財産分与の際の住宅ローンの扱いについて

公開日: 相談日:2021年03月23日
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【相談の背景】
現在、離婚調停中です。
調停は浮気をした夫が弁護士委任し申し立てました。
現在、2回目までの期日が行われています。
夫は自宅を出て1人アパートを借りて住んでいます。
私と子供達(2人:小学生)は夫名義の自宅に住み続けており、住宅ローンは夫が全額支払っています。

私は離婚に応じるつもりはありませんが、このまま夫の意思が変わらない場合、子供が成人するなどのタイミングで最終的には離婚せざるを得ないのかな…と考えています。

このため、今回の調停が不調となった場合と最終的に離婚となる場合についてご教示ください。

【質問1】
不調となった後、一定期間経過後に再度夫から調停を起こすことは可能でしょうか?可能の場合はどれくらいの期間が目安になりますでしょうか?また、不可能の場合は裁判となるのでしょうか?

【質問2】
最終的に離婚となり財産分与や慰謝料を算出する際、住宅ローンのうち、私が居住で負担すべき金額の相当額(例えば別居後離婚までの住宅ローン3割など)を、私は控除されることになるのでしょうか?

1010773さんの相談

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    川崎 政宏 弁護士

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    1 調停不成立後に、すぐに離婚訴訟を起こすこともできますし、再度の離婚調停を一定期間経過後に申し立てることもできます。

      夫が不貞行為をして有責配偶者であることが明らかな場合、前者でいきなり訴訟を起こしても請求棄却となるので、通常は後者の形で、別居期間が長期化した段階で(あるいは未成熟子がいなくなる時期に)再度の離婚調停を申し立ててくることが多いです。

      長期の別居期間をどうみるかは個別事情にもよりますが、3~5年程度の間隔をあけて申し立てることが多いようです。有責性が弱い場合などは間隔も短くなりがちです。

    2 財産分与については別居時点が基準になりますから、別居後のローン負担は婚姻費用分担額で考慮されることはあっても、財産分与や慰謝料額には影響しません。

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    森田 英樹 弁護士

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    【質問1】

    不調となった後、一定期間経過後に再度夫から調停を起こすことは可能でしょうか?
    ・・・可能です。
    可能の場合はどれくらいの期間が目安になりますでしょうか?また、不可能の場合は裁判となるのでしょうか?
    ・・・期間としてはケースにより様々ですが 一般的には数年後と考えられます。
    離婚を求める場合 ただちに訴訟提起は認められずまずは調停申し立てを行う必要があります(調停前置主義)。

    【質問2】

    最終的に離婚となり財産分与や慰謝料を算出する際、住宅ローンのうち、私が居住で負担すべき金額の相当額(例えば別居後離婚までの住宅ローン3割など)を、私は控除されることになるのでしょうか?

    ・・・なりません。それまでに婚姻費用の額の算定において居住費として 2~3万円程度の負担を求められることになるはずです。


  • 鈴木 克巳 弁護士

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    > 【質問1】
    > 不調となった後、一定期間経過後に再度夫から調停を起こすことは可能でしょうか?
    ◆ 可能です。

    >可能の場合はどれくらいの期間が目安になりますでしょうか?
    ◆ 目安というものはありませんが、直ぐに起こしても、また不調になるであろうことは明らかでしょうから、申立をしてくるにしても、かなり後でしょう。

    > また、不可能の場合は裁判となるのでしょうか?
    ◆ 前述したように不可能ということはありませんが、調停が不成立になったとして再度調停の申立をするという手段ではなく訴訟を提起してくる可能性もあります。

    ◆ 不貞行為をした夫、つまり、有責配偶者である夫からの離婚請求は、未成年者のお子さんが2人もいらっしゃって、少なくとも10年近くの婚姻生活を送っていると思われる貴殿のケースでは、貴殿が離婚拒否を貫けば、数年の別居で離婚が認められることにはなりません。
     したがって、夫としては、負けると分かって訴訟を提起してくる可能性は低いでしょう。別居期間が3年~5年を経過した時点で、再度離婚調停の申立をしてくる、そんな感じでしょうか?(あくまで私の推測に過ぎません。)

    ※ 1回の回答には文字数制限がありますので、質問2については、別稿にて回答します。

  • 鈴木 克巳 弁護士

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    離婚・男女問題
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    > 【質問2】最終的に離婚となり財産分与や慰謝料を算出する際、住宅ローンのうち、私が居住で負担すべき金額の相当額(例えば別居後離婚までの住宅ローン3割など)を、私は控除されることになるのでしょうか?

