民事調停における調停員の対応について

<相談内容>
①調停の相手方企業は、「刑事事件として不起訴になったこと」を理由として暴行に至る経緯として被害者にも過失があったと主張しています。(弁護士であれば、刑事事件の処理結果は被害者の過失の立証する根拠とならないことは理解されているはずです。)弁護士でも調停委員の立場にあると、通常明らかに法的根拠のない理由でも、は調停成立を目的とした減額検討を打診するのでしょうか?
②傷害事件の賠償額算定について、交通事故での「赤い本」の弁護士基準をベースとして交渉を行う事は不向きなのでしょうか?判例や示談交渉でもよく利用されていると聞いております。
③①②以外に、調停委員から私の相談しております弁護士の見解に対する揚げ足取りや、調停委員の発言が理解できず質問すると非常にイライラとした態度で威圧されます。このような場合、裁判所に相談する窓口はありませんか?


以下の事件と民事調停までの経緯から回答いただきたく。
(本調停の原因となる事件)
一昨年夏に、某大手運送業の従業員(以下加害者)から顔面へ暴行を受け傷害を負いました。加害者は労務中で制服を着ての作業中にも関わらず犯行に及んでいます。原因は、加害者が運転する配送車の運転に問題を感じたため私が指摘したところ、逆上した加害者から暴行を受けた経緯です。
(その後、調停に至るまで)
・加害者は現行犯逮捕。私選弁護人を付け、通院費の支払いを含めた示談交渉に当たる。
・同年内に傷が回復しない状況のため、通院継続の意思を検察に通達。(直接訪問により)
・加害者は示談成立前にも関わらず、検察が不起訴処分を出す。不起訴の理由は全く開示されず。
・事件以後も顔面の傷害の回復が思わしくなく、8ケ月通院も、後遺症として症状固定。
・加害者と示談交渉を進めるも資金不足を理由に想定よりも大幅に減額し本人と一部示談。
・不足していると思われる金額を使用者責任として加害者勤務の会社へ請求。
・示談がまとまらず、調停へ。
※現在、数回の調停期日が経過。
こちらの要求額は、交通事故赤い本の通院月数+後遺障害14等級相当額。
これに対し、現時点で相手方企業は50万円前後の金額で、調停不成立も示唆されたため、要求額を大幅に減額予定。
※調停委員は二名。内一名は弁護士と調べてわかりました。当初より名前・職聖も名乗らず威圧的。

2016年03月18日 12時55分

みんなの回答

大和 幸四郎
大和 幸四郎 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 佐賀県1
ありがとう
> ①調停の相手方企業は、「刑事事件として不起訴になったこと」を理由として暴行に至る経緯として被害者にも過失があったと主張しています。(弁護士であれば、刑事事件の処理結果は被害者の過失の立証する根拠とならないことは理解されているはずです。)弁護士でも調停委員の立場にあると、通常明らかに法的根拠のない理由でも、は調停成立を目的とした減額検討を打診するのでしょうか?
・話し合いの場ですから、そういった打診もあるでしょう。
> ②傷害事件の賠償額算定について、交通事故での「赤い本」の弁護士基準をベースとして交渉を行う事は不向きなのでしょうか?判例や示談交渉でもよく利用されていると聞いております。
・いいえ。
> ③①②以外に、調停委員から私の相談しております弁護士の見解に対する揚げ足取りや、調停委員の発言が理解できず質問すると非常にイライラとした態度で威圧されます。このような場合、裁判所に相談する窓口はありませんか?
・訴訟された方がよいかと思います。

2016年03月18日 13時51分

大和 幸四郎
大和 幸四郎 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 佐賀県1
ありがとう
こちらの要求額は、交通事故赤い本の通院月数+後遺障害14等級相当額。
・そうですか。
これに対し、現時点で相手方企業は50万円前後の金額で、調停不成立も示唆されたため、要求額を大幅に減額予定。
・訴訟したほうが良いと思います。多くの弁護士もそう思うと思います。

2016年03月18日 13時55分

相談者
お返事ありがとうございます。
訴訟移行自体はできるでしょうが、仮に御事務所に訴訟手続きを依頼した場合、成功報酬含め取得金の何%をお支払いすることになりますか?

今回は、通院慰謝料や後遺症慰謝料を合わせ250万円程度を相手方企業に要求していますが訴訟移行した場合に調停と比較しどの程度取得金が増えるか見込みがありますか?
(訴訟提起する場合、上記賠償項目以外に請求できるものがあればご教授願います)

現状、訴訟移行しても取得金額が大幅に増える要素がないと見越して、調停でできるだけ多く賠償いただきたい所存です。

弁護士様のお立場では訴訟移行を進めるのは必然と思いますが、大きなメリットもなく訴訟移行することは、私はあまり賢明とは思えないので質問いたします。

2016年03月18日 16時52分

大和 幸四郎
大和 幸四郎 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 佐賀県1
ありがとう
> 訴訟移行自体はできるでしょうが、仮に御事務所に訴訟手続きを依頼した場合、成功報酬含め取得金の何%をお支払いすることになりますか?
・本人訴訟をお勧めいたします。赤い本の後ろに記載例があるでしょう。
> 今回は、通院慰謝料や後遺症慰謝料を合わせ250万円程度を相手方企業に要求していますが訴訟移行した場合に調停と比較しどの程度取得金が増えるか見込みがありますか?
・あなたの請求が通る可能性があります。
> (訴訟提起する場合、上記賠償項目以外に請求できるものがあればご教授願います)
・逸失利益
> 現状、訴訟移行しても取得金額が大幅に増える要素がないと見越して、調停でできるだけ多く賠償いただきたい所存です。
> 弁護士様のお立場では訴訟移行を進めるのは必然と思いますが、大きなメリットもなく訴訟移行することは、私はあまり賢明とは思えないので質問いたします。
・事故日から年5分の遅延損が金がつきます。2年だと一割です。

