示談成立後の慰謝料減額について

公開日: 相談日:2016年03月31日
  • 5弁護士
  • 7回答

当方は旦那持ちの女性と1年ほど不倫していました。

不倫の示談として400万を請求されすでに支払い済みです。

示談書には夫婦関係の破綻と記載があり、離婚すると思い込み400万を支払いましたが、再構築するということになったそうです。

この場合は示談金の減額はできるのでしょうか?

438860さんの相談

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    鈴木 祥平 弁護士

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    離婚・男女問題
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    【質問】示談書には夫婦関係の破綻と記載があり、離婚すると思い込み400万を支払いましたが、再構築するということになったそうです。この場合は示談金の減額はできるのでしょうか?

    【回答】現実的な問題としては、示談金の減額は難しいと思います。相手方が離婚をするかどうかによって慰謝料金額にある程度の影響が生じることは確かですが、ひとつの要素に過ぎません。一度、相手方との間で400万円で合意をしたものが覆されるほどの大きな事実関係の
    変化ということにはならないので、一度支払ったものから一部を取り戻すということは難しいと思います。

  • 弁護士が同意
    1
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    示談金の減額ではなく,錯誤無効を理由に支払った金員全額の返還を請求されるべきです。

    そもそも婚姻関係の破綻を前提にしても,400万円という金額は不倫の示談として異常に高額で,なぜこのような示談を締結されたのでしょうか。不倫相手はいくらか負担しているのでしょうか(以下負担がないものとして回答します。)

    示談という和解契約(民法695条)は,和解内容そのものについては錯誤を理由に無効であるとの主張はできません(質問者の事例では,婚姻破綻を前提にしても高すぎることを知らなかった等の理由で錯誤無効を主張できません)が,和解の前提となった事情(質問者の事例では婚姻が破綻していたという事情)に錯誤があれば錯誤無効の主張ができます。
    最高裁は,苺ジャム事件という判例で以下の判断を示しています。

    「原判決の適法に確定したところによれば、本件和解は、本件請求金額62万9777円50銭の支払義務あるか否かが争の目的であつて、当事者である原告(被控訴人、被上告人)、被告(控訴人、上告人)が原判示のごとく互に譲歩をして右争を止めるため仮差押にかかる本件ジヤムを市場で一般に通用している特選D印苺ジヤムであることを前提とし、これを一箱当り3千円(一罐平均62円50銭相当)と見込んで控訴人から被控訴人に代物弁済として引渡すことを約したものであるところ、本件ジヤムは、原判示のごとき粗悪品であつたから、本件和解に関与した被控訴会社の訴訟代理人の意思表示にはその重要な部分に錯誤があつたというのであるから、原判決には所論のごとき法令の解釈に誤りがあるとは認められない。」

    簡単に判決内容を説明すると,和解内容である「本件請求金額62万9777円50銭の支払義務がある」という点についての錯誤無効は主張できないが,和解の前提である「ジヤムが市場で一般に通用している特選D印苺ジヤム」ではなく「粗悪品」であったという点の錯誤を理由として錯誤無効を主張することはできるということです。

    婚姻関係が破綻してもいないのに,破綻したとの虚偽の事実を述べ,あまつさえ,婚姻関係の第三者から,不倫夫との家計に400万円もの大金を支払わせるのは,一種の美人局を疑ってもいいくらい卑怯極まりない行為です。
    質問者は錯誤無効を主張して,示談金額全額の返金を請求されるべきです。

    なお,本件は,相手夫への求償の問題もあります。

  • 弁護士ランキング
    東京都6位

    高橋 淳 弁護士

    注力分野
    離婚・男女問題
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    > 当方は旦那持ちの女性と1年ほど不倫していました。
    >
    > 不倫の示談として400万を請求されすでに支払い済みです。
    >
    > 示談書には夫婦関係の破綻と記載があり、離婚すると思い込み400万を支払いましたが、再構築するということになったそうです。
    >
    > この場合は示談金の減額はできるのでしょうか?

    → 破綻という前提が虚偽であれば、示談書は無効であり、返還請求ができる可能性があります。

  • 相談者 438860さん

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    夫婦生活の破綻とありますが、示談をした際にはそれに近い状態ではあり、夫婦間で離婚の話は出ていたと聞いています。

  • 弁護士ランキング
    東京都6位

    高橋 淳 弁護士

    注力分野
    離婚・男女問題
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    > 夫婦生活の破綻とありますが、示談をした際にはそれに近い状態ではあり、夫婦間で離婚の話は出ていたと聞いています


    → そうであれば減額は難しいでしょう。

  • 弁護士ランキング
    愛知県8位
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    夫婦生活の破綻とありますが、示談をした際にはそれに近い状態ではあり、夫婦間で離婚の話は出ていたと聞いています。
    離婚していないことは間違いない、相手の言っていることが真実の補償もない、
    そもそも不貞の相手責任が正当なのか怪しい、まして離婚していない段階で400万円が正当なのか?
    どういう戦い方をするか。 錯誤無効で、夫に返還請求、他方、相手妻に350万円求償請求
    この事件の併合処理を裁判所にしてもらう。主観的予備的併合です。
    アメリカで不貞相手への請求が認められなくなった理由
    妻と夫が結託、あるいは離婚するする詐欺、恐喝みたいな、不当高額請求が頻発したからです。
    日本では、現在、不貞を商売にしている士業は、一律高額請求、いろんな事情で畏怖した相手が支払っている例は多数ある。日本はたかり容認社会です。
    一度支払ったものから一部を取り戻すということは難しいというのは、その正当化です。

  • 弁護士が同意
    1
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    さきほど,夫と妻を混同した回答をしてしまいましたので訂正させていただきます。ただし,基本的に回答内容に変更はありません。


    夫婦生活の破綻とありますが、示談をした際にはそれに近い状態ではあり、夫婦間で離婚の話は出ていたと聞いています。

    それは,相手夫婦が言っているだけのことです。
    現在も離婚していないことが,当時も破綻していなかったことの何よりの状況証拠です。
    なお,婚姻関係の破綻の有無は,この種事案における損害論の最重要要素であり決して「ひとつの要素に過ぎない」ような類のものではありません。
    まずは,錯誤無効を主張して相手夫に400万円全額の返金を請求すべきです。

    あと,荒川先生の回答のように同時に妻に相当額の求償請求を求めるか錯誤無効の裁判を先行させるかいずれにせよ相手妻に相当額の求償請求をされるべきです。同時に訴えた場合,もともとの支払額が多すぎるという問題があります(相手妻からはそもそも正当な慰謝料額は250万円位で私の負担分はその何割に過ぎないというような反論も考えられます。)。

この投稿は、2016年03月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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