著作権等に関する質問

著作権などに関する質問が3点ほどあります。それぞれお答え頂ければと思います。

問1.自己の著作物(自分が著作権を有するもの)をクラウド上(オンラインストレージ)に預けることは適法ですか?

問2.自己の著作物(自分が著作権を有するもの)を複製したり、インターネット配信することは適法ですか?

問3.著作権等が発生しないものを複製することは適法ですか?

(注釈)
※自己の著作物とは、自分が創作した著作物を示しています。(例えば自分で書いた文章や自分が撮影した写真など、)また他人にその著作権を譲渡していないことを前提とします。他人の著作権を侵害していないものを前提とします。

※インターネット配信とは、自動公衆送信を意味します。「例えば自分で考えて書いた文書や自分が撮影した写真(被写体に著作物が写っていないもの)をブログに載せたりすることです。」

※オンラインストレージ(クラウド)のサービスは利用規約に従った上で適正に利用するものとします。また他人の著作物を無断でクラウド上に保存することはしません。

※問3に関しては、著作権法では著作物の定義を著作権法2条1項「著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽範囲に属するものをいう。」とされています。また著作権法10条では(「小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物」「音楽の著作物」「舞踊又は無言劇の著作物」「絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物」「建築の著作物」 「地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物」「映画の著作物」「写真の著作物」「プログラムの著作物」)とされており、また著作権法11条「二次的著作物」、著作権法12条「編集著作物」、著作権法12条の2「データベースの著作物」に著作権が発生することを承知しています。それを踏まえたうえで「著作権が発生しないものを(著作物にならないもの、単なる事実やデータなど)」を定義しています。

(私見ですが、問1と問2に関しては自分に著作権があるため、自分に複製権(著作権法21条)と公衆送信権(著作権法23条)があるため問題ないかと思います。問3に関しては著作権が発生しないものに関しては当然著作物として保護されないので問題ないかと思います。)

確認のため上記の3つの問いに関して個別でご回答をお願いします。
2014年06月22日 23時21分

みんなの回答

相談者
問1について クラウド(オンラインストレージ)は他人には公開されない自分だけの私的領域のものです。

2014年06月22日 23時42分

國安 耕太
國安 耕太 弁護士
ベストアンサー
ありがとう
ご自身が著作権を有しているのであれば、著作権者は自由に著作物を利用できますから、問1および問2は、適法です。
なお、自分で創作した著作物であったとしても、著作権を譲渡したり、職務著作にあたるような場合は、著作権を有していないので、著作権者の許諾を得ない限り、問1および問2のいずれもできません。

また、問3ですが、著作権が生じなかった場合でも、当該複製等の行為が、一般不法行為(民法709条)として違法となる場合があります。
過去の裁判例でも、ある企業が資本を投下して獲得したデータ(著作物ではない)を無断で複製した行為が、不法行為にあたるとして、複製者に損害賠償が命じられた事案があります。

2014年06月23日 00時34分

相談者
ご説明ありがとうございます。

問3について追記質問です。
「著作権の発生しないもの(単なる事実・データ)」を私的使用の範囲内(他人に公開されない)で複製した場合は不法行為に当たりますか?他人に危害を加えるような情報を除く。

2014年06月23日 00時54分

相談者
例えば、私的利用の範囲で「富士山の高さは3,776メートルである」という事実を自分のメモ帳に書いたりすることは適法ですか?また仕事上で仕事で学んだことの覚書きとして自分のメモ帳に書き記すことは適法ですか?

2014年06月23日 01時26分

國安 耕太
國安 耕太 弁護士
ありがとう
裁判例で不法行為とされたのは、企業が資本を投下して獲得したデータ(著作物ではない)の無断使用が問題とされただけです。
そのため、通常は著作物ではないデータを使用しても不法行為にはなりませんから、過度に心配する必要はないと思いますよ。

2014年06月23日 10時52分

相談者
分かりました。ありがとうございました。
私は過度の心配性なもので、また何かあったら相談します。

2014年06月23日 10時55分

この投稿は、2014年06月22日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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