婚約指輪を受け取り、結婚の口約束をしたあとの破局は婚約破棄になりますか?

公開日: 相談日:2021年05月02日
  • 3弁護士
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【相談の背景】
4ヶ月前に他県の方と結婚相談所で出会い、その後2ヶ月でプロポーズされ、その場で婚約指輪をもらいました(指輪はいずれ出会うであろう結婚相手に渡すつもりで予め購入していたものだそうです)。それから2人で結婚について話をしていたものの、私自身、幼い子供を連れての他県への転居や仕事を辞めなければならないこと、同居していた両親と離れることなど、様々な面での不安が大きくなり、どうしても結婚に対して前向きになれず、先日、彼に別れたいと告げました。すると彼のほうから、上記のような不当な理由での婚約破棄に当たった場合、婚約指輪の代金と慰謝料の請求をする可能性があると言われました。ちなみに、まだ両者の親へ結婚の挨拶はまだ済ませていませんでした(彼は私の両親と一度だけ会ったことがありますが、私は彼のご両親と一度もお会いしていません)。

【質問1】
この場合、婚約破棄にあたるのでしょうか?(私自身、まだ双方の両親への挨拶が済んでおらず、結婚の口約束と婚約指輪を受け取っただけでしたので、婚約しているという認識はありませんでした。)

【質問2】
婚約指輪は返還するだけで良いのでしょうか?(彼は、指輪を返されても困るので代金を請求すると言っています)

【質問3】
慰謝料を請求される可能性は高いでしょうか?(彼の言い分としては、親へ結婚相手として紹介する段取りをしていたのに、破棄されたことで親にしめしがつかないため慰謝料を請求したいと言っています)

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  • 弁護士ランキング
    栃木県1位

    木村 将俊 弁護士

    注力分野
    離婚・男女問題
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    お困りのことと存じます。

    【質問1】
    一般的な回答となり、恐縮ですが、双方結婚をする合意をしていた場合、口頭であっても婚約は成立しますので、婚約を解消する場合は婚約破棄に該当します。
    今回、結婚の口約束があったとのことですので、婚約破棄には該当します。

    【質問2】
    双方話し合いの結果次第になると思います。
    婚約指輪については、名入れや記念日の刻印をしてある場合には、当該婚約以外に利用価値が乏しいため、指輪代の支払いが必要になると思われます。
    他方で、何ら刻印などがない場合は、指輪の返却のみで済む場合があると思います。

    【質問3】
    慰謝料を請求されるかはケースバイケースだと思います。
    婚約指輪の返却などの際に双方清算する必要があるものについて、しっかりと話し合いができれば、慰謝料までは請求されない可能性はあると思います。
    ちなみに、慰謝料を請求されるとして、その額の算定は、交際期間の長短、親への紹介の有無、結納の有無、結婚式場の予約をしていたなど結婚に向けての準備が進むにつれて、高額になっていきます。
    今回、婚約まで2か月、婚約解消まで4か月と比較的早い段階での婚約解消ですので、慰謝料が発生するとしても、金額は大きくはならないと思います。

    ご参考になれば幸いです。

  • 弁護士が同意
    5
    ベストアンサー
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    【質問1】
    この場合、婚約破棄にあたるのでしょうか?
    →すぐに当たるとは思えません。
     結婚相談所から2ヶ月で、単に昔買っていた婚約指輪をもらっただけですから。
     それに対して、なぜ結婚に至れないかのこちらの言い分には、正当さがあります。
     婚約破棄には、①婚約の成立と②一方的に破棄するという要件が必要です。本件では、婚約の成立には疑義がある上、②一方的破棄にも当たらないと考えられる正当さがあります。

    【質問2】
    婚約指輪は返還するだけで良いのでしょうか?(彼は、指輪を返されても困るので代金を請求すると言っています) 
    →見解がわかれるところですが、一旦、弁護士を入れるほうがよく、その弁護士の判断にもよりますが、婚約指輪を返す前に、傷など現状を色々な角度から写真に撮った上で、婚約指輪だけ返還すればよいと思います。とはいえ、頼んだ弁護士に従ってください。
     法的には、婚約破棄が成り立つ場合、損害賠償(慰謝料)請求と原状回復請求ができます。今回の婚約指輪は、後者に当たり、買った代金を弁償するということは、法的には無理があると思いますし、こちらもこのような指輪、当然いりませんよね。

    【質問3】
    慰謝料を請求される可能性は高いでしょうか?
    →可能性はありますが、高いか低いかでいえば、低いと思います。
     2ヶ月で結婚できると思ってしまう彼の甘さ等にも問題があると思いますし、仮にこれで結婚しても、うまくいくはずがなく、離婚になるでしょう。そうしたら、慰謝料等を支払うのは彼になる可能性が高いと思います。そこまで考えが至らず、こちらの悩みを聞いて、「婚約破棄」と言い出す始末。
     結婚という人生の決断をせかし、自分に有利に持っいくための言葉のように感じます。もし婚約破棄が嫌だから結婚すると言った場合の女性の気持ち。それがあって結婚生活になる。それがうまくいくはずがないという想像ができていないところ。
     彼の考え方等に問題が多いと思います。
     結婚を焦っているのではないでしょうか。
     「こちらは弁護士を入れて白黒はっきりつけさせていただきます」と言ったら、急に、婚約破棄の話を撤回してくるような相手のような感じすらします。

  • 弁護士ランキング
    宮城県2位
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    【質問1】
    損害賠償が発生するのは、婚約が成立し、かつその婚約を正当な理由なく破棄した場合です。
    婚約は将来婚姻することの合意です。単なる睦言などとの区別が必要で、真摯な合意が必要、などといったりもします。法的に要式性が規定されているわけではないので、口頭でも成立しえますが、真摯な合意かどうかは心のうちの話で外部からは分かりませんから、実際のところは婚姻に向けてどのような準備活動をしていたか、といったところか判断されます(そこで、指輪の取り交わしや結納の有無、親への結婚相手としての紹介などの話が出てきます)。
    相談者の場合、結婚相談所で知り合いプロポーズされたことや、指輪をプレゼントされたとあるので、婚約が成立していたとなる可能性はそれなりにあると思います。一方で、結婚相談所で知り合ったといっても、色々な段階のレベル(知り合ってからの期間、成婚退会したのかなど)があるので、それによっても結論は変わるかもしれません。指輪が相談者のためだけではなく、あらかじめ用意されていたものという点ももしかひたら影響するかもしれません。いずれにせよ具体的な事情次第のところが大きいです。

    【質問2】
    婚約が成立し、相談者が正当な理由なく破棄したといった場合、基本的には指輪の返還が必要でしょう。金銭で返す場合は、指輪の購入代ではなく現存価値(今売った場合の金額)です。

    【質問3】
    上記同様、婚約が成立し、かつ正当な理由のない破棄といえる場合は慰謝料が発生します。
    本件で支払う必要があるかは、前記の通り婚約が成立していたといえるか、破棄の理由がどのようなものかによるところです。仮に婚約が成立していたといえる場合、破棄の理由が正当かは相談者に不利な点もあると思います(あらかじめわかっていた事情といえそうなので。後発的に生じた事情にもよる)。
    上記はあくまで仮定の話です。婚約の成立自体を否定できる場合もありますし、この点は詳細な事情を聞き取らなければなんとも言えませんので、一度お近くの弁護士に直接相談された方が良いです。

    それまでは、少なくとも支払う約束を相手とするといったことは避けましょう。そうしてしまうと原則支払わなければならなくなります。

この投稿は、2021年05月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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