任意後見人として親の相続にどう関わるか

公開日: 相談日:2021年07月21日
  • 1弁護士
  • 2回答

【相談の背景】
高齢の親が相続人になり、私は今後のことも考え金融機関との取引などに関する委任契約と任意後見契約を結ぼうと思っています。相続について親は、土地や森林もあり面倒なため有償譲渡を希望していますが、ボケや認知機能低下の症状が見られるため、すぐに監督人を付けて代理すべきかどうか悩んでいます(他の相続人は、認知機能の低下について、親と最近面会した第三者から聞いています)。

【質問1】
親自身が相続人の一人に有償譲渡を行った場合、その後他の相続人から譲渡を覆されるリスクはありますか。ある場合、それを防ぐにはどの様な点に注意すればよいでしょうか。

【質問2】
監督人を付けて有償譲渡を代理することについて、親自身はまだ不要と言うだろうと予想していますが、私の意思だけで監督人を申立た場合、何か問題になることはありますか。

1047653さんの相談

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回答タイムライン

  • 高井 雅秀 弁護士

    注力分野
    遺産相続
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    1 認知機能低下状況ではリスクは常にあり、それを防ぐ方法はありません。
    リスクを踏まえて手続していくしかないと思います。
    2 監督人というのが何を指しているのかがわかりません。後見監督人でしょうか?
    後見人をつけた状態での不動産譲渡は裁判所の許可が必要です。
    死後の財産整理のための不動産譲渡は通常許可が出ません。
    また本人に認知能力が低下していても後見相当でなければ本人の意思に反して不動産譲渡は通常できません。

    一度どのような制度を使ってどのように手続きを進めていくか専門家に相談した方がいいように思います。

  • 相談者 1047653さん

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    高井先生、アドバイスありがとうございます。専門家へ相続すべき内容であると理解致しましたが、ご指摘の点を正しく理解できたか不安なため、もう少々ご教示頂けますでしょうか。
    親が相続人である(被相続人は親の兄弟です)遺産分割を私が代理するためには、任意後見監督人を裁判所に申立てる必要があると理解しておりました。やりたい事は、他の相続人への法定相続分全部の有償譲渡です。
    以下、ご質問です。
    親の意思が無くても裁判所が後見相当と判断し任意後見監督人を選任すれば、私が代理できるという理解で良いでしょうか。
    また、先生ご指摘の「死後の財産整理のための不動産譲渡は通常許可が出ません」とは、被相続人である親の兄弟が所有していた不動産が親の法定相続分に含まれ、それを他の相続人に譲渡することは、通常は認められないということでしょうか。
    度々の質問で恐縮ですが、ご教示の程よろしくお願い致します。

  • 高井 雅秀 弁護士

    注力分野
    遺産相続
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    成年後見人は、本人に代わって法律事務を行うことができます。
    それは任意でも任意でなくても変わりません。
    任意の後見人だから普通の後見人と何か変わるわけではなく、任意後見人は誰が後見人になるかあらかじめ本人が選ぶことが可能という制度です。

    後見人は本人に代わって法律事務を行うことができますが、何でもできるわけではありません
    例えば民法859条の3で「成年後見人は、成年被後見人に代わって、その居住の用に供する建物又はその敷地について、売却、賃貸、賃貸借の解除又は抵当権の設定その他これらに準ずる処分をするには、家庭裁判所の許可を得なければならない。」といった制約があります。
    下手な処分をすると横領などに問われる可能性も高くあまりお勧めできません。

    本人に意思能力があるならば、手続を手伝ったり司法書士に頼んだりして登記手続きを進めた方が無難です。

  • 相談者 1047653さん

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    不動産譲渡については、被後見人の住居が対象と理解致しました。詳細なご説明ありがとうございました。

この投稿は、2021年07月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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