既に時効を迎えた債権債務の承認を、相手方弁護士が促す意図とは?

交差点手前で一時停止した当方運転車両に前方不注視の右折車が衝突した3年前の交通事故で、加害者の損害保険会社が物損の一部について事故との因果関係を認めないため、当方が本人訴訟に及び簡易裁判所で全面勝訴しました、しかし、控訴審でも問題の因果関係は再び認められましたが当方過失割合を30%とされ一部敗訴、先日当方の上告が高等裁判所で棄却され、加害者側からの賠償金(当方損害の70%)は既に振り込まれました。

実は上告棄却まで加害者からの反訴がなく、当然当方は加害者車両損害の賠償はしておらず、また当方車両修理中の代車のレンタカーは加害者の損害保険会社が手配したものなので、レンタカー会社からはその代金の請求も受けていません。
この段階に至り、加害者とその損害保険会社の代理人として相手方の弁護士から、加害者車両損害の30%相当の当方過失割合分と代車費用の70%の加害者側負担分を相殺し、その差額として加害者支払い分 6,435円を振込みたいので承諾すると回答せよという書面が届きました。
加害者車両の損害賠償請求権は既に3年の時効を迎えており、代車費用の請求権も時効(1年でしょうか)だと思います。

この書面の意味を考えた結果、相手方の申し出を承諾することは、債務者(当方)の債務承認で当方がこれらの時効を主張できなくするための策略だとの結論に至りました。私の債務承認で、私はレンタカー会社から今後 62,208円の請求を受けても時効を援用できなくなりますが、加害者は自車の損害の30%である 37,111円を保険会社から受け取れます。
その弁護士は、私がレンタカー会社に代金全額を支払うことになるとは書いていますが、各債権の時効については一切言及していません。

善人をだますことのない、まじめな弁護士さんのご意見をお聞きしたいので、当方の考え方に間違いがないかどうか、ご回答をよろしくお願い致します。
2017年07月14日 10時18分

みんなの回答

泉本 宅朗
泉本 宅朗 弁護士
交通事故に注力する弁護士
ありがとう
「策略」といえば策略でしょうが,①消滅時効を当事者が援用しなければ,債務は消滅しない(=時間の経過とともに当然に債務が消滅するわけではない),②時効完成後,一度債務の承認をした債務者が時効援用をすることは信義に反し許されないというのが現在の法律・判例の立場ですので,合法的なテクニックというところでしょう。

2017年07月14日 17時14分

相談者
泉本弁護士、

ご回答どうもありがとうございます。

合法的なテクニックとおっしゃいますが、請求したければ、裁判が継続中に使えばいい訳で、裁判が終了した後に、こういうことを考え付いて実行する人は、悪人としか思えません。
泉本弁護士も、こんなことしませんよね?

まあ、前から分かっていましたが。

先方には、一切返事しないようにします。

2017年07月15日 16時17分

泉本 宅朗
泉本 宅朗 弁護士
交通事故に注力する弁護士
ありがとう
一切返事されないのが良いと思います。
私も,金融業者からのそのような請求が来たという相談を受け,こちらが時効援用の内容証明を出したことが何度かあります。
最終返済から20年くらいたっても請求の手紙を出している例も知っています。

2017年07月18日 09時39分

この投稿は、2017年07月14日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

関連度の高い法律ガイド

【交通事故】保険会社が提示する慰謝料に不満…弁護士が交渉すると増額する?

交通事故の慰謝料として保険会社から金額を提示されても、それが妥当なのかどうか素人にはなかなか判断がつきません。保険会社から提示された額に不満...

【交通死亡事故】加害者が任意保険未加入のとき賠償金を回収できるケース

交通死亡事故の加害者が任意保険に加入していなかった場合、自賠責保険だけでは賠償金を全額カバーできない可能性があります。そうしたとき、遺族は自...

交通事故で加害者が無保険だった場合に被害者や遺族が賠償金を得る方法

交通事故でケガや死亡したけれど、加害者が任意保険に入っておらず自賠責保険のみ入っている、あるいは自賠責保険にすら入っていない…。このような場合...

