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新型コロナウイルス、厚労省を名乗る「詐欺」が増加
厚生労働省(sunny / PIXTA)

新型コロナウイルス、厚労省を名乗る「詐欺」が増加

新型コロナウイルスに関連して、厚生労働省を装った「詐欺」が増えているとして、同省が注意を呼びかけている。

厚労省によると、2月20日、同省を装った「詐欺」に関する問い合わせが報告された。

たとえば、厚労省検疫所を名乗って、「PCR検査の費用を肩代わりするので、検査を受けるように」という電話があったという。

新型コロナウイルス対策本部を名乗って、「あなたの周りで感染者が発生したので、個人情報を教えてほしい」などと個人情報を聞き出すようなものもあったそうだ。

厚労省は「ご家庭にそのような連絡をすることはありませんので、ご注意ください」と呼びかけている。

●「耳をかさないようにしましょう」

新型コロナウイルスをめぐっては、感染拡大に便乗した悪質商法に関する情報も、全国の消費生活センターに寄せられている。

国民生活センターには、次のような相談事例があった。

(1)マスクを無料送付するというメッセージがスマートフォンに届いた

「新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、マスクを無料送付する。確認をお願いします」と記載され、URLが付いたSMSがスマートフォンに届いた。怪しいのではないか。(50歳代・女性)

(2)新型コロナウイルス流行拡大の影響で金の相場が上がるとして、金を買う権利を申し込むように言われた

突然自宅を訪問してきた業者から、「新型コロナウイルスの影響で中国の経済がガタガタになっている。金の相場が上がることは間違いない。今申し込めば、高騰する前の金額で金を買う枠が当たるかもしれないから、すぐに申し込んだ方が良い」と勧誘された。業者の話は事実か。(80歳代・男性)

国民生活センターは「心当たりのない送信元から怪しいメールやSMSが届いても、反応しないようにしましょう」「新型コロナウイルスに便乗した悪質な勧誘を行う業者には耳を貸さないようにしましょう」と注意喚起している。

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