離婚 控訴審 信義則違反

公開日: 相談日:2021年04月13日
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【相談の背景】
夫が子どもを連れ去り別居が開始。その後子は審判により引き渡され監護者指定は私に、小学生の子どもと2人で婚姻費用だけで暮らしています。私は離婚を回避し、離婚調停は不成立で終わっています。(夫側は私のDVを主張しています)
しばらくして離婚訴訟を申し立てられ、私は離婚だけを争う形で破綻はないと主張し、有責と認められてはいませんが、私が負けています。別居期間は3年半ですが、子の引き渡しや裁判中のコロナで長引いていす。
控訴審の破綻認定についての反論と、信義則違反を言うことで争う予定ですが、予備的反訴はすぐに離婚になるとのことで、離婚成立後、無収入の状態でに財産分与や養育費等調停を起こすことに不安を感じています。(今、訳あって働く事が難しい状態です)

【質問1】
離婚を望みませんが、離婚だけを争うことに不安があります。
予備的反訴をすると、離婚する流れになってしまうのでしょうか。

【質問2】
夫は悪意の遺棄に当たります。悪意の遺棄は離婚したい側が主張する事ですか。離婚をしたくない私が夫の有責を言うことはできないのでしょうか。

【質問3】
民法の信義則違反には悪意の遺棄が含まれるということですが、悪意の遺棄に準じるものとも説明を受けました。信義則を言うということと、悪意の遺棄で夫の有責を言うことは同じでしょうか。

1017001さんの相談

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    石井 康晶 弁護士

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    A1 そのせいで離婚ということにはなりません。
    A2 むしろ離婚したくないほうが有責性を主張するものです。
    A3 「破綻していても、その原因を作った者による離婚請求は信義則上許されない」、「悪意の遺棄も破綻の原因になる」、よって、悪意の遺棄をしたものによる離婚請求は信義則上許されないということです。

    もっとも、悪意の遺棄は簡単には認められません。

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    吉田 英樹 弁護士

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    お困りかと思いますので、お答えいたします。
    > 【質問1】
    > 離婚を望みませんが、離婚だけを争うことに不安があります。
    > 予備的反訴をすると、離婚する流れになってしまうのでしょうか。
    →必ずしもそうとはいえません。第一審の結果から、このように考えておられるということですので、それはありうるとは思います。和解を促される例もあるのかもしれません。

    > 【質問2】
    > 夫は悪意の遺棄に当たります。悪意の遺棄は離婚したい側が主張する事ですか。離婚をしたくない私が夫の有責を言うことはできないのでしょうか。
    →有責配偶者の主張はこちらがすることが考えられます。

    > 【質問3】
    > 民法の信義則違反には悪意の遺棄が含まれるということですが、悪意の遺棄に準じるものとも説明を受けました。信義則を言うということと、悪意の遺棄で夫の有責を言うことは同じでしょうか。
    →悪意の遺棄により離婚原因を生じさせた者から離婚請求をすることは信義則上制約を受けるということですので、実質的には同じことのように思いますが、この点を意識して主張してもよいと思います。

    一般的なお答えとなり恐縮ですが、ご参考に頂ければと思います。

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    永井 未希 弁護士

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    控訴まで来ているとなると、このままの応訴では、いずれ離婚認容判決の可能性が高く、仰るとおり、無収入の状態で財産分与や養育費等調停を起こす流れになり、不安になるのは当然と思います。

    離婚したくなくても、二審でも、破綻なしや悪意の遺棄による有責の主張で争うのは、既に一審で争っている分、審理がすぐ終わる可能性が高いと感じます。

    二審で、財産分与や養育費も決めるほうが、結果的に、婚姻費用を長くもらえることにもつながります。
    そのため、予備的に損害賠償請求の反訴や予備的に財産分与等の附帯処分の申立てをすべきと考えます。

    あくまで予備的なので、主位的には離婚原因について十分反論反証をしつつ、一方で、予備的反訴や予備的附帯処分の申立ての主張立証をします。

    もし今後離婚認容になったとしても、予備的反訴等をしない状態よりは、数倍は審理が延び、婚姻費用が長くもらえ、また、財産分与や養育費も決まり、その点の不安も解消できると考えます。

  • 相談者 1017001さん

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    石井先生、吉田先生、簡潔でわかりやすいご回答をありがとうございました。
    永井先生、私にとって有益な見通しをご教示いただきありがとうございます。
    悪意の遺棄は認められにくいんですね。なのに別居期間で破綻が容易に破綻認定されるのは悔しいですが、十分戦って来た経験で少しは強くなれました。
    ご回答いただいた先生方、ありがとうございました。

この投稿は、2021年04月時点の情報です。
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