過去に判例のない形態の交通事故における過失割合について

私は本年3月3日に自車:右折 対 相手車:直進で交通事故を起こした者です。
現在この事故の過失割合に関して保険会社とのやり取りに疑問を感じ、相談させて頂きました。

今回の事故は自車・相手車双方の保険会社が「単純な右直事故ではない」としている複雑な事故です。
事故の概要としては、信号あり・右折レーン無しの片側一車線道路で、私は右折し側道に入るため右に寄り、対向車の途切れを待っておりました。
すると交差点内が混雑し始め、交差点内停車を避けるためか対向車の10トンダンプが対向車線停止線位置で停車、後続の小型ワゴン車も停車したことを確認したため、私は側道側へ向けて発進しました。
この段階で10トンダンプを含めて右左折の指示器は出しておらず、単に交差点手前にて停車です。
しかし対向車線より、10トンダンプ・小型ワゴン車の更にもう1台後方からのワンボックスカーが、小型ワゴン車と10トンダンプの左側を、ゼブラゾーンを踏みながら加速進入、自車への側面衝突となりました。
相手に怪我はなく、私は頭部、右肩打撲と頚椎捻挫となりました。

この事故に関しまして、自車側にのみドライブレコーダが搭載されていたため保険会社に提出を行いました。
しかし保険会社の説明では、「弁護士・調査機関に確認を取ったが過去にこのような判例がないため、通常の右直事故+αの過失割合になり、4:6程度(こちらに過失)になる」との暫定回答を得ました。

そこで以下の疑問がございます。
1.過去の判例が無いことを理由に単純に過失割合を決めるものなのでしょうか。
2.相手方は一切の事故調査協力をしておらず、私は積極的に示談に向けて状況説明等を進めているのですが、無駄な行為なのでしょうか。
3.今回の事故で保険は3等級ダウン、次回更新時に30万円相当の保険料が必要です。しかし今回の保険金支払額は50万円程度で完全にマイナスになります。この賠償はできないものなのでしょうか(保険会社からは理由なしに「できないしさせない」と言われております)。
4.今後、過失割合が変動することで私に利益・不利益は発生するものなのでしょうか。
質問が多くご面倒かとは思いますが、何卒ご教授頂ければと存じます。
宜しくお願い致します。
2014年04月16日 18時31分

みんなの回答

弁護士A
ありがとう
 「ワゴンカーが小型ワゴン車と10トンダンプの左側」とありますが、あなたから見て、左側という趣旨ですか。それともワゴンカー及び小型ワゴン車と10トンダンプの進行方向から見て左側という趣旨でしょうか。 

 「4:6程度(こちらに過失)になる」というのは、どちらの過失が6ということですか。

 

2014年04月16日 18時45分

相談者
<補足>
言葉足らずで申し訳ございません。追記させて頂きます。

>「ワゴンカーが小型ワゴン車と10トンダンプの左側」とありますが、あなたから見て、左側という趣旨ですか。それともワゴンカー及び小型ワゴン車と10トンダンプの進行方向から見て左側という趣旨でしょうか。 
 これは、「小型ワゴン車と10トンダンプ」の左側という意味です。
 左側追い越しという表現になるかもしれません。
 右折する予定だった私からは完全に死角の位置です。

>「4:6程度(こちらに過失)になる」というのは、どちらの過失が6ということですか。
 こちらの割合が6割とのことでした。
 良くても5:5とのことです。

2014年04月16日 18時55分

弁護士A
ありがとう
 一般に双方の信号が青の状態で、右折自動車と対向直進自動車とが衝突した場合には、過失割合は(右折車)80:20(対向直進車)となります(別冊判例タイムズ第16号60図)。
 もっとも、本件では相手方対向直進車が、先行停止車を左から追い越す形で強引に交差点に進入していることから、その分を重過失として考慮して20%修正し、(右折車)60:40(直進自動車)という過失割合を主張しているのだと思います。
 個人的には穏当な線かなという気もします。
 裁判になっても、別冊判例タイムズ第16号の基本的過失割合に20%を超える修正が加えられるケースは必ずしも多くはありませんので。

 別冊判例タイムズ第16号は、裁判例をもとに、事故態様ごとの過失割合の目安を示したものであり、実際の裁判でもよく引用され、判決・和解の参考とされています。
 ちょうどよい事故態様が無かった場合に、似たような事故態様を参考に、これに修正を加えて過失割合を検討するということは、しばしば行われており、保険会社の暫定的回答もそのような趣旨のものと理解でき、適当に決めたというわけではないと思います。
 
 自動車保険料の値上がり分が交通事故損害賠償訴訟で問題とされたケースは、(常時交通事故案件を20件以上抱えていますが)個人的には経験がありません。
 少なくとも示談段階では相手方は応じないと思います。

 賠償額は、損害額と過失割合とで決定されるので、過失割合は、あなたの賠償義務、賠償請求権の双方にストレートに影響します。

2014年04月16日 19時22分

相談者
弁護士A様

ご回答頂きましてありがとうございます。
過失割合が2割以上の変動は稀、保険会社が適当に決めたわけでは無い旨、とてもよく理解出来ました。

現在も過失割合等、具体的な金銭の流れや過失は決まっていませんが、お教え頂いた内容を参考に今後も示談を進めてまいります。

2014年04月17日 16時52分

この投稿は、2014年04月16日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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