離婚の審判と裁判につきまして

公開日: 相談日:2011年08月12日
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こんにちは。離婚の審判と裁判についてお教え願います。

私の親族(妻)が離婚を希望しています。

夫も、離婚自体には同意するようですが、住宅ローンの問題もあり、財産分与についての希望は夫婦で大きな隔たりがあります。

おそらく調停をしても合意にいたるのは難しい印象ですが、もし調停の結果、財産分与についての何らかの審判が出た場合、夫婦の一方がその審判内容に納得いかない場合でも、財産分与のための裁判に進むことはできないのでしょうか?

もし納得いかなくても裁判に進むことができないとすると、調停をおこすことに抵抗を感じます。


また、財産分与についての審判に納得がいかない場合、離婚を拒否することはできるのでしょうか?

それとも、審判がでて、裁判に進むこともできない以上、離婚は成立してしまうのでしょうか?

72510さんの相談

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    調停,審判,裁判は,それぞれ手続が異なるので,その理解が必要です。離婚調停の申立てをしたとしても,離婚の条件,例えば,慰謝料,財産分与で折合いがつかなければ,調停は全体として不成立(不調)となるのが一般的です。離婚が成立していないのに,財産分与だけ合意するなどと言うことはあり得ませんし,財産分与の審判が下されることもありません。但し,調停において,財産分与だけが解決できずに,離婚のみについて調停が成立した場合には,別途財産分与について審判を求めることは不可能ではありませんが,それは例外的で,普通の当事者は離婚とまとめて解決しようとするので,財産分与について折合いがつかなければ,調停は全体として不成立(不調)にします。そうなると,今度は離婚訴訟を提起することになり,離婚と合わせて財産分与の申立てもするのです。

  • 弁護士 A

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    財産分与ですが,離婚の条件として「財産分与をこうするかわりに,離婚に応じる」という場合,分離することはあまりありません。
    というのも,ばらばらにして財産分与審判の結果は出たが,離婚に至らなかったということは避ける必要があるからです。
    場合によっては,離婚に争いがないのであれば先に離婚の部分だけ調停調書にするといわれるかもしれませんが,それは拒否が可能ですから,その点も気にする必要はありません。

    大抵の場合,離婚調停の中で財産分与の話を行い,合意に至らなかった場合には離婚訴訟とセットで財産分与の請求を行うという形になります。

    但し,財産分与は相手の財産の把握をしていないと望みどおりの内容は中々出にくいですから,事前の準備が重要です。

  • 相談者 72510さん

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    田沢先生、A先生、詳しいご回答ありがとうございました。

    追加で恐縮ですが、もう1点教えていただけますでしょうか。

    > 別途財産分与について審判を求めることは不可能ではありませんが

    とのことですが、審判とは、当事者双方が求めることで下されるものなのでしょうか?
    (夫婦の一方だけの希望で下されることもありますか?)

    それとも、裁判官の判断で、審判を下した方がいいと思えば下されるものなのでしょうか?

    知人の「財産分与は、家事審判法9条の乙類だから、家裁の審判で決まればもう裁判できず、決定だよ」という言葉が非常に気になっておりまして・・・。

    何度も申し訳ございませんが、ご回答いただけますと幸いです。

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    財産分与は,普通は分与を受ける側(権利者)が申立人となり,分与すべき側(義務者)を相手方として,家庭裁判所に財産分与の審判申立てをします(調停申立てをしても構いません。)。審判申立てをしても,まずは調停に回されるでしょうし,それで調停が不成立となれば,審判手続に戻って審判することになります。最初に調停申立てをすれば,それが不成立となった段階で,自動的に審判手続に移行します(調停申立てをしたときに,審判申立てをしたものと扱われます。)。権利者と義務者の関係ですから,申立人と相手方(被申立人)の関係となり,裁判でいうところの原告と被告です。両方が共同申立人となるものではありません。

  • 相談者 72510さん

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    田沢先生、ご回答ありがとうございます。

    > 最初に調停申立てをすれば,それが不成立となった段階で,自動的に審判手続に移行します(調停申立てをしたときに,審判申立てをしたものと扱われます。)。

    私どもとしては、上記の点を一番心配しております。

    財産分与以外については、離婚することを含め争いはありません。
    (もちろん、納得の行かない財産分与の形であれば、離婚に同意はしませんが)

    ですので、調停でも争点は財産分与に絞られると思います。

    結果、調停が不成立となり、審判手続に移行した際、「離婚自体に争いはないようだから」ということで、夫の主張にそった財産分与+離婚を認める審判がでてしまい、裁判もできない、ということもあるのでしょうか?

    A先生も
    > 分離することはあまりありません
    とおっっしゃっていますが、そのあまりない例外的な審判となってしまうと・・・と心配してしまっています。

  • 弁護士 A

    注力分野
    離婚・男女問題
    ベストアンサー
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    調停から審判に自動的に移行するのは,ほとんどの場合,すでに離婚が成立しており,財産分与のみの調停を申し立てた場合です。

    また,離婚調停と財産分与の調停をしながら分離されてしまうのは,調停後,離婚についてのみ離婚裁判をした場合などです。

    それでも,大抵の場合は一緒に判断されます。
    万が一を避けたいのであれば,調停後,相手の離婚の提訴を待つのではなく,相談者の方から離婚裁判の申し立てをし,その中に財産分与を含めて請求すればよいでしょう。

  • 相談者 72510さん

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    田沢先生、A先生、ありがとうございました!

    安心することができました。

    何度も質問してしまい、大変申し訳ありませんでした。

この投稿は、2011年08月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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