物損事故

弁護士監修記事 2017年12月21日

自宅に突っ込んできた車に外壁を壊された!修理費用と慰謝料を請求できる?

自宅に車が突っ込んできて外壁を壊されたら、修理費用を加害者に請求できるのでしょうか。

  • 壊された部分だけではなく、外壁全体の修理費用を請求できる?
  • 外壁を壊されて精神的ダメージを負ったら、慰謝料を請求できる?

この記事では、こうした疑問を解消するために、「みんなの法律相談」に寄せられた実際の相談事例と弁護士の回答をまとめました。

目次

  1. 外壁の修理費用として請求できる範囲は?
  2. 壁を壊されたことに対する慰謝料は請求できるのか

外壁の修理費用として請求できる範囲は?

自宅に車が突っ込んできて外壁を壊された場合、外壁の一部分だけ修理すると、他の部分と色むらが出るといった違和感が生じてしまうかもしれません。 そのような場合に、壊された一部分だけではなく外壁全体の修理費用を請求できるのでしょうか。

家の外壁に車が突っ込み破損させた際の保険。何か保険会社と戦えるアドバイスを頂けたら幸いです。


相談者の疑問
家の外壁にトラックが突っ込み外壁を壊されました。その際に相手は逃げましたが警察の現場検証などで犯人を捕まえました。

相手の保険を使用することになり、自宅を建てた会社に修理の見積書を作成してもらいました。

その際に外壁塗装を壊れたところだけ行うと色ムラが出て他の外壁の色と変わると言われました。もちろん、変わっては困るので全て塗り直しの見積書を取りましたが、相手の保険会社が壊れたところだけしか払えない、と出し渋りをしています。

こちらとしては過失もないのに家が傷物になった上に、そこだけしか直さず周りと色が違うなんて納得できません。何か保険会社と戦えるアドバイスをいただけたら幸いです。

また、犯人特定のために休日を1日返上しています。その点についても請求は出来るのでしょうか?


黒岩 英一弁護士
>何か保険会社と戦えるアドバイスをいただけたら幸いです。

大変申し訳ないのですが、請求できるのはあくまで損害だけです。

色むらが出るとしても、法的には壊れた部分の損害を回復させれば、それ以上の義務まで負わせるのは、かなり難しいといわざるを得ません。

>犯人特定のために休日、1日返上しています。

これについても、法的に損害が生じたということを証明しない限り、請求は難しいといえます。

加害者に対して請求できるのは、壊された部分の修理費用だけのようです。 部分的な修理では他の部分と違和感が出てしまうとしても、外壁全体の修理費用を請求することは難しいでしょう。

壁を壊されたことに対する慰謝料は請求できるのか

大切な自宅に突然車が突っ込んできて外壁を壊されたら、精神的にもダメージを負ってしまうかもしれません。 加害者に対して、修理費用だけではなく、精神的ダメージに対する慰謝料を請求することはできるのでしょうか。

裏の家の車により外壁が破損されたのですが・・・


相談者の疑問
裏の家の駐車場に止めてあった車が誤ってバックしてきて、うちの外壁に突っ込んできました。ブロック塀は崩れ、我が家の外壁にも亀裂、歪みが生じています。

事故当初「全面的に悪いので気の済むように修理を」と言っていた隣人ですが、その後「保険会社に必要以上に払うことはないと言われている」と言い出しました。

保険会社からもこちらが催促しないと連絡はこない状態です。

我が家は母子家庭で住宅ローンも残っており、自宅の売却は常に視野に入れて生活しています。同じ材料(外壁材)はすでに廃盤になってるらしく、修理によって外観が損なわれ、売却価値が下がるのでは、と心配です。

事故時の衝撃がすごく、それによる歪みなども心配です。地震が来たらと思うと怖くなる時もあります。

数年前から精神科に通っていて 回復に向かっていたところなのですが、このことがあってから夜も眠れず、常に不安感とイライラとでクスリと通院回数も増えてしまいストレスが消えません。精神的なストレスに対する慰謝料の請求は可能なのでしょうか?


北山 祐記弁護士
物損で精神的損害(慰謝料)が認められることはまずありません。

あなたがいくら請求し、相手がどういう理由でいくらまでしか払わないと言っているのか、が不明なので、金額の妥当性は判断できません。

あなたが行う手続きは、外壁及び塀の修理見積書をとり、建物の構造に問題が生じたと考える場合はその鑑定を行い、評価損が生じたと判断される場合は、その評価損額を算定してもらい、相手に請求し、相手が受諾しない場合は訴訟で金額の適否を争うということです。

損害賠償請求は抽象的な請求では駄目で、具体的な損害額を1円単位で算出し、請求するという手続きです。交渉がストレスとなるようでしたら、弁護士に委任し、交渉及び訴訟を一任すべきでしょう。

物が壊れただけの事故(物損事故)では、修理費用は請求できても、慰謝料の請求が認められることは考えにくいようです。 外壁を壊されたことによる自宅の売却価格低下に対しては、加害者に評価損を請求できる可能性があります。 加害者が承諾しない場合は、金額が適正かどうか、裁判で争うことになるでしょう。

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