判例について       

親権者(監護親)に調停条項に基づく面会交流債務の不履行がある場合において監護親に監護権を留保しつつ非監護親への親権者変更を認めた事例・面会が履行されなかった月の養育費の支払い義務を免除する旨の調停条項を間接強制決定類似の給付命令に変更した事例・面会交流債務の内容を一部緩和した事例
[福岡家裁2014(平成26)年12月4日審判 判時2260号92頁]

この事例は話題になりました。

この事例は親権者変更された理由は本当に面会交流の不履行だけが原因でしょうか?
親権者変更されても即時抗告すらしていません(するかしないかは勝手な話でしょうが)
hukawa5678さん
2016年02月05日 21時09分

みんなの回答

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
離婚・男女問題に注力する弁護士
ありがとう
> 親権者(監護親)に調停条項に基づく面会交流債務の不履行がある場合において監護親に監護権を留保しつつ非監護親への親権者変更を認めた事例・面会が履行されなかった月の養育費の支払い義務を免除する旨の調停条項を間接強制決定類似の給付命令に変更した事例・面会交流債務の内容を一部緩和した事例
> [福岡家裁2014(平成26)年12月4日審判 判時2260号92頁]
>
> この事例は話題になりました。
>
> この事例は親権者変更された理由は本当に面会交流の不履行だけが原因でしょうか?

そのようです。親権者を変更することにより監護親の面会交流拒否という態度を変化させることを目的としています。
なお、監護権は変わらなかったため、即時抗告されなかったと推測されます。

2016年02月05日 21時58分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
離婚・男女問題に注力する弁護士
ありがとう
ア 面会交流を確保することの意義について
 双方の親と愛着を形成することが子の健全な発達にとって重要であり、非監護親との面会交流は、非監護親との別離を余儀なくされた子が非監護親との関係を形成する重要な機会であるから、監護親はできるだけ子と非監護親との面会交流に応じなければならならず、面会交流を拒否・制限しうるのは、面会交流の実施自体が子の福祉を害するといえる「面会交流を禁止、制限すべき特段の事情」がある場合に限られると解されている(細矢郁ほか「面会交流が争点となる調停事件の実情及び審理の在り方-民法七六六条の改正を踏まえて」・家庭裁判月報六四巻七号七五頁参照)。
 そして、本件において、かかる特段の事情が認められないことは明らかであるところ、申立人と事件本人との関係が良好であったことに照らせば、相手方の態度変化を促し、事件本人の申立人に対する拒否的な感情を取り除き、円滑な面会交流の再開にこぎ着けることが子の福祉にかなうというべきである

 

2016年02月05日 21時59分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
離婚・男女問題に注力する弁護士
ありがとう
イ 相手方が親権者と指定された前提が損なわれていること
 前件暫定合意及び前件調停の内容及びそれに至る経緯に照らせば、申立人が、相手方を監護者ないし親権者と指定することに同意したのは、相手方が面会交流の確保を約束したことが主たる理由であったと認められる。また、前件監護状況調査において、調査官は、事件本人と会えなくなるという申立人の不安は現実的なものと考えられるとの意見を示していたから、相手方には、その意見を真摯に受け止め、面会交流の円滑な実施に向けて必要な配慮を行うことが強く期待されていたといえる。
 しかるに、前記認定のとおり、相手方の言動により事件本人が面会交流に応じない事態となっており、相手方を親権者として指定した前提が損なわれていると評価せざるを得ない。

2016年02月05日 21時59分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
離婚・男女問題に注力する弁護士
ありがとう
ウ 親権者変更以外に現状を改善する手段が見当たらないこと
 申立人は、調停や履行勧告などの法的手段や、面会交流支援機関(FPIC)を利用するなどして、面会交流の再開に向けて取り得る手段を尽くしてきたことが認められる。そして、申立人は、本件調停事件においても、面会交流さえ確保できれば、親権者変更に拘らないとの態度を示してきたものであるが、前記のとおり、二回目の試行的面会交流は失敗し、その後も面会交流の再開の目途がたたなくなっている。また、相手方は、面会交流を実現するには時期を待つしかないなどと述べ、事件本人に対して面会交流を動機づける具体的な方策を持ち合わせていない。
 そうすると、申立人において、親権者変更を求める以外に、面会交流が実現しない現状を改善する手段が見あたらないといえる。