交通死亡事故の賠償金はどのように分配すればよいのか【弁護士Q&Aまとめ】

交通事故で家族が死亡した場合、遺族の誰がどのように損害賠償請求するのでしょうか。また、支払われた賠償金はどのように分ければよいのでしょうか。...

【交通事故】自分が加入している人身傷害保険を使うメリット・デメリット

自動車保険には人身傷害保険という特約があり、交通事故で被害を受けた場合に利用することができます。自分が加入している人身傷害保険を利用すること...

今するべきことがわかります

今するべきことがわかります 交通事故のやること診断

チェックリスト

解決の流れとすべきことを知りたい方へ

解決までの全記事

必要な情報を詳しく知りたい方へ

この相談に近い法律相談

  • 追突事故の加害者(任意保険未加入) です。(※被害者代理人:弁護士)示談までの流れを教えて下さい。

    ・事故発生:8月上旬 ・バイクの追突交通事故(物損+人身) ・過失割合:当方(家族)100%:相手0%です。 ・加害者(当方):個人 ・被害者(代理人):弁護士 ・物損:リアバンパー修理概算見積請求額:8万円 ・人身:頸椎捻挫等の傷害(初期診断:全治10日) ⇒現在、通院中。(治療終了時に請求との事) ◆当方の過失の為...

  • 自動車経済的全損事故/加害者の原状回復義務の履行(実際は民722Ⅰ)と当方の代車返還の同時履行性

    自動車追突事故(当方被害者) 過失割合10:0、当方の自動車は経済的全損。 このような状況下で、今、損保会社から代車を出されています。(代車の期間・金額は不明、これにつき口頭約束もなし) この代車につき、 加害者(および加害者がその自動車運転に伴う事故へのリスクヘッジとして契約した損害保険会社)の原状回復義務...

  • 公務員災害保証基金の支給調整について

    通勤災害にて交通事故に合い過失割合は加害者9割です。約1年後に症状固定しまして 自賠責12級となりました。 被害者請求で自賠責より224万円を受理後、紛争処理センターにおきまして加害者代理弁護士と示談を行い既払金をのぞく解決金1000万円となりました。 その後地方公務員災害保証基金より併合11級が認定されまして、示談金の内...

  • 過失相殺と賠償額について

    過失相殺と賠償額の関係について教えてください。 【事故の概要】 当方が自転車、相手がバイクの交差点付近の事故で保険会社から提示の過失割合は、当方40%、先方60%でした。 当方の被害者は私の身内であり、事故時はICUに入るほどの一命に関わる状況でした。頭蓋骨が一部陥没し、人工骨に移植が必要となった程で、言語障害等の様...

  • 物損事故で経済的全損の損害額

    7カ月前に相手のUターンにより、衝突し、経済的全損になりました。相手は任意保険未加入で未だ示談に応じません。そこで小額訴訟を起こそうと思うのですが、経済的全損の場合の「損害額」とは、車両の時価額+買い替え諸経費-車両売却額 という事でしょうか?

法律相談を検索する

弁護士に依頼することを検討中の方はこちら

複数の弁護士にまとめて見積り依頼
費用対処方針比べて選ぶことができます。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

慰謝料・損害賠償に注力する弁護士

よく見られているキーワード一覧

最近検索されたキーワード

法律相談を検索する

新しく相談する無料

交通事故慰謝料・損害賠償の法律ガイド

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に相談しようと思ったら…

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

交通事故のニュース

  1. 凶暴な飼い犬、小学生を襲う…被害児の親は「...
  2. バイク運転手死亡事故、信号無視した「歩行者...
  3. 池袋事故「上級国民だから逮捕されない」 運...
  4. 「いじめの時効」はいつか…中学時代の同級生...
  5. 国内最悪「時速235キロ」で高速道路暴走した...
  6. 高速道路の落下物「年30万件」以上…タイヤ原...
  7. 高齢ドライバー対策、自動ブレーキ車など「限...

活躍中の弁護士ランキング

交通事故の分野

ピックアップ弁護士

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。