楽曲分析内容を商品化する場合の著作権に関して。

はじめまして。


(1) 例えばある既存楽曲を分析したものを、e-bookや動画にまとめコンテンツ化し販売することは可能でしょうか?


<具体例>
有名な洋楽邦楽の代表曲数曲のコード進行やメロディーやリズムを分析し、楽曲に共通する傾向や分析内容を譜面やmidiをまじえながら解説した動画コンテンツや、動画コンテンツの内容をテキスト化しe-bookにまとめたものなどを有料で販売することは可能でしょうか?

<有料商品に含まれるもの>
・有名な洋楽邦楽の楽曲分析を譜面やmiid情報をまじえながら解説する動画コンテンツ
(動画内ではコード・メロディー・リズムを実際に自分で演奏し音を出しながら解説します)
・動画内の解説時に使用される譜面、midi
・動画内容をテキスト化したe-book


実際にECサイトで特定のアーティストの楽曲解析を行った内容をまとめた書籍(書籍の内容は分析内容のテキスト、譜面[コード進行・メロディー・歌詞 ] 分析楽曲を自分で演奏したCD音源)を販売している事例もあるようです。


海外には有名アーティスト名をさかさにして表記している例もありました。
例えば「姓・名」を「名・姓」の表記し直していました。


(2) また、有名楽曲の分析本や動画コンテンツを有料販売する際、何が良くて何がダメなのか詳しくおきかせいただけますと幸いです。


何卒宜しくお願いいたします。
2019年08月11日 14時47分

みんなの回答

甲本 晃啓
甲本 晃啓 弁護士
インターネット問題に注力する弁護士
ありがとう
分析した結果として公衆送信または販売するデータに、分析対象とする著作物が含まれていなければ問題ありません。少し古いですが有名な漫画サザエさんを分析した「磯野家の謎」という書籍がジャンルは違いますが、この好例です。

著作物が含まれている場合、著作権侵害の成否、引用の成否は、文言上の類型的な判断か可能な問題ではなく、個別判断になります。そして、伺ったところによれば、引用が成立するかどうかは難しい判断になる問題に鳴りそうです。安全を考えれば、著作権者の許諾(JASRAC経由による許諾でもOK)を得ておくことが安全です。販売していることと、それが著作権侵害にあたらないかは別の問題です。誤った常識に流されることにも十分ご注意ください(その最たる例が多数のキュレーション・サイトで常識だった無断転載による著作権侵害が問題になった事案です)。

すなわち「有名楽曲の分析本や動画コンテンツを有料販売する際、何が良くて何がダメなのか」というのは、個別判断としか言い様がない問題なので、結局これは、既存の販売されている事例や、販売しようとする分析例のサンプルを、実際に弁護士に具体的に判断してもらうことで、この方法ならOK、NGというある程度の指針(ガイドライン)を作成して行くことで、解決できる問題だと思われます。

2019年08月12日 00時23分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都5 インターネット問題に注力する弁護士
弁護士が同意1
ありがとう
> 有名な洋楽邦楽の代表曲数曲のコード進行やメロディーやリズムを分析し、楽曲に共通する傾向や分析内容を譜面やmidiをまじえながら解説した動画コンテンツや、動画コンテンツの内容をテキスト化しe-bookにまとめたものなどを有料で販売することは可能でしょうか?

音楽著作物の演奏は著作権の対象行為ですが、引用の要件を充足するため、適法になると解されます。

(引用)
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

2019年08月12日 08時31分

相談者
ご回答いただきありがとうございます。

追加で質問をさせてください。


分析を行う過程で、既存曲の「コード進、メロディー、リズム」を一曲通して譜面やmidiで記載する必要があります。


また、正確な楽器の音色の再現などは行いませんが、DAW上で「コード、メロディー、ドラムなど」をmidiで打ち込み実際に「音」を鳴らす必要も出てきます。

私が提供する譜面やmidiを確認し、実際に打ち込めば既存曲と同じ「コード進、メロディー、リズム」を再現することが可能になります。
(この再現というのは楽器の音などを再現する詳細なものではありません。ひと昔流行った「着メロ」のような再現具合になると思われます。)


これはいわば既存曲の「バンドスコア」や「オケ」を作成するのと同等のことをしているように感じます。


1.私が商品のコンセプトとして掲げているのは、複数の既存曲の共通点などを分析したコンテンツ作りではありますが、その分析を行う過程で既存曲1曲丸々の「コード、メロディー、ドラムなど」の譜面及びmidi情報の記載、さらにはそのmidiを再生させて「音」としても提供することは研究や分析に必要な引用という範囲を超えるものにならないか?この一点が気になっております。


お忙しいところ恐れ入りますがご回答いただけますと幸いです。

2019年08月14日 00時44分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都5 インターネット問題に注力する弁護士
ありがとう
必要な範囲を超えるのは何故でしょう?他に方法があるのですか?

2019年08月14日 07時52分

甲本 晃啓
甲本 晃啓 弁護士
インターネット問題に注力する弁護士
ありがとう
引用の必然性についていくら抽象的に議論しても解決しないと私は思います。
主旋律の比較で、全体の曲を再生する必要が果たしてあるのかどうかは、ケースバイケースだと思います。

2019年08月14日 18時15分

この投稿は、2019年08月11日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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