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公開日:

交通事故損害賠償の裁判で金利が含まれていなかった

2013年08月08日
ベストアンサー
交通死亡事故から約1年かかって裁判所から和解勧告がでたので弁護士の勧めにより和解しました。
後日、和解調書の写しが来たので確認していたところ、訴状に書かれていた事故から結審までの遅延損害金が含まれていないことに遅ればせながら気が付きました。
賠償金額が3000万円で1年掛っておりますので法定金利5%は150万円にもなると思うのですが、どうして勧告時から遅延損害金が除かれたのかわかりません。また、和解は成立してしまっていますが、この遅延損害金部分だけを別途請求することは可能なのでしょうか。
相談者(193814)の相談

みんなの回答

好川 久治
好川 久治 弁護士
弁護士が同意2
ベストアンサー
ありがとう
裁判所で和解勧告がされる場合、事故から解決までの期間、弁護士費用などは調整金として加味して金額が提示されます。ですから見かけは含まれていないように見えても、遅延損害金の分も考慮して金額が計算されているのが通常です。それも含めて和解したということです。ですから別途請求することはできません。

2013年08月08日 13時53分

弁護士A
ありがとう
あなたの弁護士があなたに、3000万円で和解しますかと聞いて、あなたがその金額で和解することを了解し、その金額で和解が成立したのであれば、あなたは遅延損害金は和解金として支払われなくても良いと了解したことになり、被告から3000万円以上の金額の支払いを受けることはできず、別途請求することもできません。
 たとえば、あなたが、訴状で4000万円を請求していても、3000万円で和解することに同意し、和解が成立すれば、残りの1000万円は請求できないことになります(支払いを受けることはできないことになります)。それと同じように、遅延損害金を訴状で請求していても、それは請求できないことになるのです。
 金銭を請求する訴訟で和解する場合に、原告が訴状で請求している弁護士費用と遅延損害金は、和解金としては請求しないのが一般的です(和解でなく、判決でも、原告の請求が認められることがほぼ明らかな場合などには、弁護士費用と遅延損害金の一部も、和解金として支払われることもあります)。
 あなたが受け取ることになった3000万円の中に、訴状で請求した弁護士費用は含まれていますか。あなたが訴状で請求した金額は、遅延損害金以外には全額和解金として認められていますか。通常、弁護士費用は和解金額に含まれませんから、あなたが訴状で請求した金額より、和解金額は少なくとも1割位は低いはずです。
 裁判所から3000万円の和解勧告がでても、裁判所が必ず3000万円を判決で認めるかは分からないのであり(裁判所は、和解で解決する場合の金額を提示したのであり、判決の場合には若干金額が変わることはありえます。また、その後に証拠調べなどがあれば、判決の金額は変わることがあり得ます)、また、被告が控訴した場合、控訴審で3000万円が認められるかは分からないのです。そこで、原告としては、訴状で4000万円を請求していても、3000万円で和解し、弁護士費用や遅延損害金は請求しないこととすることがあるのです。和解を拒否し、判決になった場合、3000万円の判決が出れば、それに加えて遅延損害金を受け取ることができますが、2500万円の判決になることもあり、控訴審では、1000万円になることもあり得るのです。そこで、弁護士費用や遅延損害金は和解金として請求しないこととして、3000万円で和解することがあるのです。

2013年08月08日 14時35分

弁護士A
ありがとう
交通事故訴訟で、裁判所が和解勧告をする場合には、損害の各項目(過失相殺を含む)の金額について、具体的な金額(過失割合)を示した上で、総額としての和解金額を提示することが多いのではないかと思います。
 その場合、弁護士費用・遅延損害金について、その一部を調整金として算定する場合には、それは調整金(の項目)として、裁判所は提示する場合が多いのではないかと思います。
 弁護士費用・遅延損害金を、一般的に、調整金(ないし、弁護士費用・遅延損害金)として和解金に含めるかは、裁判所や裁判官によって、取り扱いが違っているのではないかと思いますが、少なくとも、弁護士費用・遅延損害金を、必ず調整金として和解金額の中に算定するということはないように思います。
 中小規模の裁判所で、弁護士が、原告になったり、被告(保険会社)になったりするところでは、自分が原告の時は、弁護士費用・遅延損害金を和解でも請求し、被告の時はこれを認めないという訴訟活動は、裁判所などの理解を得にくいでしょう。裁判所としても、ある程度、弁護士費用、遅延損害金を、一般的には認めるか認めないかを決めないと、事件ごとに取り扱いが異なるのでは不公平になることがあるでしょう(裁判官によって、取り扱いが異なるのは、裁判官の独立上やむを得ませんが)。
 交通事故訴訟の実質的な被告である保険会社が、和解による事件の解決を希望する理由の一つは、和解においては、弁護士費用や遅延損害金の支払いをしない(少なくとも一部はしない)ことにあるのではないかと思います。
 ご相談者と弁護士との間で、たとえば「3000万円以上なら和解しても良い」と決めてあれば、その内訳について弁護士から説明がない場合もあるでしょうが、そうでない場合には、弁護士から、裁判所から提示のあった和解金の内訳(遅延損害金が含まれるか、それは和解金としては算定されていないか)について、説明がある場合が多いのではないかと思います。

2013年08月08日 15時53分

この投稿は、2013年08月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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