離婚に伴う慰謝料の法的解釈について

夫が離婚を要求してきたため、私は離婚に応じることにしました。
離婚に伴う慰謝料として、夫より私へ金銭を支払う合意書を作成しました。

この合意書の有効性について、仮に訴訟になったとして、
合意書に記載の【離婚に伴う慰謝料】という文言の解釈について、
先生方に質問したいことがございます。

夫の主張として、慰謝料が発生するような行為をしていないので、
慰謝料を支払う理由はないと主張してきた場合、
夫からの離婚要求に、私が応じるための慰謝料であるという私の主張は、
法的に通用しますでしょうか。
もし、私の主張が法的に通用する場合、私の主張を立証するものは私の供述しかありません。
夫に否認された場合は合意書は無効になってしまうのでしょうか。

あるいは、慰謝料という文言である以上、夫に損害賠償が発生する行為(例えば不貞等)がなければ、この文言の使い方は誤りになり、夫に支払事由はないとして、合意書は無効になりますでしょうか。

ご回答よろしくお願い申し上げます。

2016年10月18日 23時27分

みんなの回答

原田 和幸
原田 和幸 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都1 離婚・男女問題に注力する弁護士
弁護士が同意1
ありがとう
> 慰謝料という文言である以上、夫に損害賠償が発生する行為(例えば不貞等)がなければ、この文言の使い方は誤りになり、夫に支払事由はないとして、合意書は無効になりますでしょうか。

誤りというほどでもないと思いますし、合意書に支払義務を明示しているなら、不法行為をしていないから支払わなくてよいという解釈にはならないと思います。

2016年10月19日 01時25分

中井 陽一
中井 陽一 弁護士
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ありがとう
 離婚の慰謝料という言葉は、一般的には、必ずしも損害賠償義務がある場合のみならず、手切れ金的な意味も含まれていることが多く、「慰謝料」という言葉を使ったからと言って、後で支払事由がないとして無効になる可能性は低いと考えられます。

 どうしてもその点が不安なのであれば、「慰謝料」ではなく、「解決金」という言葉に入れ替えるというのも一つの方法でしょう。

 いずれにしても、あなたが夫を騙したり、脅迫したようなケースや、法外な金額で無い限りは、後で夫が合意書の無効を主張するのは難しいと思われます。

2016年10月19日 09時50分

相談者
先生にご指摘いただいた、「法外な金額」について質問がございます。

合意書に記載した【離婚に伴う慰謝料】は、まさに先生がおっしゃったような手切れ金としての意味合いです。

しかし損害賠償としての慰謝料の場合、訴訟での相場というものがあると思うのですが、

手切れ金としての慰謝料(解決金)の場合、法外な金額か否かについて、訴訟では何を基準として判断されるのでしょうか。

ご回答よろしくお願い申し上げます。

2016年10月19日 13時51分

中井 陽一
中井 陽一 弁護士
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ありがとう
 解決金の金額について、法外な金額かどうかが争われた裁判事例というのはあまり聞いたことがありませんので、はっきりとお答えすることはなかなか難しいです。

 ただ、金額が高額であれば高額であるほど、後で相手から、
・公序良俗に反し無効だ。
・脅されたのであれだけ高額な合意書にサインをしてしまったんだ。
という反論が出やすくなると思われます。

 その人の資産の額や、収入額によっても、「法外な額」と言えるかは異なってくると思われますので一概には言えませんが、たとえばその人の全資産よりも遥かに多い額を一括で支払えというような解決金であったり、分割であっても、その人の年収数年分にもわたるような金額ですと、無効だという主張が出てくる可能性があるのではないか、と思われます。

2016年10月19日 14時00分

原田 和幸
原田 和幸 弁護士
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ありがとう
> 手切れ金としての慰謝料(解決金)の場合、法外な金額か否かについて、訴訟では何を基準として判断されるのでしょうか。

具体的は基準はないと思いますが、収入や資力を事情にする場合もあるでしょう。例えば、収入が500万円、資産が100万円しかないのに、解決金が1億円というのも高すぎますよね。

2016年10月20日 05時09分

この投稿は、2016年10月18日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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