不貞行為、不倫の慰謝料について

公開日: 相談日:2021年06月10日
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【相談の背景】
既婚女性と不貞行為をしました。女性は旦那さんと喧嘩が多く悩み相談をされたり、離婚したいなどと言っていたので、同情心がわいてしまいました。しかし、1回は身体の関係を持ったものの、これではいけないと、自分は他の女性とお付き合いをすることになりました。そのことを既婚女性に伝えたところ、既婚女性が怒ってしまい、旦那さんに、不貞行為があったこと、不倫をしていたことを伝え、旦那さんが弁護士を依頼し、慰謝料請求をされました。通知には「夫婦円満だったが、この事で夫婦関係が危機に陥っている」と書かれていました。自分はメッセージアプリなどで、旦那さんの愚痴を聞いたり、離婚したいなどと言っていた証拠はあります。既婚女性からの誘いは、最初は断っていました。

【質問1】
既婚女性から積極的なアプローチ、離婚したいなどと聞いていたということを踏まえ、慰謝料はいくらくらいになりますか?

【質問2】
訴訟になった場合は慰謝料はいくらくらいになりますか?

【質問3】
以前から「離婚したい」などと言っていましたが、今回の事で離婚に至った場合、慰謝料額は増えますか?

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    【質問1】
    既婚女性から積極的なアプローチ、離婚したいなどと聞いていたということを踏まえ、慰謝料はいくらくらいになりますか?
    【質問2】
    訴訟になった場合は慰謝料はいくらくらいになりますか?

    後述のとおり最高裁調査官解説で夫婦の離婚が原則不貞慰謝料の増額事由にならなくなった現在,この種の相場の上限は100万円程度にとどまると考えられます。
    本件に書かれた事情からは,ともにせいぜい数十万円程度が相場でしょう。

    【質問3】
    以前から「離婚したい」などと言っていましたが、今回の事で離婚に至った場合、慰謝料額は増えますか?

    この問題に関しては本サイトでも誤った回答を続ける回答者がいますが,今後の実務は,不貞相手に過ぎない者に対する慰謝料相場は,夫婦が離婚しようがしまいが変わらなくなりました。
    不貞相手に対して離婚慰謝料請求はできないという当然過ぎる結論を再確認した,最高裁判所平成31年2月19日判決の担当調査官解説では,不貞行為の結果,婚姻関係が破綻し,離婚するに至った場合において,単純に損害として離婚慰謝料を上乗せすることは許されないとされています。

    そして,不貞当事者の負う責任については,(やや難解ですが)以下のとおり整理されています。

    (従前の最高裁判例は)不貞相手に対して請求された不貞慰謝料に係る債務と,配偶者が負っていた離婚慰謝料に係る債務が,共同不法行為に基づく損害賠償債務であって不真正連帯債務であるとした原審の認定判断を正当として是認する判断を示している。本判決は前記判断を変更するものではないから,今後も両者は不真正連帯債務であると解されることになろう。

    ただし,配偶者に対する離婚慰謝料と,不貞相手に対する不貞慰謝料とでは,被侵害利益が異なり,慰謝料の中身が異なる(不貞慰謝料には,離婚自体によって発生する慰謝料を含まない。)ため,このことを考慮して損害額を算定する必要があり,通常は,損害額が異なることとなる(不貞以外の事情が認められない場合は,離婚慰謝料の方が多額になる。)ものと解される。

    要は,最高裁調査官が,不貞相手に対しては,離婚した場合も(本来の)不貞慰謝料相当額しか請求できないと言っているのですから,今後の実務は離婚(さらには離婚以前の別居等)を理由に不貞相手に対する慰謝料額が増大することはなくなったというべきでしょう。

この投稿は、2021年06月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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