    ◆ 夫が住宅ローンを支払っている場合は婚姻費用の減額事由として考慮されるのが一般的(例えば住宅ローンの3割相当額は算定表の婚姻費用から控除される等)です。

    ◆ 住宅の財産分与については「財産分与時点の不動産の時価-別居時のローン残高」が財産分与の対象となるという計算がなされるのが一般的です。
      つまり、別居後の住宅ローン減少分は夫が100%負担したと評価され、その分夫の取り分が多くなります。
      例えば、財産分与時の不動産の時価が5000万円、別居時ローン残高が3500万円、財産分与時ローン残高が2500万円の場合、財産分与の対象となるのは5000万円-3500万円=1500万円で、貴殿はその2分の1の750万円を取得する一方で、夫は750万円+(3500万円-2500万円)=1750万円を取得できます。

    ◆ 婚姻費用で住宅ローン分を丸々差引くというような合意をした場合は財産分与での取り分は同額です。

    ◆ 慰謝料については、全く影響しません。
      夫が住宅ローンを全面的に負担しようと、貴殿が受けた精神的苦痛が減額されるべき理由には全くなりません。
      ご安心下さい。

  • 相談者 1010773さん

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    川崎先生 森田先生 鈴木先生

    ご回答ありがとうございます。
    とても勉強になるとともに安心しました。

    別居してから1年以上経ちましたが、夫は自分が住むことのない家のローンを黙々と支払い続けており、ありがたい(と言っても夫の浮気がなければ当然のことであったはずなのですが)と思う反面、浮気して暴力をし、私の心と体に消えない傷を残しておきながら弁護士委任して離婚調停を起こす、不適切な表現ですが言わば負け戦とほぼわかっていながら仕掛けてくる真意がよくわからず、最終的に私を困らせる何かが隠されているのでは。。と不安になってお尋ねした次第です。

    ありがとうございました。

  • 鈴木 克巳 弁護士

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    離婚・男女問題
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    > 別居してから1年以上経ちましたが、夫は自分が住むことのない家のローンを黙々と支払い続けており、ありがたい(と言っても夫の浮気がなければ当然のことであったはずなのですが)と思う
    ◆ 「ありがたい」などという言葉を言ってくれる奥さんを裏切るなんてひどい夫ですよ。

    >反面、浮気して暴力をし、私の心と体に消えない傷を残しておきながら弁護士委任して離婚調停を起こす、不適切な表現ですが言わば負け戦とほぼわかっていながら仕掛けてくる
    ◆ 不適切ではありません。適切な的確な表現です。

    >真意がよくわからず、最終的に私を困らせる何かが隠されているのでは。。と不安になってお尋ねした次第です。
    ◆ 単に不貞相手と早く結婚したいだけじゃないですか。
      自分の勝手な欲望を実現したいために、強引にやってきたんだと思います。

    > ありがとうございました。
    ◆ お辛いことと存じます。お悔しいことと存じます。
      でも、貴殿の側には、かわいいお二人のお子さんがいらっしゃいます。
      お子さんたちと暮らせている、これは、最高の幸せじゃないですか。
      お子さんたちのためにも、この苦難、乗り越えて下さい。
      頑張ってくださいね。
      

  • 相談者 1010773さん

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    鈴木先生

    心のこもった激励のお言葉をありがとうございます!

    一時はどん底の気持ちでした。また、夫が改心する事を心のどこかで微かに期待していたとのだと思います。

    今はその想いとは訣別し、子供たちとの生活を守ることだけ考えるようにしています。

    『失っても、前に進むしかない。どんなに打ちのめされても、守るものがある。』

    偶然、子供たちが大好きなアニメを一緒に見ていて流された曲の歌詞です。

    その後、恥ずかしながら1人で何度も繰り返し聞いていい歳ですが涙し、子供たちを守らなければならないという気持ちにシフトできました。

    夫はこれからもどんな手段を使ってくるかわかりませんが、こちらで先生方のお智恵をいただきながら乗り越えていきたいと思います。

    本当にありがとうございました。

  • 鈴木 克巳 弁護士

    注力分野
    離婚・男女問題
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    > 『失っても、前に進むしかない。どんなに打ちのめされても、守るものがある。』
    ◆ 「竈門炭治郎のうた」ですね。
       “絶対に失わないものがある”、それは“母と子の絆”です。
       お母さんが頑張っている姿、お母さんが自分たちのことを愛してくれている姿、
       お子さん達は一生忘れません。
      
    > 夫はこれからもどんな手段を使ってくるかわかりませんが、こちらで先生方のお智恵をいただきながら乗り越えていきたいと思います。
    ◆  “母は強し”です。
       “正義は勝つ”です。
       頑張ってくださいね。

  • 相談者 1010773さん

    タッチして回答を見る

    鈴木先生

    お忙しいところご返信ありがとうございます!
    子供の卒業式などでバタバタしてしまい御礼が遅くなってしまい申し訳ありません。

    はい!頑張ります!!

    私にもきっと不十分な点はありましたし、子供たちのためにもっと私が寛容になるべきだったのかと迷った時期もありましたが、夫の、弁護士委任して、言いがかりとしか思えない理由を付けて自分を正当化する姿勢に、私の判断は正しかったと迷いも晴れました。

    子供たちにとって両親と暮らせないことは辛いことですが、いずれわかってくれる日が来ると信じて頑張ります!

    ありがとうございました。

この投稿は、2021年03月時点の情報です。
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