交通事故の直接請求権に対抗する方法はないか

子供の交通物損事故の示談が難航し、子供が短期留学している隙を突かれ公示送達・欠席裁判により判決が確定してしまいました。債務は約30万円です。納得できない上、子供は学生で支払い能力もないことから、強制執行されても差し押さえられることもなく、保険会社に納得できる和解案が出るまで支払いはしないと告げたところ、「相手は直接請求権を使ってくるだろう。そしたら従わざるを得ない」と言われました。
 1 直接請求権に対抗する方法はありませんか(保険金を支払わない方法)
2018年04月09日 09時45分

みんなの回答

阿部 清彦
阿部 清彦 弁護士
弁護士が同意1
ありがとう
残念ながら難しいです。

ご自身で交渉して支払等を済ませ解決するか、保険会社に任せるかしかないです。

あとは、再審です。「短期留学している隙を突かれ公示送達・欠席裁判により判決が確定」という事情を前提に、弁護士に依頼して争ってもらうことです。しかし、見込みが薄い上に費用倒れです。

2018年04月09日 10時21分

金原 光俊
金原 光俊 弁護士
交通事故に注力する弁護士
ありがとう
お困りのことと存じます。毎度回答させていただいております。

直接請求権を行使されると、訴訟と同じような状況になってしまいますので、保険会社が公示送達の違法性や免責事由などを主張しない限り、難しいように思います。
保険会社にあまり任せたくないというお気持ちはわかりますが、相手方は保険会社に対して請求をするので、保険会社が対応するほかありません。

2018年04月09日 16時55分

相談者
 保険会社顧問弁護士は、実際は本人に携帯で聞けば分るのに、それを家族に言わず、簡裁に所在不明を申し立て、公示送達、欠席裁判になったことを適法と言っているそうです。
 また、保険会社担当者は保険金差し止めは可能だが、直接請求権でこられたら、無条件で払わざるを得ないと言っています。
 1 直接請求権は本当に裁判で争うことはできないのでしょうか
 2 確定判決は取られましたが、3号の念書を作成しないことで拒否できませんか
 3 公示送達のやり方を争点にして免責など争えないでしょうか

2018年04月09日 17時33分

金原 光俊
金原 光俊 弁護士
交通事故に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
直接請求権については、以下のように整理することができます。

1 損害賠償請求権者の行使要件
→①被保険者が法律上の損害賠償責任を負担すること、②保険会社が被保険者に填補責任を負うことの2点が要件となります。
①については、あなたは709条責任を負担すると思われますので、充たされます。
②については、保険金支払い責任がある事故でなければならない事故とされています。ここで、免責事由に該当するような事故で保険会社が保険金を支払えない場合は、保険会社の填補責任が認められないため、直接請求権を行使することはできません。一般論としては、ここを争点とすることはできます。

2 保険会社の支払条件
→今回は、判決が確定していますので、1号に該当します。3号で拒否できないかという話については、保険約款には、「次のいずれかに該当する場合に」とされており、1号でも3号でもとにかくどこか1つに該当していれば条件を満たすという建付けになっているはずですので、3号で拒否はできないことになります。
もっとも、ここについては、1号について、公示送達の違法性を争うということが考えられます(ただ、形式的には判決は確定しているので、公示送達が違法だから1号に該当しないという理屈は難しいかもしれませんね。そうすると、阿部先生の回答にもありますが、むしろあなたが再審の訴えを提起するというのも1つの選択肢ですね。)。

2018年04月09日 22時17分

相談者
昨日保険会社支店責任者から連絡があり、今回の物損事故をめぐる欠席裁判について保 険使用をしないことで、相手の保険請求を遮断できるので、現状損害賠償に応じるつも りがないのであれば、この方法がベストだと勧められました。これをやることによって、相手方は保険会社に対する支払い請求や保険金請求が困難になるというのです。
 1 保険を使えなくすることは有効か。ちなみに、保険契約は事故車の廃車により解約  し、今は存在しません。保険を凍結しないと、一定金額、保険金が下りるので、相手  に保険会社相手の訴訟を起こされるリスクがあるので、私側に覚悟があるのなら、保険を凍結した方が、強制執行しかリスクがなくなるので有効だとの説明でした。

2018年04月10日 09時45分

金原 光俊
金原 光俊 弁護士
交通事故に注力する弁護士
ありがとう
この点については、あなたが加入していた保険約款の立て付けをみなければ明確な判断をすることはできません。
保険会社から保険約款を取り寄せた上で、弁護士会の法律相談などを利用しながら、お近くの弁護士に直接面談で相談することをお勧めいたします。

2018年04月10日 10時09分

この投稿は、2018年04月09日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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