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交通事故

2018年03月09日

【交通事故】「休業損害証明書」とは? 取得方法と記入のポイント

交通事故のケガやその治療のために仕事を休んで収入が減った場合、その分のお金を保険会社に請求することができます。その際、サラリーマンなどの給与所得者は、保険会社から「休業損害証明書」という書類に記入して提出するよう求められます。

  • 休業損害証明書とは何か
  • なぜ休業損害証明書が必要なのか
  • 記入方法

この記事では、休業損害証明書とはどのような書類で、どうやって記入すればいいのか、といったポイントを詳しく解説します。

目次

  1. 休業損害証明書とは?
  2. どうやって書けばいいのか?

休業損害証明書とは?

交通事故でケガをすると、通院や入院が必要となり、仕事を休まなければならないことがあるでしょう。仕事を休めば、その分の収入が減ることになります。 交通事故によってケガをしたため仕事を休まなければならなくなった場合、「仕事を休まなければ得ることができたはずの収入」を保険会社に請求することができます。「休業損害」といいます。 請求するには、「仕事を休んだことでどのくらい収入が減ったのか」ということ示す必要があります。そのための書類が「休業損害証明書」です。 休業損害証明書には、仕事を休んだ日数や減った収入のほか、事故前3か月間の支給金額や社会保険料など、給与に関する詳しい情報を記入します。 企業に勤めている場合であれば、勤務先の総務や給与厚生を担当している部署に、保険会社から送られてきた休業損害証明書のひな形を提出して作成してもらいます。 ただ、休業損害証明書は、総務や給与厚生を担当している人でも書き方を知らない可能性があります。自分でも書き方をある程度理解しておくと、スムーズに作成できるでしょう。

どうやって書けばいいのか?

ここからは、休業損害証明書の各項目の記入方法について解説します。保険会社によって多少異なりますが、今回はどの保険会社でもおおむね共通している点を中心に触れていきます。 休業損害証明書のひな形をネット上で公開している保険会社もあるので、気になる方は確認してみましょう。

①前年度の源泉徴収票を添付する

前年分の源泉徴収票を添付します。源泉徴収票がない場合は、事故が起きる前3か月分の賃金台帳のコピーを添付します。

②仕事を休んだ期間と内訳を記入する

ケガや治療のために仕事を休んだ期間を記入します。 休業損害を請求できる期間は、「ケガが完治した時」または「症状固定した時(これ以上治療を続けてもよくならないと医師が判断した時点)」までです。 休みの内訳も詳細に記入する必要があります。具体的には、「欠勤」「遅刻」「早退」「有給休暇使用日」が、それぞれ何日間あったかを記入します。

記入例休業期間:平成30年1月1日から平成30年3月31日まで
上記期間の内訳:欠勤60日 遅刻10日 早退10日

日付が書かれた表には、休んだ日に「○」、所定の休日に「×」、遅刻した日には「△と時間」、早退した日には「▽と時間」を記入します。

③休んだ期間の給与

休業期間中の給与の支払い状況について、当てはまるものに◯をつけます。 休業損害を保険会社に請求できるのは、給与の「全額不支給」「一部支給」「減給」があった場合です。これらの期間の内訳と、「一部支給」「減給」の場合は、その金額と計算根拠を記入します。

記入例休業期間の給与は「一部支給」した。その額は30万円
内訳:本給 3月1日から3月31日まで20万円
   付加給 3月1日から3月31日まで10万円

仕事を休んでも、その間の給与が全額支払われている場合は、休業損害が発生していないことになります。保険会社への請求はできません。

④事故前3か月の支給額

事故が起きる前3か月の給与について記入します。以下の項目それぞれの金額を記入し、内訳がわかるようにします。

  • 稼働日数
  • 本給
  • 付加給
  • 社会保険料
  • 所得税
  • 差引支給額

パートやアルバイトの場合は、「所定勤務時間」と「時給(日給)」を記入します。

記入例所定勤務時間:10:00〜14:00、1日実働4時間
時給:1050円

⑤傷病手当金や休業補償受給の有無

勤務先が加入している労災保険、健康保険組合、公務員共済組合などから、傷病手当金や休業補償の給付を受けているかどうかということと、名称、連絡先を記入します。 これらの給付を受けている場合は、その分が休業損害額から控除されます。

⑥作成日付

休業損害証明書を作成した日付を記入します。

⑦社印

会社の代表者の氏名を記入し、社印を押します。

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