後遺障害

2017年11月14日

交通事故後から続く頭痛やめまいも後遺障害と認められる?弁護士Q&Aまとめ

交通事故の後、擦り傷や骨折ではなく、「頭が痛い」「クラクラして立っていられない」などの症状で悩んでいる人もいるでしょう。

  • 頭痛やめまいなどの症状も、後遺障害として認められるのか
  • 等級はどのくらいになるのか
  • 後遺障害と認めてもらうためのポイント

この記事では、上記のような疑問について「みんなの法律相談」に寄せられた実際の相談事例と弁護士の回答をもとに詳しく解説します。

目次

  1. 事故から続く頭痛やめまい…後遺障害等級認定を受けられる?
  2. 異議申立てで認められるためのポイントは?

事故から続く頭痛やめまい…後遺障害等級認定を受けられる?

事故からしばらく経っても頭痛やめまいなどがなくならない場合、後遺障害として認定される可能性はあるのでしょうか。

交通事故の治療費等の相談です。


相談者の疑問
赤信号で停止していたところ、後ろからぶつかられ、1年1か月経った今も治療中です。加害者が任意保険に加入していなかったため、自分が掛けている保険で対応していました。それも打ち切られ、今は自費で通院しています。

骨折や入院は無かったものの、めまい・頭痛・手足のしびれが残り、時折歩行困難になります。後遺障害等級認定は保険会社から申請中です。

日常生活にかなり不安が有るのと、今後の治療費などを相手に請求したいのですが、そういった事は可能でしょうか?


好川 久治弁護士
追突事故で骨折なく、1年以上も頭痛やめまい等の神経症状が出ているということは、14級局部神経症状の後遺障害が残っている可能性があります。おそらく症状もよくなっていないのでしょうから、既に症状は固定しているのだと思います。

そうすると治療費の請求は難しく、後遺障害慰謝料で損害を補てんしていくのが一般的な扱いとなります。

ごくごく稀に立位で頭痛、頭蓋内硬膜増強、MRI髄液漏出画像、ブラットパッチ症状軽減などの要件を満たす低髄液圧症候群と認定されることはあります。これが認定されると9級になりますが、要件が厳しいです。

いずれにしても、非器質性神経症状の後遺障害、低髄液圧症候群の診断による後遺障害等級認定の経験のある弁護士に相談すべきです。相談時間は、問い合わせて柔軟に対応してもらえる弁護士に当たってください。

症状固定後に残った頭痛やめまいなどは「神経症状」として、要件を満たせば後遺障害等級認定を受けられる可能性があるようです。 ただ、それらは擦り傷や骨折などと違い、目に見える症状ではありません。 後遺障害等級認定を受けるためには、MRIでの画像診断や様々な検査を行い、自分が感じている症状について医学的な裏付けをする必要があるでしょう。

異議申立てで認められるためのポイントは?

後遺障害等級認定の手続きをすれば必ず後遺障害と認めてもらえるわけではありません。 結果に納得できず異議申立てをする場合に、結果を好転させるポイントはあるのでしょうか。

後遺障害認定


相談者の疑問
昨年の6月に交通事故にあい、100対0にて私の過失は認められませんでした。

その後、5か月病院および整骨院で治療をしましたが、自覚症状として、首の痛みと手の痺れが残っております。

病院にて、後遺障害の診断書を作成していただき、相手側の保険会社へ昨年末に書類を送付したところ、後遺障害の診断は下りませんでした。

理由として、頚部の画像や外傷的変化は認めがたい、診断書などから症状の裏づけとなる客観的な医学的所見に乏しいなどの理由から後遺障害として該当しないとの通知が来ました。

確かに通院し始めた事故当初にあった吐き気などの症状の緩和や首の痛み、手の痺れはだいぶましになっているのですが、いまだ症状として現れているのにもかかわらず、このような判定が下りるのが納得できません。

もちろん異議申立てをするつもりですが、その際に、もっとも有効な方法はやはり裁判しかないのでしょうか?


好川 久治弁護士
局部の神経症状で後遺障害の等級認定を受けるためには、画像診断または神経学的所見により神経症状と証明可能な程度になっているか(12級)、自覚症状のみでなく医学的に説明可能な状況(14級)でなければなりません。

交通事故の態様、経過診断書による症状の経過、通院履歴、画像上の問題がなくても、神経学的所見等により永続する症状が医学的に説明可能な程度に至っていなければ症状が残っているだけでは非該当です。

異議申立ての際には、MRI検査の所見を主治医に再検証してもらうこと、各種神経額的検査で陽性反応が出るかどうかを確認し、医師の意見書をもらって提出することが必要となるでしょう。

それでダメなら自賠責共済紛争処理機構への申立て、または裁判で争うしかありません。

後遺障害等級認定の結果に納得できず異議申立てをする場合、「クラクラする」「頭が痛い」といった自覚症状に対する医学的な裏付けが必要です。 MRIの検査結果などを再度医師に検証してもらって、意見書を提出することなどが必要となるようです。 異議申立てをしても認められない場合は、交通事故専門の紛争処理機関、もしくは裁判で争っていく必要があるようです。

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