代襲相続の特別受益の扱いについて

母が亡くなった際の遺産分割について
長男死(代襲者子供3人)
長女
次女
で遺産分割することになったのですが
長男は亡くなる前土地の名義半分贈与(売却済み書類あり)
借金の肩代わり(契約書返済領収書あり)
などあったのですが今回代襲相続ということで
これらが遺産分割の際考慮されるのか教えてください。
また代襲者が長男死亡時相続放棄していた場合の扱いも教えてください。
2016年09月17日 12時35分

みんなの回答

相談者
借金の肩代わりは今回の相続額と同等です

2016年09月17日 12時46分

新保 英毅
新保 英毅 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 京都府1 遺産相続に注力する弁護士
ありがとう
亡母の相続に関し、被代襲者亡長男の特別受益は、長男を通じて長男の子らが現実に利益を受けた場合でないかぎり、代襲相続人である長男の子らの特別受益にはならない、という裁判例があります。

代襲者(長男の子ら)が被代襲者である長男の相続を放棄していたとしても、亡母の代襲相続人となる権利はなくなりません。

2016年09月17日 12時52分

岡村 茂樹
岡村 茂樹 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 埼玉県1 遺産相続に注力する弁護士
ありがとう
1.実務で使用している解説書によれば,代襲者は,被代襲者の特別受益を引き継ぐとされています。被代襲者が生存していたならばおかれたであろう地位より有利な地位におかれるべきではないからとされています。
2.他方,代襲相続は,被代襲者の地位を引き継ぐ制度であり,被代襲者の相続人となるわけではありません。被代襲者の相続にあたり,代襲者が相続放棄をしていても影響ありません。

2016年09月17日 16時34分

加藤 尚憲
加藤 尚憲 弁護士
遺産相続に注力する弁護士
ありがとう
(1)代襲相続と特別受益について
 土地の贈与や借金の肩代わりは、いずれもお母さんが亡くなった時点で長男さんが生きていれば、長男さんの特別受益にあたると考えられます。
 ところが、今回は長男さんは既に亡くなっているので相続人にはならず、そのお子さんたちが相続人となります。
 このような場合に、お子さんたちにとって、長男さんの受けた利益が特別受益に当たるかという点が問題となります。
 このような事例について論じた最高裁の裁判例は見当たらないものの、下級審裁判例が複数あります。

・(特に例外に言及することなく)特別受益には該当しないとした例(大分家裁昭和49年5月14日審判)。
・代襲者が被代襲者を通じて被代襲者が相続人から受けた贈与によって現実に利益を受けている場合に限り特別受益に該当するとした例(徳島家裁昭和52年3月14日審判)

 あなたのケースで見てみると、長男さんは、親に借金の肩代わりをしてもらっているくらいの方なので、おそらく亡くなった時点で土地の売却代金も残っておらず、長男さんが亡くなった時点で、長男さんの相続財産は、ゼロかそれ以下だったのではないかと思われます。
 そうだとすると、贈与や借金の肩代わりがあったことによって、長男さんのお子さん達は何も現実の利益を得ていないと考えられます。
 すると、上記の下級審裁判例のいずれの考え方をとったとしても、特別受益には当たらないという結論になるものと思われます。
 なお、仮に、長男さんの相続の際、お子さんたちは相続放棄をしていた場合は、お子さん達が現実の利益を得ていないことがさらにはっきりすると思われます。

(2)相続放棄と代襲相続について
 長男さんのお子さん達が長男さんの相続の際に相続放棄をしていたとしても、これはあくまで長男さんの相続に関するもので、お母さんの相続とは別物です。
 従って、長男さんのお子さん達は、今回のお母さんの相続について相続人となる資格があります。

2016年09月17日 19時51分

高島 秀行
高島 秀行 弁護士
遺産相続に注力する弁護士
ありがとう
長男は亡くなる前土地の名義半分贈与(売却済み書類あり)
借金の肩代わり(契約書返済領収書あり)
などあったのですが今回代襲相続ということで
これらが遺産分割の際考慮されるのか教えてください。
 この点は考え方に争いがありますが、
 長男への特別受益は長男の代襲相続人の相続分を計算する際にも
 考慮されると考えられています。

また代襲者が長男死亡時相続放棄していた場合の扱いも教えてください。
 代襲相続人は、長男の死亡時に相続放棄をしていても
 代襲相続人として、祖父の相続の際に相続権を主張することは可能です。

2016年09月18日 18時42分

この投稿は、2016年09月17日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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