2016年02月05日 22時00分

hukawa5678 さん (質問者)
1 性的虐待の疑いについて
相手方(母)は、性的虐待の疑いがあるので、頻度は1カ月に1回というわけにいかないし、宿泊を伴う面会は避けるべきと主張した。しかし、メールの内容(長男が申立人(父)の性器を触った)と2回目の試行面会時の発言(申立人が長男の性器を触った)では変遷がある上、メール時(3歳)と試行面会時(5歳)の長男の年齢、メール直後に宿泊付きの面会交流を含める内容の調停に合意したこと等から、性的虐待の事実は認められないとした。
2 長男の強い拒絶について
経緯を詳細に認定した上、長男が申立人を強く拒絶するに至った主な原因は相手方の言動にあるとした。

この審判は性的虐待を母親側が主張したみたいですが、その事実を裁判所は否定しています。
これが親権者を変更された一番の要因でないでしょうか?

2016年02月05日 22時08分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
離婚・男女問題に注力する弁護士
ありがとう
> 1 性的虐待の疑いについて
> 相手方(母)は、性的虐待の疑いがあるので、頻度は1カ月に1回というわけにいかないし、宿泊を伴う面会は避けるべきと主張した。しかし、メールの内容(長男が申立人(父)の性器を触った)と2回目の試行面会時の発言(申立人が長男の性器を触った)では変遷がある上、メール時(3歳)と試行面会時(5歳)の長男の年齢、メール直後に宿泊付きの面会交流を含める内容の調停に合意したこと等から、性的虐待の事実は認められないとした。
> 2 長男の強い拒絶について
> 経緯を詳細に認定した上、長男が申立人を強く拒絶するに至った主な原因は相手方の言動にあるとした。
>
> この審判は性的虐待を母親側が主張したみたいですが、その事実を裁判所は否定しています。
> これが親権者を変更された一番の要因でないでしょうか?

何故そう思うのでしょうか?

2016年02月05日 22時14分

hukawa5678 さん (質問者)
何故そう思うのでしょうか?

面会交流の拒否だけで、親権者変更するほど 家裁は面会交流に熱心でありません。

実務上 親権者の意向に拘るのが家裁です。


子供に性的虐待という嘘をつかせたという心証を裁判官に抱かせたのが原因でないでしょうか?

2016年02月05日 23時32分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
離婚・男女問題に注力する弁護士
弁護士が同意2
ありがとう
> 面会交流の拒否だけで、親権者変更するほど 家裁は面会交流に熱心でありません。
>

→ 面会交流は原則実施です。熱心ですよ。

> 実務上 親権者の意向に拘るのが家裁です。
>
>
> 子供に性的虐待という嘘をつかせたという心証を裁判官に抱かせたのが原因でないでしょうか?

→ 背景の理解が違うので、これ以上議論しても意味はないと思います。他の方と議論して下さい。

2016年02月06日 00時07分

この投稿は、2016年02月05日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

何をするべきか知りたい方へ

離婚・男女問題_やること診断イラスト

簡単な質問に答えることで
今するべきことがわかります
やること診断

関連度の高い法律ガイド

離婚後に面会交流が約束どおり実施されない場合の対処法

面会交流について調停や審判でルールが決まったにもかかわらず、その通りに面会交流が実施されない場合、裁判所の手続きによって、子どもとともに暮ら...

子どもとの「面会交流」を拒否された…どうすればいい?

離婚をして、子どもと離れて生活する親にも、子どもに会う権利(面会交流権)が認められています。もしも、子どもと生活を共にする親に面会交流を拒否...

別居中の面会交流を拒否されて面会交流調停を申し立てる場合の手続きの流れ

別居によって子どもと離れて生活することになり、面会交流を行いたいけれど配偶者に拒否されている。このような場合、家庭裁判所に「面会交流調停」を...

離れて暮らす親子の「面会交流」ルールの決め方と拒否できるケース

離婚をすると、どちらか一方の親は、子どもと離れて生活することになります。離れて生活する親にも子どもに会う権利(面会交流権)があり、子どもと共...

「孫に会いたい」面会交流に元配偶者の親が同席…拒否できない?

離婚後の面会交流の場に、元配偶者の親が「孫に会いたい」と同席を希望してきた場合、拒否することはできるのでしょうか。この疑問について「[みんなの...

この相談に近い法律相談

  • 裁判官が伝えるのでしょうか?

