映されていなかったので、
 その分を差し引いて返金処理を行いたい。
 (先日送付された請求書の請求金額の根拠についての言及はありませんでした)
・振込依頼書に振込先の銀行口座等を記入して返送してほしい。

~請求された金額の内訳~
・報酬付与審判にて確定した報酬:43万円
・祖母が亡くなった日~相続手続き完了日までの「日当」:13万円
・祖母が亡くなった日~相続手続き完了日までの「経費」:約1万円
 (印紙代・切手代・交通費/ただし、交通費は領収書の添付なし)

※続きます
※続き

~質問~
・報酬付与審判にて確定した報酬に「日当」なるものは含まれますか?
 仮に「日当」に含まれない場合、報酬付与審判にて確定した報酬との違いは何でしょうか?(日当=労務の対価と認識しておりますが、移動を伴う労務の場合は例外でしょうか?)

・報酬付与審判にて確定した報酬金額に「費用」は含まれますか?
 含まれる場合、領収書のない費用についても支払う義務はありますか?(電車代=切符代 であり、かつ少ない金額ですが確認させていただきたく)

・報酬付与審判にて報酬が確定した日より前、並びに確定した日より後かどうかで、「日当」や「費用」が報酬金額に含まれたり含まれなかったりしますか?(家庭裁判所に提出した財産目録以外の財産は相続が完了した日まで見つかっていません)

・本件では、「業務上横領罪」または「背任罪」は適用されますか?
 適用された場合の「慰謝料」などを併せて請求することは可能ですか?(散々こちらの行政書士さんに振り回されたので、祖母のためにも一矢報いてやろうと思っております)

私事ですが、こちらの行政書士さんは近所のお年寄りの方(祖母の友人など)を相手に商売をしているそうで、正直、お金を取り戻したいというより、これ以上被害者を出したくないというう気持ちでいっぱいです。
可能であれば、業務停止(免許停止は厳しいと思いますので)などの処分を下していただきたいです。

度々の質問で大変恐縮ですが、ご助言をいただければ幸いです。
また、刑事告訴等が可能な場合で弁護士さんに依頼させていただくとしたら、報酬はおいくらお支払いすればよろしいでしょうか?

長くなりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
※下記、訂正です。

>報酬付与審判にて確定した報酬金額に「費用」は含まれますか?
>含まれる場合、領収書のない費用についても支払う義務はありますか?(電車代=切符代 であり、かつ少ない金額ですが確認させていただきたく)



・報酬付与審判にて確定した報酬金額に「費用」は含まれますか?
 含まれない場合、領収書のない費用についても支払う義務はありますか?(電車代=切符代 であり、かつ少ない金額ですが確認させていただきたく)
交通費などの実費は別途請求できると思いますが、日当は実質的に報酬なので別途請求できないのではないかと思います。家裁にも確認されるとよいと思います。 > ・報酬付与審判にて確定した報酬に「日当」なるものは含まれますか?
◆ 含まれます。と言いますか、当該行政書士は、審判で定められた「報酬」以外に日当であろうとその他の名目であろうと『仕事の対価』に該る金員請求をすることはできません。
> ・報酬付与審判にて確定した報酬金額に「費用」は含まれますか?
◆ 遺言事務処理『実費』は『仕事の対価』には該りませんので、含まれません。
>  含まれる場合、領収書のない費用についても支払う義務はありますか?(電車代=切符代 であり、かつ少ない金額ですが確認させていただきたく)
◆ 何処から何処まで何の仕事で行ったのかの合理的説明(預金の解約や残高証明書入手のために銀行との往復交通費)があれば、電車代やバス代は、ネットでも幾らかは分かりますので、それが過大請求で無い限り、支払わざるを得ないでしょう。ただし、タクシー代は、特段の事情(緊急性等)がなければ支払う必要はありません。
> ・報酬付与審判にて報酬が確定した日より前、並びに確定した日より後かどうかで、「日当」や「費用」が報酬金額に含まれたり含まれなかったりしますか?(家庭裁判所に提出した財産目録以外の財産は相続が完了した日まで見つかっていません)
◆ 報酬付与審判は、遺言執行事務が終了した後になされるもの(終了する前にはそもそも申立が認められないのが大原則)ですので、上記審判確定後に日当や費用が発生するということにはならないと思います。多分、行政書士が請求してきた日当や費用なるものの「発生日」は、報酬付与申立日より「全て前の日」ではないでしょうか。
> ・本件では、「業務上横領罪」または「背任罪」は適用されますか?
◆ 厳しいでしょう。横領とか背任の「故意」まではないと思いますし、告訴をしても、警察や検察が本腰を入れてくれるとは思えません。
> 「慰謝料」などを併せて請求することは可能ですか?
◆ 刑法犯に該らなくても慰謝料請求できる場合はありますが、事情次第です。ただ、仮に訴訟を提起したとして認められてもその額は僅かでしょう。
> ●神奈川県行政書士会に本件を連絡、必要書類をFAXしたところ、調査するとのことで現在折り返し待ち。
◆ 貴殿の戦いは、不当請求排除(断固拒絶)とともに、ここにあるのではないかと思います。
お忙しい中ご回答くださり誠にありがとうございます。
日当の請求については断固拒否とのアドバイス、大変励みになりました。

行政書士会へ取り急ぎ、本件について連絡をさせていただきましたところ、委員長の方が直接ご対応いただけるとのことです。引き続きやり取りしていきます。

また、簡易裁判所へ「預金返還請求」に関する少額訴訟が可能かどうか、今週相談に行くこととなりました。頑張ります。

今回は詳しい回答をいただけた鈴木先生をベストアンサーとさせていただきます(何かございましたら、別途ご相談させてください)
他の先生方もご親切にありがとうございました。
 頑張って下さい。ご健闘を祈念致しております。
 それと、細かいことですが「預金返還請求」ではなく「預け金返還請求」あるいは「預託金返還請求」とすべきでしょう。