話し合いは平行線と思います。

2016年03月18日 17時27分

相談者
大和様

丁寧な解説ありがとうございます。
3点確認させてください。
①今回は、交通事故ではなく加害者の故意による暴行傷害事件です。
本人訴訟で訴訟移行した場合も、「赤い本」の弁護士基準を根拠とした賠償請求
(通院慰謝料・後遺症慰謝料・逸失利益)の主張で問題ないのでしょうか?
⇒裁判となると、あくまで暴行傷害事件の場合、赤い本とは別の基準や判例をもとに判決がなされるケースはございませんか?昨年、知人の弁護士から聞いたところ、暴行事件で訴えを起こしてもせいぜい数十万円しか取得金が得られないとも聞きました。

②>・事故日から年5分の遅延損が金がつきます。2年だと一割です。
これは、暴行・傷害事件の発生日から支払い命令が下る日にちを起算して算定する場合でしょうか? 法定年利などが存在するのでしょうか?

③139万円を超える請求を出す場合、管轄が簡易裁判所でなく地方裁判所になると思います。地方裁判所での本人訴訟は、証拠集めなど含め弁護士の先生でないと手順を理解するまでが困難と伺っております。本人訴訟に関する大まかな流れと理解しておかなければならない手順のポイントをご教授願います。

2016年03月19日 10時38分

大和 幸四郎
大和 幸四郎 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 佐賀県1
ありがとう
> 丁寧な解説ありがとうございます。
> 3点確認させてください。
> ①今回は、交通事故ではなく加害者の故意による暴行傷害事件です。
> 本人訴訟で訴訟移行した場合も、「赤い本」の弁護士基準を根拠とした賠償請求
> (通院慰謝料・後遺症慰謝料・逸失利益)の主張で問題ないのでしょうか?
それに治療費、通院交通費、休業損害が加わるでしょう。
> ⇒裁判となると、あくまで暴行傷害事件の場合、赤い本とは別の基準や判例をもとに判決がなされるケースはございませんか?
・昨年類似事件をしましたが、裁判官の赤い本を参考にされていました。昨年、知人の弁護士から聞いたところ、暴行事件で訴えを起こしてもせいぜい数十万円しか取得金が得られないとも聞きました。
・その件で数十万いじょうでした。
> ②>・事故日から年5分の遅延損害金がつきます。2年だと一割です。
> これは、暴行・傷害事件の発生日から支払い命令が下る日にちを起算して算定する場合でしょうか?
・事件日から支払いが完了するまでです。
法定年利などが存在するのでしょうか?
5%です。
> ③139万円を超える請求を出す場合、管轄が簡易裁判所でなく地方裁判所になると思います。地方裁判所での本人訴訟は、証拠集めなど含め弁護士の先生でないと手順を理解するまでが困難と伺っております。本人訴訟に関する大まかな流れと理解しておかなければならない手順のポイントをご教授願います。
・赤い本の傷害の訴状に必要事項や数字を入れていくだけと思いますが・・・

2016年03月19日 19時54分

相談者
土曜日にも関わらず、御回答ありがとうございます。
最後の質問ですが、よろしければお願いいたします。

(以下引用)
>> ⇒裁判となると、あくまで暴行傷害事件の場合、赤い本とは別の基準や判例をもとに判決がなされるケースはございませんか?
・昨年類似事件をしましたが、裁判官の赤い本を参考にされていました。昨年、知人の弁護士から聞いたところ、暴行事件で訴えを起こしてもせいぜい数十万円しか取得金が得られないとも聞きました。
・その件で数十万いじょうでした。

上記について、暴行被害者側の明確な過失がないことを前提での質問です。
・通院慰謝料は弁護士基準で満額近い判断が下る判例が多いのでしょうか?
・後遺症については診断医師の後遺症診断書のみでCT等の他覚所見がない場合に、
裁判所は自賠責の14等級相当額を適用する事は多いのでしょうか?
(自賠責後遺症等級14等級相当の後遺症認定は自動車事故のケースでも審査が厳しいと記憶しています。)


⇒裁判をして、赤い本別表2通院八か月の通院慰謝料108万円が認められても、後遺症が認定されない場合は、調停の妥結金額と大差がない可能性もあると考えていたほうがよいでしょうか?

2016年03月19日 22時41分

大和 幸四郎
大和 幸四郎 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 佐賀県1
ベストアンサー
ありがとう
以下私見です。
・通院慰謝料は弁護士基準で満額近い判断が下る判例が多いのでしょうか?
@そうですね。ただ、暴行は故意犯なので過失犯(交通事犯)より高めのようです。
・後遺症については診断医師の後遺症診断書のみでCT等の他覚所見がない場合に、裁判所は自賠責の14等級相当額を適用する事は多いのでしょうか?
(自賠責後遺症等級14等級相当の後遺症認定は自動車事故のケースでも審査が厳しいと記憶しています。)
・わかりませんが、私見では厳しいと思います。
⇒裁判をして、赤い本別表2通院八か月の通院慰謝料108万円が認められても、後遺症が認定されない場合は、調停の妥結金額と大差がない可能性もあると考えていたほうがよいでしょうか?
・その可能性はあるでしょう。

2016年03月20日 07時44分

この投稿は、2016年03月18日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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