    2ヶ月に1回の面会交流の審判書の間接強制 2月16日に決定 主文 ①平成24年?の審判された執行力のある審判正本に基づき、債務者は債権者に対し別紙記載の内容で面会交流をさせなければならない。(別紙には審判書とおり、2ヶ月に1回2時間の面会交流となっております) ②債務者は本決定の告知を受けた日以降、前項の義務を履行しな...

  • 教えてください。               

    2ヶ月に1回の面会交流の審判書の間接強制 2月16日に決定 主文 ①平成24年?の審判された執行力のある審判正本に基づき、債務者は債権者に対し別紙記載の内容で面会交流をさせなければならない。(別紙には審判書とおり、2ヶ月に1回2時間の面会交流となっております) ②債務者は本決定の告知を受けた日以降、前項の義務を履行しな...

  • 認識のちがい                     

    2ヶ月に1回の面会交流の審判書の間接強制 2月16日に決定 主文 ①平成24年?の審判された執行力のある審判正本に基づき、債務者は債権者に対し別紙記載の内容で面会交流をさせなければならない。(別紙には審判書とおり、2ヶ月に1回2時間の面会交流となっております) ②債務者は本決定の告知を受けた日以降、前項の義務を履行しな...

  • 争う方法              

    2ヶ月に1回の面会交流の審判書の間接強制 2月16日に決定 主文 ①平成24年?の審判された執行力のある審判正本に基づき、債務者は債権者に対し別紙記載の内容で面会交流をさせなければならない。(別紙には審判書とおり、2ヶ月に1回2時間の面会交流となっております) ②債務者は本決定の告知を受けた日以降、前項の義務を履行しな...

  • 教えてください。                 

    2ヶ月に1回の面会交流の審判書の間接強制 2月16日に決定 主文 ①平成24年?の審判された執行力のある審判正本に基づき、債務者は債権者に対し別紙記載の内容で面会交流をさせなければならない。(別紙には審判書とおり、2ヶ月に1回2時間の面会交流となっております) ②債務者は本決定の告知を受けた日以降、前項の義務を履行しな...

法律相談を検索する

弁護士に依頼することを検討中の方はこちら

複数の弁護士にまとめて見積り依頼
費用対処方針比べて選ぶことができます。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

離婚・男女問題の「トラブル体験談」

Aさん(30代女性)

DVを繰り返す夫から自由に - 2人の子どもの親権と養育費を勝ち取ったAさんの体験談

  • DV
  • 親権
  • 養育費
  • 面会交流

結婚11年目のAさんは、パートで働きながら8歳と10歳の子どもを育てる母親でした。会社勤めをしている夫は、家事や育児に協力しないだけでなく...

Bさん(20代女性)

性格の不一致から夫との生活が苦痛に - うつ病を患いながら離婚を成立させたBさんの体験談

  • 性格の不一致による離婚
  • うつ病
  • 新居の処分

結婚1年目のBさんは、夫と共働きの二人暮らし。当時仕事に追われていたBさんは、家庭内での夫の態度に違和感を覚えるようになっていました。B...

Cさん(40代女性)

育児・家事に無関心な夫と離婚 - 3人の子どもの親権・養育費を争ったCさんの体験談

  • 親権
  • 養育費
  • 財産分与
  • 年金分割

Cさんは、3人の子どもを育てる専業主婦でした。公務員の夫は、結婚当初から家庭内のことに無関心でした。「子どもが生まれたら変わるかな」と...

依頼前に知っておきたい弁護士知識

面会交流に注力する弁護士

よく見られているキーワード一覧

最近検索されたキーワード

法律相談を検索する

新しく相談する無料

面会交流の法律ガイド

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に相談しようと思ったら…

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

離婚・男女問題のニュース

  1. 既婚の中年女性とワンナイト、恐怖の幕開け…...
  2. AV出演は「自己決定」なのか 「サインがあれ...
  3. 夫が結婚するまで精神疾患を隠していた! 4...
  4. はあちゅうさん妊娠、生まれてくる子と事実婚...
  5. 既婚男性「一緒になろう」と誘惑→離婚せず…「...
  6. 2年にわたって妻を誘惑する男、夫は「戦略的...
  7. 「妻とはうまくいっていない」を信じるな 不...

活躍中の弁護士ランキング

離婚・男女問題の分野

ピックアップ弁護士

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。