ながぬまさん
2017年01月26日 23時22分

みんなの回答

ながぬま さん (質問者)

2017年01月26日 23時24分

ながぬま さん (質問者)

2017年01月26日 23時39分

山川 典孝
山川 典孝 弁護士
遺産相続に注力する弁護士
ありがとう

2017年01月27日 08時22分

鈴木 克巳
鈴木 克巳 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都5 遺産相続に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう

2017年01月27日 12時38分

ながぬま さん (質問者)

2017年01月31日 15時33分

鈴木 克巳
鈴木 克巳 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都5 遺産相続に注力する弁護士
ありがとう

2017年02月01日 09時55分

この投稿は、2017年01月26日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

このようなトラブルは弁護士

弁護士に依頼することで、解決できる可能性が高い相談内容です。

弁護士に依頼することを検討している方には
一括見積りがおすすめです。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

「弁護士ドットコム」では10,187名の弁護士から、「遺言に注力する弁護士」 や「初回相談無料の弁護士」などの条件で絞り込むことができます。お住まいの地域であなたの希望に合った弁護士をお探しください。

関連度の高い法律ガイド

家庭裁判所を通した遺言執行者の報酬決定と審判の申立て

遺言執行者の報酬については通常、遺言書で定められていますが、特に記載がなかった場合はどのように対処すればよいのでしょうか。ここでは報酬が定め...

遺言執行者に支払う報酬の相場

遺言執行者の報酬を含む遺言執行に関する費用は相続財産から負担し、相続財産から報酬等を除いた額を相続人で分けます。遺言執行者は利害関係者が務め...

遺言執行者を解任したい:正当な解任理由と手続き方法

遺言執行者とトラブルになった場合、利害関係者は遺言執行者を解任することができます。ただし、職務怠慢とされる場合や、解任に相当する正当な理由が...

遺言執行者の就任を辞退したい、就任後に辞任したい場合はどうすべきか?

遺言執行者は、指定された人が就任することを承諾してはじめて遺言執行者となります。遺言執行者と指定されても、辞めることは可能です。就任する際に...

遺言の内容を実現する「遺言執行者」の役割・選任する方法

亡くなった方が遺した遺言書にしたがって、預貯金や土地の名義変更などの手続きを一手に引き受けるーー。そんな役割をもつのが「遺言執行者」と呼ばれ...

この相談に近い法律相談

  • 遺言執行者である弁護士への報酬について

    遺言執行者である弁護士への報酬についての質問です。 先日遺言の執行が完了し、弁護士費用の請求がありました。 遺言公正証書に基づく相続が行われ、相続内容は一部の相続人に多く分配されるというものでそれについては納得しております。 今回の弁護士報酬の支払いは、遺言の配分とは異なり、相続人の数で単純に割った割合で請求...

  • 遺言執行者解任ついて

    遺言執行者の職務を怠ったら解任できると条文がありますが、解任された場合すでに行った移転登記は無効に出来ますか? 解任手続きはいつでも出来ますか? 解任理由 相続発生H22/9、移転登記通知H23/4、公正証書開示を要求H23/5、共有地分割請求(調停)H24/9(継続中)  相続人は兄、家内、妹です。妹が遺言執行者とな...

  • 遺言執行者解任の申立が却下された後の遺言執行者の執行について

    遺言執行者解任の申立が却下された後の遺言の執行について、先生方にご質問申し上げます。・ ①遺言執行者に対し、遺言の執行について民法645条の請求は可能でしょうか? ②可能な場合、請求した後、遺言を執行しているため、遺言執行者に再三報告を求めても応じない場合、改めて解任申立をしてよろしいでしょうか。 以上、よろ...

  • 遺言執行者による納税について

    遺言執行者が納税することについて、以下に質問がございます。よろしくお願い致します。 ○公正証書遺言に「~諸費用の支払い等(相続申告手続き費用を含む)、本遺言の内容を実現するために必要な範囲内での一切の権限を付与します。」と書いてある場合、遺言執行者の納税は、民法1012条1項に規定する遺言の執行に必要な一切の...

  • 遺言執行者解任申立却下に対する即時抗告について

    遺言執行者解任の申し立てが却下され、即時抗告を予定しています。 そこで先生方に、以下にご質問申しあげます。 ①抗告状と理由書を個別に提出する場合、抗告状の提出期限は何時まででしょうか? ②抗告状に、審判中に提出した証拠書を添付したい場合、家庭裁判所は返還してくれるのでしょうか。  不可能な場合、抗告状に証拠証名...

法律相談を検索する

依頼前に知っておきたい弁護士知識

よく見られているキーワード一覧

最近検索されたキーワード

法律相談を検索する

新しく相談する無料

遺言執行者の法律ガイド

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に相談しようと思ったら…

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

相続のニュース

  1. 富裕層に衝撃「相続税法改正」で節税の縛り強...
  2. 「預貯金」は遺産分割の対象…最高裁の初判断...
  3. 最高裁「預貯金は遺産分割の対象に」判例見直...
  4. スマホを残して死ねますか? 不倫の記録を妻...
  5. YouTuberヒカルさんが購入した「47万円」高級...
  6. 結婚式の余興の賞金30万円、「盛り上げるため...
  7. 夫の手取りが15万円で困窮、姑から妻にこっそ...

活躍中の弁護士ランキング

遺産相続の分野

ピックアップ弁護士

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。