財産分与の基本と、妻側からのありえない財産分与についての提案について

<A.財産分与の基本について>

離婚における財産分与で、住宅があるのですが、
住宅を含めたおおよその財産関係が以下のようになっています。

住宅現在価値:1650万円 (1)
ローン残高:1200万円 (2) ・・・夫婦連帯債務(5:5)
合計(1)-(2)-(3):450万円 (4)

なお、この住宅には私の特有財産を当てている部分があり、
おおよそその寄与率が57%(取得時2800万円、特有財産分1600万円)です。

寄与度考慮した特有財産:940万円 (5)

この場合の財産分与で、私が受け取れる金額としては、

特有財産分:(5)まるまる=940万円 (6)
特有財産を除く分与分:((4)-(5))÷2=▲490万円÷2=▲245万円 (7)
合計(6)+(7):695万円

695万円と考えるのが基本と考えていいのでしょうか?


<B.妻側の財産分与の要求について>

これが基本と考えた場合、最近妻側からの要求で、
この住宅について、ローン残高1200万円すべて私が支払え、
特有財産については明記なし(たぶん返すつもりなし)、
飲まなければ裁判を起こす、という要求が、
妻側の代理人弁護士を通してきています。

私の方が完全に丸々損をし、妻側は借金すべてなくなるうえに、
私の側の財産もまるまる受け取るという、
とても普通の神経では考えられないような泥棒のような要求で、
しかも弁護士がいてのこの要求というのは、
妻側だけでなく、妻側弁護士の資質についても疑わしく感じています。

しかも、この後、財産整理が済めば、妻側の方はこの家を壊すつもりです。
私の今までの人生をドブに捨てるような内容であり、
人間としての尊厳を思いっきり傷つけられた気分です。

こんな要求飲めるはずもないのはもちろんですが、
このまま裁判になってこんな要求が認められる可能性あるのでしょうか?

また、この要求で人間としての尊厳を傷つけられた
という点で、慰謝料の増額を検討したいとも考えていますし、
(もともとの離婚に至るきっかけが妻側の浮気行為)
向こうの弁護士に対しても何らかの対応を取りたいと考えています。
そういったことは可能なものでしょうか?


以上のA,Bの点について、部分的な回答でも構いませんので、
先生方の見解を聞かせて頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。
2017年09月16日 13時32分

みんなの回答

下大澤 優
下大澤 優 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 宮城県1 離婚・男女問題に注力する弁護士
弁護士が同意1
ベストアンサー
ありがとう
財産分与における不動産の価値は,市場価格から残ローン額を控除して算出します。
従いまして,本件不動産の純粋な価値は450万円です。
財産分与対象となるのは,上記450万円となります。

次に,450万円をどのように分与するのかを検討します。
購入価格の57%を特有財産から支出したとなると,450万円(不動産の純粋な価値)の57%である約256万円が,特有財産支出による貢献分となります。
そして,450万円−256万円=194万円が,財産分与対象部分となります。

以上をまとめますと,本件における分与額は次のとおりです。
ご質問者分:256万円+97万円(194万円÷2)=353万円
妻分:97万円

上記の計算方法が絶対的なものとまではいえませんが,少なくとも,不動産の純価値(本件では450万円)を超える分与は受けられないものとお考えください。

2017年09月16日 19時41分

相談者
ご回答ありがとうございます。
1つの考え方として理解しておきます。

1つだけお伺いしたいのですが、財産分与の対象となるのは、
「婚姻し、夫婦が共同生活を初めてから別居に至るまでの間に、
夫婦双方の寄与により増加した共有財産」
ということをどこかの弁護士さんの書かれているサイトで見たのですが、
そうなると特有財産は分与の対象外となり、
「不動産評価額×充当した特有財産の占める寄与率」
分の金額は、まるまる受け取れるのではないか?
と思ったのですが、違うのでしょうか?

2017年09月17日 01時51分

下大澤 優
下大澤 優 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 宮城県1 離婚・男女問題に注力する弁護士
ありがとう
住宅ローンの残高で0である場合には,仰るとおりの考え方で問題ありません。
住宅ローンの残高が存在する場合,単純に不動産の評価額を基準にするのではなく,ローン額を控除した額を不動産の価値と考えることが一般的ですから,「(不動産評価額−ローン残高)×特有財産の寄与率」という計算式になるわけです。

2017年09月18日 21時22分

この投稿は、2017年09月16日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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