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離婚式プランナーの寺井広樹さん

別れる夫婦が結婚指輪を叩き割る「離婚式」…最近では元夫不在の「ソロ離婚式」も

「結婚式」をあげることで、結婚したことを実感したり、祝福される喜びを感じる人は多いと思います。では、離婚したら、どんな風に人に知らせ、新しい人生を歩むための区切りとすれば良いのでしょうか。

その答えの1つとして「離婚式」を提案するのが、離婚式プランナーの寺井広樹さん(35)です。長年、数多くの離婚カップルと向き合ってきた寺井さんに、離婚式をあげる方はどんなことを望んでいるのか。また、女性たちのニーズに注目し、今年から始めた「ソロ離婚式」について、お話を聞きました。

 「離婚理由について、話が食い違う場合がほとんど」

離婚式は文字通り、離婚が決まった2人があげる儀式のこと。親族や友人などを招き、「離婚に至った経緯」を参列者に向け説明した後に、2人(旧郎・旧婦)と、友人代表があいさつ。そしてトリには「最後の共同作業」として、結婚指輪をハンマーで叩き割るという儀式です。

この中で、寺井さんがいちばん苦労するのが「離婚に至った経緯」の原稿作りだといいます。

「離婚式の前に、旧郎・旧婦さんからお話をお伺いするのですが、話が食い違っている場合がほとんどです。ある男性は『金銭問題』とおっしゃっていましたが、女性に話を聞くと『旦那の浮気です』。男性側があげる離婚理由については、あまり信じすぎないように注意しています」

そして、離婚式を申し込むのは、意外にも男性が多いそうです。

「申し込みの8割は男性からですね。この仕事を通して、実感することですが、やはり男性は未練を残しやすい。『最後まで自分が決定権を持ちたい』というプライドもあって、自分自身が主導して離婚式を提案するのかな、とも思います。

離婚式では、結婚式におけるケーキ入刀のかわりに、おふたりで指輪を潰します。男性が離婚を受け入れて、前に進んでいくためには、指輪を潰すような『けじめ』をつける儀式が必要なのかもしれません」

ちなみに、男性が申し込みをする際、必ずしも元妻の同意を得ているとは限りません。そんな時、離婚式をするかどうかの意思を確認するのは、寺井さんです。

「男性が全額を出すと言っても、『恥の上塗りだ』『式をあげるお金があるなら、慰謝料にまわして欲しい』と、厳しい反応をされることも珍しくありません。奥様の同意が得られなければ、当然のことですが、離婚式は行いません」

次第に、女性が離婚式に求めるものは、男性のような「けじめ」ではなく、「身内に報告しておきたい」という現実的なニーズ、また「自分たちの結婚に意味があった」と肯定してほしいのではないか、と考えるようになったそうです。

 「ソロ離婚式」で読み上げられる離婚理由の苛烈さ

そこで今年2月、新たに始めたのが「ソロ離婚式」です。

「女性のニーズに応えようと思った時に、その場に男性がいる必要は無い。『ソロ離婚式』は、旧郎不在で、ご自身だけで離婚式を行うプランです」

反響は大きく、スタートから1ヶ月で、申し込みはすでに10組をこえたそうです。

「離婚式と同様、離婚理由を読み上げるのですが、その理由は、離婚式で読み上げられる内容以上に苛烈です。相手がそこに同席していないわけですからね。夫のお金、浮気、姑問題など、内容の激しさは正直、想像以上でしたね。

ソロ離婚式については、男性からの申し込みはゼロ。女性ばかりですね。離婚しても腫れ物に触るような扱いをされたくないということなのでしょうか、友人だけでなく同僚を招くこともあります。離婚式が決まった奥さんの方が、『やっぱりソロの方でやりたい』というケースもあります」

「離婚式」の相場は10万円、「ソロ離婚式」は5万円から。これまでに300をこえる離婚夫婦をみつめてきた寺井さんですが、「ソロ離婚式」を始めてから、ある思いが芽生えてきたそうです。

「結局、離婚式のできるご夫婦って、円満離婚なんだと思うんです」

さあ、もしあなたが離婚する時、「離婚式」と「ソロ離婚式」、どちらを選ぶことになりそうですか?

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