PCで使用するフォントの著作権について

公開日: 相談日:2014年09月28日
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お世話になります。

インターネットホームページ上(フォント作成者、誰でも閲覧可能、無料と記載あり)から無料ダウンロードしたフォントを流用(第三者への配布)する事で著作権侵害になるのでしょうか?フォントファイルttfをSVGに変換して中身をみてみると著作権が作成者になっていました。ご返答宜しくお願いいたします。

286506さんの相談

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  • 大熊 裕司 弁護士

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    一般的にフォントについては、著作物性が認められる可能性は極めて低いです。
    「ゴナU最高裁判決」という、印刷書体に関する最高裁判決があり、その中でゴナU書体の著作物性が否定されております。
    判決文によると、「著作権法二条一項一号は、『思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの』を著作物と定めるところ、印刷用書体がここにいう著作物に該当するというためには、それが従来の印刷用書体に比して顕著な特徴を有するといった独創性を備えることが必要であり、かつ、それ自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えていなければならないと解するのが相当である。この点につき、印刷用書体について右の独創性を緩和し、又は実用的機能の観点から見た美しさがあれば足りるとすると、この印刷用書体を用いた小説、論文等の印刷物を出版するためには印刷用書体の著作者の氏名の表示及び著作権者の許諾が必要となり、これを複製する際にも著作権者の許諾が必要となり、既存の印刷用書体に依拠して類似の印刷用書体を制作し又はこれを改良することができなくなるなどのおそれがあり(著作権法一九条ないし二一条、二七条)、著作物の公正な利用に留意しつつ、著作者の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与しようとする著作権法の目的に反することになる。」ことから著作物性を否定しています。
    よって、上記の括弧内にもあるように「従来の印刷用書体に比して顕著な特徴を有するといった独創性を備え」ていない限り、著作物性は認めらない可能性が高いです。
    但し、モリサワタイプフェイス事件(東京高裁判決)では、不正競争防止法の旧1条1項(現2条1項1号の周知商品等表示混同惹起行為)違反が認められている事例がありますので、ご注意ください。

この投稿は、2014年09月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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